第7試合 小峠vsタイチ 見どころ

「対抗戦ですから単に試合勝つだけじゃなくてすべてで上回らないと負けだと思います」 このタイトル戦が決まった直後、王者はこう語っていた。大阪プロレス時代、同じ関西を拠点とするドラゴンゲートとの対抗戦を経験し、やるかやられるかの闘いにおいて大事なことを小峠は体感してきた。それは受け身にならないということだ。
今回の試合はタイトルマッチであり、王者は迎え撃つ立場ではあるが受け身に回ったら負け。タイトル戦に至るまでの空気作りや口撃、そして試合での振る舞いや、ファンのハートを揺さぶること。すべての印象で上回らなければ、勝ったことにならないのが対抗戦なのだ。前哨戦では押されていた印象は否めない。しかし、小峠はやるべきことをわかっている。タイチはのらりくらりと自分のペースに持ち込んでくるはずだが、その世界観を崩すことが勝負のカギ。相手の印象をすべてかき消すような完勝を王者には期待したい。

 

PROFILE

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。1999年にベースボール・マガジン社に入社。『週刊プロレス』編集部に配属され、2007年から2010年まで同誌編集長を務めた。現在はライトハウスに所属し、野球、サッカーなど多数のスポーツ書籍、ムックなどを制作。日テレG+『プロレスリング・ノア中継』の解説も務めている。