
「再生だけじゃいけないと俺は思います。俺は…その先の光を皆さんに見せたい(中嶋)」1月7日(土)後楽園ホール大会 試合後コメント
◆試合開始前
<内田会長>「皆様、明けましておめでとうございます。本日より2017年プロレスリング・ノア、スタートします。今年のプロレスリング・ノアは『NOAH the REBORN』を合い言葉に、先輩たちが築き上げたこのリングを再び青より光り輝くエメラルドグリーンにするために、選手、スタッフ一同邁進していくことを誓います。本年もよろしくお願いします」
<潮崎選手会長>「皆さん、明けましておめでとうございます。2017年、『NOAH the REBORN』とありますように、選手会も、そして潮崎豪自身も生まれ変わりの年だと思っています。今年は選手会としても、いろいろとチャレンジしていきたいと思います。皆様、ご声援よろしくお願いします」
<GHCヘビー級王者・中嶋>「皆さん、明けましておめでとうございます。2017年、新たな出航です。新しい時代の光とともに、皆さんの心に残るプロレスをお届けしていきたいと思いますので、皆さん、今年もどうかよろしくお願いします」
◆第1試合 シングルマッチ
小川良成 vs 熊野 準
◆第2試合 シングルマッチ
Hi69 vs アレハンドロ・サエス
◆第3試合 シングルマッチ
原田大輔 vs 清宮海斗
【試合後の原田】
「なんのためにジュニアタッグのタイトルマッチ勝ったんやっていう話ですよ。あいつ(小峠)の花道を飾るために戦ったわけじゃないんで。腹立ちますよね。シングルもタッグも両方いっぺんに返上するって、あいつはノアジュニアをなめとんかって話ですよ。自分だけヘビー行きます、すぐにタイトルが組まれて。調子乗んなよ! 俺はな、ノアジュニアを侮辱する奴は絶対に許さんぞ!」
◆第4試合 タッグマッチ
モハメド ヨネ&齋藤彰俊 vs マサ北宮&拳王
【試合後の北宮&拳王】
<拳王>「俺はよ、2017年ヘビー級として行くって決めたんだよ。俺は必ずノアを一番の団体にしてやるよ。俺がこのノアをまた再び輝かしてやるよ! 俺はノアに懸けたんだよ。そして俺自身、拳王に懸けたんだよ。これからも俺から目を離すなよ。俺はベルトが欲しいんだよ。とりあえずヘビーのベルトなんでも狙ってやるぞ! なんだこの会社、小峠? ヘビー1戦目からタイトルマッチ? ナメてんのかよ! 誰が決めてんだよ? 会社? 違うだろ! 内田! テメェなんだよ! 内田! テメェふざけてんじゃねぇぞ? 俺がこのノアを変えてやるからな」
<北宮>「ヘビーでド頭で結果を出すあたり、さすが考えてこれまで踏ん張ってきた人間ではあるよ。彼の野心に俺も乗っかりたい。俺だってベルトが欲しいんだ。去年は最後の最後まで何もできなかった。一発目からこんなチャンスが巡ってきた。乗るしかねぇんだよ。よく見といてくれ!」
◆第5試合 GHCジュニア・ヘビー級王座決定戦
石森太二 vs 大原はじめ
【試合後リング上】
<大原>「皆さん、ありがとうございました。だけど、皆さんまだノアジュニアに対して不安がありますよね。今年は俺が…バイプレイヤーじゃない、脇役じゃない、ケンオーハラの大原はじめじゃない、新しい大原はじめがこのノアを、ノアジュニアをムイビエンにしていく。だから、またぜひ観に来てください。というわけで、みんなで今日もムイビエン!」
【試合後の大原】
<大原>「日本に帰ってきてもう9年くらい経つのかな。海外でベルトを2本巻いて、アレナメヒコとかで、落ちぶれちまって…やっと結果が出せました」
※原田がコメントブースに現れる
<原田>「おい、チャンピオンになったら休んでる暇はないぞ? 次、このベルトを懸けて俺と勝負や」
※原田は控え室へ
<大原>「原田が来てくれた。嬉しいな。タッグチャンピオンになってベルトを返上するはめになって、原田も色々溜まってると思う。このベルトを巻いて大きな声で『ノアのチャンピオンだ』って言うつもりはないよ。原田を倒してそれから大きな声で『ノアのチャンピオンだ』って言う。だから今は小さな声にしようかな」
―タッグのベルトとは重みが違う?
「やっぱり違うよ。最多防衛記録を持ってる石森太二から、俺からしたら練習生の頃から見ているチャンピオン、ちょっと周りの人とは違う。自分の中でも大きな壁を乗り越えた。これから胸張ってノアジュニアの舵をとって行くよ」
―原田から挑戦表明されたが?
「数は少なくなったかもしれないけど、ノアジュニアは素晴らしいムイビエンなレスラーがいっぱいいるから、原田、過去最高のタイトルマッチにしよう」
―どんなチャンピオンを目指す?
「ムイビエンなチャンピオン。と言うわけで2017年、大原はじめはノアジュニアをムイビエン」
【石森の話】
「いけると思ったんだけどね……完敗だったね。終わってみれば。でも、今日で自分の進むべき道が見えたんで、そこに突き進んでいきたいと思います。見ていれば分かる? そうですね。負けたヤツがペラペラしゃべるのも気が引けるから。興味があったら、また聞きにきて」
◆第6試合 GHCタッグ選手権試合
潮崎 豪&マイバッハ谷口 vs 丸藤正道&小峠篤司
【試合後リング上】
<拳王>「おい、小峠がヘビー級転向一発目でタイトルマッチっておかしくねえか? このノアをさらに大きくするのはこの俺だ。おい、そのベルトに挑戦させろ、コノヤロー」
<北宮>「ぶっちゃけた話だ、俺たち2人、お互いに考えている腹の中なんかどうでもいいんだ。ただひとつ、あんたらが持っているタッグベルト…共通の目標がある以上、ここに上がってきたんだ。日時、場所はどこでもいい。あとは会社に委ねよう」
<潮崎>「マサ、そして拳王。来るんだったよ、いつどこでやるとか言ってみろ、オラ! 今な、俺の目は血で先が見えねんだ。曇ってるんだよ。でも、ノアの明るい未来は見えてんだ! 谷口、どうするんだ?」
<谷口>「俺たちが誰とでもやってやるよ!」
【試合後の潮崎&谷口】
―小峠選手と戦った感想は?
<潮崎>「ジュニアからヘビーに転向っていうことで、それは並大抵の覚悟じゃないことはわかってるし。ノアジュニアの第一線を走って来た男ですからね。油断も何もしてません。このダメージ、この傷、俺たちが持っているこのベルト。それが今日の結果です」
<谷口>「ヘビー級への挑戦の覚悟はすごく感じて、一発一発もしっかりあったんですけど、気を抜かずに戦えたと思います」
―新たな挑戦者が現れたが?
<潮崎>「こうやって元ノアジュニアの人間たちが挑戦してくる。それは並大抵の覚悟じゃないってことはわかってるし、あいつらが2017年からのノアの先頭に行きたいって気持ちもわかる。でも、油断も何もないよ。正面から真っ向勝負。どんどん来いって。受けて立ちます」
<谷口>「拳王もヘビー級に転向して来て、しっかりとした気持ちを見せると思うんで、自分たちもそれに立ち向かって戦っていこうと思います」
【小峠の話】
「まだスタート…スタート地点やから」
【北宮の話】
「お客さんは良い反応だったよ。俺たちが思った通りの反応。(拳王は)あれだけ野心があって虎視眈眈とベルトを狙ってる。中嶋勝彦と組んだ時もそう、ヤツ(拳王)と組んだ時もそう。俺は少しでもすき間があれば突っ込んでいく。期待してくれ」
◆第7試合 GHCヘビー級選手権試合
中嶋勝彦 vs 杉浦 貴
【試合後リング上】
<中嶋>「時代を変えるって大変だなと思います。もう過去に戻すつもりはないんで。俺は、そして、このノアはもっと先を見なきゃダメだよ。そう、リボーン。再生。でも、再生だけじゃいけないと俺は思います。再生のその先の光を掴まなきゃ何も始まらないと思います。だから、俺は…その先の光を皆さんに見せたいと思います。なぜなら! 俺は! 止まらねえ!」
【中嶋の話】
※コメントブースに戻ってきた中嶋は立っていられず、地べたに座り込む
―去年1年を締めくくり、今年のスタートも中嶋選手で始まったが?
<中嶋>「そうですね。結果、良かったです」
―本当に厳しい試合だったが、振り返ると?
<中嶋>「覚えてないですね。記憶飛んじゃった。動いてましたか?」
―30分を超えたが?
<中嶋>「もうホントに気持ちだけです。でも、それだけ杉浦貴という壁、そして時代を変えるって大変なんだなと思います。実感しました」
―時代を取り戻そうとした杉浦選手を止めた勝ちも意味もある一戦だったが?
<中嶋>「はい。アンストッパブルですからね。俺は止まらない。俺を止めることは誰もできない」
―リング上で話していた「その先の光」については?
<中嶋>「そうですね。もっとこのノアのプロレスをたくさんの人に見てもらいたい。これはもう個人的な気持ちですけど。後楽園ホール、確かに素晴らしい会場です。でも、もっと上を見ていいでしょう。もっと後楽園ホール以上のお客さんたちに見てもらってもいいでしょう! それを一大会でも多く、形にしていきたいと思います」
―「NOAH the REBORN」の第一歩を踏み出したが、次に向けて一言
<中嶋>「そうですね。本当に再生だけじゃない、その先の光を掴むというか、俺たちが見せていくんで。そして、その先を俺が皆さんに照らし続けていきたいと思います」
※杉浦はノーコメント
