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【1.30後楽園はGJL2020優勝決定戦!】GLOBAL Jr. LEAGUE 2020【歴代優勝者の記録】

インフォメーション

現在、絶賛開催中のGLOBAL Jr. LEAGUE(グローバル・ジュニア・リーグ)2020!

今年はさらに層が厚くなったジュニア戦線にディック東郷やNOSAWA論外などの強豪が初参加。

リーグ戦予想をかき乱し、混戦の模様を呈している。

そんな1月30日(木)の後楽園大会で行われる準決勝&優勝決定戦を前に、歴代のリーグ戦の華麗なる歴史を知り、この大決戦に備えようと特集を企画。

過去4回のリーグ戦ではノアジュニア最強の称号を手に入れるため、ベストバウトに残る数々の激闘が繰り広げられました。

それぞれの優勝者が紡いできた「最強」の記録をご覧ください!

 

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——2009年 優勝者 金丸義信/準優勝者 獣神サンダー・ライガー

——2015年 優勝者 原田大輔/準優勝者 小峠篤司

——2018年 優勝者 鈴木鼓太郎/準優勝者 YO-HEY

——2019年 優勝者 HAYATA/準優勝者 タダスケ

—―今年のGJLの準決勝進出者は・・・

 

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«歴代の優勝者・準優勝者»

※写真、記事提供 プロレス格闘技DX

■2009年

優勝者 :金丸義信

準優勝者:獣神サンダー・ライガー

 

唯一のノア所属(当時)としてジュニアリーグ決勝トーナメントに駒を進めた金丸が、優勝決定戦でライガーを撃破。

第1回ジュニアリーグ戦優勝と第19代GHCジュニア王座戴冠を同時に成し遂げ、ノアジュニアの砦を死守した。金丸はジュニアタッグと併せてジュニア二冠王となった。
栄えある第1回のジュニアリーグ戦。KENTAの負傷欠場、鼓太郎のA型インフルエンザ感染とアクシデントが続き、決勝トーナメントに残った“ホーム"ノアの所属は金丸だた一人となっていた。
準決勝は健介オフィス(当時)の中嶋勝彦と対決。事実上のシングル初対決だったが、無敗でリーグ戦を通過してきた中嶋の勢いと猛打に押され、終盤には垂直落下式ブレーンバスターで大の字。さらには丸め込みも連発されるなど、硬軟織り交ざった若武者の動きに翻ろうされたが、ノアファンの大声援を背中に受けて乗り切ると、デスロールを避けての高角度前方回転エビ固めで3カウント。優勝決定戦に駒を進めた。

 

決勝の相手はライガー。小林邦昭をセコンドに従えたライガーは、場外で非情のパワーボムを決めて主導権を握ると、リング上では執ような足殺しで拷問。金丸の悲鳴が響き渡る展開が続く。反撃しても右ヒザに力が入らずに攻め手が続かない。逆にライガーが再び猛攻に出て、垂直落下式ブレーンバスター、雪崩式垂直落下式ブレーンバスターと大技を連発した。
もはやこれまで…と思われたものの、再びノアファンの声援に押されて金丸も肩を上げる。逆にこん身のラリアットで反撃し、垂直落下式ブレーンバスターでグサリ。返されても今度はタッチアウトでえぐるように突き刺し、ガッチリとエビで固めて3カウントをもぎ取った。

 

金丸「(玄藩が『ノアなんとかカップ優勝おめでとうございます!』と音頭をとって二人だけで乾杯。玄藩は取材陣に『お前らも飲め飲め。日テレのおごりだ』と暴走)出足もつまずき、途中もパッとしなくて、最後の最後でいろんなアクシデントもあり、気がついたら(ノア勢は)一人だったし。でもリングに上がれば一人なんで、最後俺で締めれたのはよかった。(玄藩が『よかったよかった。本当によかった』とうなずく)絶対外には出しちゃいけない気持ちがあったし、今までそういう経験してるから、そういう思いしたくなかったし、勝ててよかった。平柳の応援がよかったかな。(玄藩にビールをかけるフリをすると、玄藩はあわてて逃げる) (中嶋との準決勝を振り返って?)相手の様子みようと思ったら仕掛けてきたんでね。まぁ、勢いだけじゃ勝てないとこをみせてやりましたよ。(ライガーとの決勝については?)札幌でああいう形で3カウント獲られてやられた悔しさもあるし、2回も負けるわけにはいかない。最後は意地だけでしたね。(ライガーから猛攻を浴びたが?)俺が中嶋にキャリアの差をみせたように、経験、キャリアをみせられたね。でもまけられなかった。(玄藩が『気力だよ気力』と茶々を入れると)うるせぇ! いろいろ下から勢いよく突き上げてきてるんでね。平柳も含め。技術面は変わらないけど、こいつもいろいろ頭使ってるし。俺も足踏みしていられない。鼓太郎も(復帰は)時間の問題だと思うし、KENTA、丸藤も復帰してくるだろうしね。俺もどんどん前に進みたい。(ノアファンからの応援が凄かったが?)聞こえました。普段ないんでうれしかったです。(賞金の使い道を問われ、すかさず玄藩が『俺と半分ずつに決まってんだろ!』というと)うるせぇ!」

 

ライガー「悔しい。悔しいよ。奴のパワーはどこから来るんだ。(雪崩式ブレーンバスターを放った時は追い込んでいたが?)追い込んで、1発、2発追い込んでいたけどね。奴の目は飛んでたよ。セコンドの小林さんが『まだ来るぞ』って声が聞こえた。セコンドをお願いしたのに、ベルトを取れなくてこんな辛いことは無いね。ノアはアイツが来るよ。オレには何が足りなかったんだ…。次は一発で取ってやる。このままじゃ済ませない。ライガーは負けたまま終わらない」

 

 

■2015年

優勝者 :原田大輔

準優勝者:小峠篤司

“大阪ライバル対決"となったジュニアリーグ戦優勝決定戦で、Aブロック代表の原田がBブロック代表の小峠を熱闘の末に撃破。

序盤から手の内を知り尽くしたハイレベルな先の読み合い。白熱のシーソーゲームが続き、互いに優勢に立ってもキルスイッチと片山ジャーマンだけはしのぎ続ける展開が続いた。
終盤に入っても、小峠がダイビングボディプレス、高速ニーアタックを繰り出したがキルスイッチだけは決まらない。原田も強烈なエルボーやヒザ上への垂直落下式ブレーンバスターで巻き返したが、やはり片山ジャーマンだけは小峠も阻止し続けた。
それでもカウンターのニーアッパーに成功した原田が、こん身のローリングエルボーをズバリ。大の字に倒れた小峠を引きずり起こすや、変型ニーアッパーでアゴをカチ上げ、ついに片山ジャーマンで固めて完璧な3カウントを奪い去った。

2015・7・18後楽園大会では小峠に破れていた原田。青写真通りにジュニアリーグ戦決勝の舞台で雪辱を果たし、提唱者の一人としてジュニアリーグ戦初制覇を成し遂げた。試合後にはノーサイドを強調して小峠に握手を求め、思案の末に小峠もその手を握り返した。

 

【原田の話】「(試合後に小峠の手を取っていたが、どんな気持ちだった?)逆にどんな気持ちに見えました? (小峠の気持ちを背負っていくように見えたが?)そうですね。僕はジェスチャーをしたんですけど、もうそんな差とかいいかなと思って。もう関係なしにライバルとして認めますし、誰かが期待するんであれば…。これ以上は言えないですけど、そういうのもあるのかなっていうのは今日戦って最終的に思いました」

 

【小峠の話】「(最後、原田と言葉を交わしていたが?)まぁ、俺たちもう戦わなくていいんじゃねぇかって」

 

 

■2018年

優勝者 :鈴木鼓太郎

準優勝者:YO-HEY

ジュニアリーグ戦優勝決定戦で鼓太郎がYO-HEYに完勝。有言実行の優勝で「ノアジュニア崩壊」を宣言し、「A級戦犯」と断罪したGHCジュニア王者・原田に10・30後楽園大会で挑戦することが濃厚となった。
「今のノアジュニアは最弱」。そう言い放って古巣・ノアのジュニアリーグ戦に参戦した鼓太郎は、現王者の原田をも公式戦で破ってAブロックを突破。無敗でBブロックを抜けてきたYO-HEYとの優勝決定戦に臨んだ。

のっけから“現ノアジュニア最後の砦"となったYO-HEYへの大声援が後楽園を支配したものの、鼓太郎は冷静そのもの。序盤から非情のボディ攻めで主導権を握った。YO-HEYが反撃に出ても、スーパー顔面Gや低空顔面Gはことごとく切り返し、“序盤の貯金"を活かしたボディエルボーで再び流れをつかんだ。

 

それでも現ノアファンの歓声に応えたいYO-HEYもトラースキック3連発で反撃に出るや、鼓太郎のエクスカリバー(風車式ツームストン)も着地して4発目のトラースキックをズバリ。立て続けに今度こその低空顔面Gを成功させるや、すかさず正調顔面Gでのしかかって3カウントを迫る。肩を上げられても、スーパー顔面Gを完璧に決めてみせたものの、やはり3カウントは奪えない。
逆に鼓太郎は2発目のスーパー顔面Gを空中キャッチするや、パワーボムで叩きつける。さらにはYO-HEYを引きずり起こすや、タイガードライバー…ではなくレクイエムで叩きつけ、一気に完璧な3カウントを奪い去った。
「俺が出たら優勝は絶対」。完勝で涼しげに有言実行。マイクを握った鼓太郎は「これでノアジュニア、崩壊だな。やっぱりお前らは弱かった」と宣告した。ブーイングのなか、たまらず当時のGHCジュニア王者・原田が鼓太郎の前に立ちふさがったものの、鼓太郎は原田めがけて「あえてもう一回言ってやるよ。今のノアジュニアは…」と言いかけた。
すると原田もマイクをひったくって、「最弱」の言葉を言わせず。「ふざけんな。確かに今年はお前が優勝して、お前に俺は負けたが、俺もけじめつけるよ。俺の持ってるベルト懸けてシングルマッチや」と王者として鼓太郎を指名した。

 

【試合後の鼓太郎】
――改めて今の心境を
鼓太郎「当然でしょ。なぜタイガードライバーで勝ち続けてきた俺が決勝で使わなかったか。決勝でタイガードライバーを使う気持ちは1ミリもなかった。リーグ戦から(決勝の)戦いは始まってんだよ。頭使えって。これがリーグ戦の戦い方だ」
――YO-HEYについては?
鼓太郎「大変よく頑張りました。以上」

 

【YO-HEYの話】「ごめんなさい…ホントすいません…」

 

 

■2019年

優勝者 :HAYATA

準優勝者:タダスケ

RATEL'S同門対決となった今年のジュニアリーグ戦優勝決定戦は、熱闘の末にHAYATAがタダスケを破って初優勝。珍しく口を開いたHAYATAは、GHCジュニア王者・田中稔の眼前で「次は…ベルトや!」と宣戦布告し、一方で敗れたタダスケは涙にくれた。
“絶好調"のままAブロックをダントツで突破したタダスケと、混戦のBブロックを勝ち上がったHAYATAが頂上決戦で激突。タダスケのセコンドには原田、HAYATAのセコンドにはYO-HEYとそれぞれのタッグパートナーが就いた。
序盤から目立ったのはやはりタダスケの勢い。いきなりHAYATAのプランチャを空中キャッチしてのパワーボムでエプロンサイドに叩きつける荒技を繰り出した。
腰攻めに苦しんだHAYATAも、トリッキーにタダスケをかく乱して反撃。ロープワークや丸め込み合戦、同門だけに手の内を知り尽くす先の先の先までをも読み合う展開となったが、先に決定機を作ったのはやはりタダスケだった。
死角から突っ込む猛烈なショルダータックルでHAYATAを吹っ飛ばすと、スワントーンボムを投下。HAYATAのガードを破る地団駄ラリアットをぶっ放し、立て続けに2発目もクリーヒットさせてみせた。さらには必殺のアウトキャストで叩きつけ、勝負あったかと思われた。

 

だが、HAYATAも3カウントぎりぎりでキックアウト。逆に雪崩式のアウトキャストを、コーナー最上段での旋回式延髄斬りで振り切るウルトラCで切り返す。さらには転落したタダスケがロープをくぐろうとしたところで、ロープ越しのヘデックを繰り出し、タダスケの頭部がマットにめり込んだ。
それでもタダスケは続く正調ヘデックをかわして、奥の手の2PAC(回転十字固め)で丸め込んだが、3カウントは入らない。逆にHAYATAはタダスケの反撃にことごとくカウンターのトラースキックを合わせるや、再び正調ヘデックへ。一度は形が崩れたが、再度のトライで完璧に決め、熱闘に終止符を打つ3カウントが数えられた。
“RATEL'S4番手からの脱却"と初のタイトル奪取を目指していたタダスケは、やはり惜しくも栄冠を逃した形。
試合後にはHAYATAと抱き合ってノーサイドとなったが、悔しさのあまり、人目もはばからずに号泣した。

 

※HAYATA、タダスケともにノーコメント

 

 

—―今年のGJLの準決勝進出者は・・・

今年の準決勝進出者は、エディオンアリーナ大阪第2競技場大会の結果、以下4選手が各ブロックの代表に決定しました。
・Aブロック 小川良成
・Bブロック ディック東郷
・Cブロック 大原はじめ
・Dブロック 原田大輔

ブロック代表決定に伴い、1月30日・後楽園ホール大会の全対戦カードが決定しました。

 

<GLOBAL Jr. LEAGUE 2020 1月30日(木) 試合開始18:30 後楽園ホール>
■GLOBAL Jr. LEAGUE 2020 優勝決定戦
 小川良成vsディック東郷の勝者 vs 大原はじめvs原田大輔の勝者
■GLOBAL Jr LEAGUE 2020 準決勝
 小川良成 vs ディック東郷
■GLOBAL Jr LEAGUE 2020 準決勝
 大原はじめ vs 原田大輔

 

ノアジュニア最強は誰だっ!?
真冬にヤケドするような熱い熱い闘いを!
皆様のご来場お待ちしております!

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