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6・14ノアTVマッチ NOAH “GO FORWARD” powered by ABEMA 魂のGHC戦で三沢メモリアル…潮崎が齋藤下してV2 命日翌日に「前進」の誓い 試合後コメント

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魂のGHC戦で三沢メモリアル…潮崎が齋藤下してV2 命日翌日に「前進」の誓い▼「イニシャルM」が条件…武藤まさかのユニット結成 清宮に鬼の英才教育▼中嶋V1、次期挑戦者決定T提唱▼鼓太郎初防衛、カズ迎撃へ▼カシンがリデット社役員に? 杉浦は「接触回避」で対策?

 

試合詳細、コメントはノア公式携帯サイトでご確認ください。

http://dx-sp.gsj.bz

写真提供 プロレス/格闘技DX

 

 

第4試合 GHCジュニア・ヘビー級選手権試合

鈴木鼓太郎vs小峠篤司

【試合後の鼓太郎】
――小峠と戦ってみて?
▼鼓太郎「それより、どうですか? 俺のセカンドギアは。“フルスロットルvsセカンドギア"。そもそも、あの状況で(試合後に)出てくるのは、あいつら(FULL THROTTLE)なんじゃないの? リーダーなんでしょ?あいつ」
――リーダーについては軍団内で揉めているようだ
▼鼓太郎「もう揉めてんの!? 二人もまとめられないリーダーじゃ、リーダーと呼べないね」
――ギアはトップに入ることはなかった?
▼鼓太郎「トップになってないんじゃないの? 入れるギア間違えてんだよ。ギアがトップに入ってたら、リーダーって認められてたんじゃない?」
――カズが名乗りを上げた
▼鼓太郎「しばらくの間やってなかったけど、WRESTLE-1でイヤっていうほどやったし、シングルの戦績だって五分か、俺が負けてるくらい。俺が(全日本に参戦して)バーニングに入った時、一番最初のシングルマッチの相手で俺、負けてるからね。WRESTLE-1のクルーザー(王座戦)では借り返してるけど。組んでWRESTLE-1のタッグベルトも巻いてるし。手の内も実力も分かってる。だからこそ挑戦も受けたし。でもWRESTLE-1の活動中止がカズ・ハヤシを強くするのか、弱くするのか。そこは見ものだよね」
――ノアのリング、しかもGHCジュニアを懸けてとなると、過去のカズ戦とは意味合いがまったく違いそうでもあるが?
▼鼓太郎「シチュエーションは変わったけど、これ(GHCジュニアベルト)を通行手形にさせるワケにはいかないから。俺が小川さんから獲ったベルトだからね」
――杉浦軍ジュニアの勢力も再び拡大しつつあるが?
▼鼓太郎「カズ・ハヤシは杉浦軍ジュニアなの? また増えたのかよ。何なんだよ、ネズミ講みたいだな…」
――軍団抗争としても譲れない部分もある?
▼鼓太郎「杉浦軍、よく分からないけど、増えたり減ったり大変だね。会員数が。トップがちゃんとしないと、配るもん配れないんじゃないの? ネズミ講ってそういうモンじゃん。まぁカズ・ハヤシは、いち個人として俺は認めてるんで、そこはしっかり(挑戦を)受けますよ。ただ、お互い肌を合わせなくなって、数年経つからね。進化してんのか、キープしてんのか、退化してんのか。お互いガッカリさせないようにしないと」

 

【カズの話】「俺には何も無いからね。いちレスラーとして上に行く。そのためには通行手形として、あのチャンピオンベルトが絶対必要だから。それを獲りにいって、カズ・ハヤシが“いちレスラー"としてどこまで行けるか見せてやる」

 

 

第5試合

杉浦貴&桜庭和志&レネ・デュプリvsマサ北宮&征矢学&稲村愛輝

【試合後の杉浦軍】
――金剛と当たったが?
▼杉浦「まぁ、何回も当たっ…」
※そこへ論外が現れる
▼論外「久しぶりですね。あの、この前言ってた新しい杉浦軍のメンバー。ラスボスが呼べって言ってたから、“悪魔仮面"ケンドー・カシンを呼んだんで。今日は自分の試合終わったら帰っちゃったんですけど、次はケンドー・カシンと我々が組んで、ノアのリングで…。ラスボスが言ったんですからね! ケンドー・カシンを呼んでこい!って。責任とってくださいね! 俺はもう二次災害どころじゃない騒ぎになってて、言うだけ言って帰っちゃったんですからね! 桜庭さんも(カシンと)仲良いからよろしくお願いします!」
※論外は杉浦に責任を押し付けて去っていく
▼杉浦「いやいやいやいや…」
▼桜庭「僕、大丈夫ですから。ボスが大丈夫だったら…」
▼杉浦「いやいや、こりゃコロナが終息する前に杉浦軍が終息するんじゃないの? 大丈夫か…」
――『その名前だけは絶対にダメだ』とクギを刺していたはずだが…
▼杉浦「だって、もう試合したんだろ? ノアのリングにもう上がっちゃったんだよね? しょうがないな、もう。ウイルスに…とうとう。(※デュプリに)ウイルス、カシン」
▼デュプリ「ソウデスネ!」
――腹をくくるしかない?
▼杉浦「いやもう感染しないように。予防に徹するしかない」
――なるべく接触を避ける?
▼杉浦「そうだね」
▼桜庭「僕は“免疫力"があるから大丈夫」
▼杉浦「俺は抗体持ってないからダメだ。もうこっち(桜庭)に任せて」
――かつて東京ドームで一緒に組んでベルトに挑戦した気が…
▼杉浦「あんな前の抗体なんてもう効かないでしょ。…まぁ、創っていくしかないよね。これから」
――新しい杉浦軍の姿を?
▼杉浦「いや、抗体を」
――桜庭選手はカシン加入について?
▼桜庭「僕は全然大丈夫。あとはボスがどうするか…」
――まとめるのが一層大変になるが…
▼杉浦「まとまんねーよ(笑) まとまるワケないじゃん。任せるしかないよ。流れに。もう流れに乗るよ。身を任せるしかない!」
▼桜庭「まぁそれで面白いものが生まれるかもしれないし…」
▼杉浦「まぁここに抗体持ってる人がいるんで。………やっぱりこんな空気になっちゃうでしょ?(笑) カシンが来ると」

 

 

第6試合 GHCナショナル選手権試合

中嶋勝彦vs井上雅央

【試合後の中嶋】
――挑戦者として迎えた井上はどうだった?
▼中嶋「マサオはマサオ! 以上!」
――普段と違うとは感じなかった?
▼中嶋「どう思った?」
――あの手この手で来たとは思うが?
▼中嶋「どう違ったの?」
――基本的には普段どおりだったかもしれない…
▼中嶋「そんなこと言ったら可愛そうじゃん!(笑) ねえ? 彼が一番最初に俺が持つこのベルトに挑戦表明してくれたんだよ! その度胸だけでも凄いじゃん。俺、思わず『YES!』って言っちゃったんだよ。(TVマッチでの)挑戦表明、ちょうど観てたんだよ。観てたらスタッフから連絡きてさ、『観ましたか?』『観たよ』『どうですか?』『うん、YES』って言っちゃったよね。あの男気にYESだったね。でも、でも…マサオじゃなかったね」
――もっと違う刺激のほうが良かった?
▼中嶋「うん。でも確かに『誰の挑戦でも受ける』って言ったからね。ちゃんと言った以上は、行動に移したけど。でも違うからね。よく分かってなかったのかな。この赤ベルトの存在の意味が。ヘビーもジュニアも関係ない、壁を超えたベルトなんだよ。その意味があんまり分かってないよね。だから(挑戦者決定トーナメントを)提案させてもらった。このGHCの赤ベルト、欲しいだろ? どのGHCのベルトより可能性はあるし、ゾクゾクしない? トーナメント開催を改めて提案する」
――どのくらいの規模のトーナメントになって欲しい?
▼中嶋「出たい人全員。出ればいいじゃん」
――キャリアも関係なく?
▼中嶋「無いねえ。関係ないでしょ。ベルトの挑戦にキャリアも関係ないでしょ。そもそも俺は誰の挑戦でも受けるって言ってるから」
――ジュニアの選手に欲を出してほしい?
▼中嶋「まぁ別に関係ないかな。でも簡単なベルトじゃないよ? なんでか分かりますか? そう、俺が持ってるから。トーナメント出て、俺の挑戦権を得て、俺の目の前に来ることを楽しみにしてる。これまでノアでこんなこと無かったんじゃない? あれ…あったかな?(笑)」
――グローバル・ハードコア・クラウンという白ベルトが過去存在したが?
▼中嶋「俺は知らない♪ 俺いなかったし♪ まぁでも面白くなるんじゃない? どうですか?会社よ。俺の提案。返答待ってるよ」
――これからが赤ベルトの真骨頂?
▼中嶋「そうだね。ずっと考えてたんだよ。このベルトを持ってからさ。『この子はどうしたいのかな?』って。まだ二代目でしょ? 赤ん坊じゃん。一緒に育ててあげないと。(※ベルトをなでながら)可愛い赤子でしょ? でも、俺が立派に育ててみせる。楽しみに見ててくれ」

 

 

第7試合

武藤敬司&丸藤正道&望月成晃vs清宮海斗&谷口周平&モハメド ヨネ

【試合後の武藤&丸藤&望月】
▼武藤「清宮ですか? 実は俺の息子と同い年でねえ。息子はさ、プロレス界には入らずに普通の社会に行ったからね。本当はいつか闘ったり…っていうのを俺は夢見てたんだけど、それは夢やぶれて。だけど、同い年だからさ。“仮想・息子"じゃないけど。ちょっと張り切りすぎて、最初ケツ打っちゃってさ(笑) ケツ痛かった…。でも二人に助けられて、良い勝負できたかなと。ひとえに二人のヘルプあってのものですよ」
▼丸藤「いやいや、武藤さん。全然、思ってないんじゃないですか?」
▼武藤「思ってるよ!」
▼望月「ほぼ武藤さんが出ていたイメージがあったような試合でしたけど…」
▼武藤「いやぁ俺も今、必死だからよ」
――星一徹ばりに厳しく攻め立てていたが?
▼武藤「そうっすね。ホントに潰すつもりで行ってるからね」
――ああいう厳しい姿勢で試合をしたのは久々だったような気もするが?
▼武藤「あんまり過去のことは覚えてないから分からないけど、ただ正直、俺まだまだ引き出しいっぱい持ってるからね。違った武藤敬司でも勝負できるし。まだまだ胸を貸してもいいかな、なんて思ったりもしますよ。まぁそれよりね、今日は対清宮っていうよりは、この二人のパートナーが頼もしいこと、頼もしいこと。これからも組んで試合していきたいよなあ。やりやすいですよ。かゆいところにメチャ手が届く。女房でも気が付かないような場所に(笑)」
▼丸藤「奥さん怒るんじゃないですか?(笑) 僕も武藤さんと何回か肌を合わさせてもらって、今年で22年プロレスやって、武藤敬司という人と闘って吸収するのはもう諦めたんで、横に並んでまた違う形で吸収したいな…っていう。キャリア22年にして無理です。やっぱり武藤さんを吸収するのは。なので、ちょっと横に並ばせてもらって…」
▼武藤「おう、なんかやろう」
▼丸藤「はい、せっかくなんで。武藤さん、イニシャル“M"じゃないですか? 丸藤もMじゃないですか」
▼望月「あれ? 僕も…」
▼丸藤「Mじゃないですか」
▼武藤「え? でもプロレス界、いっぱいMいるじゃねーかよ」
▼丸藤「でも、ちゃんとこだわりを持ったMというか。なんでもかんでも…ってなると『僕もMです』『私もMです』ってなっちゃうんで」
▼武藤「MAZADAとかいるな。あれは除外か?」
▼丸藤「MAZADAさんは先輩なんで、除外とか言えないです(笑)」
▼武藤「あぁ、年寄りじゃないとダメなんだよな?」
▼丸藤「いや、若くてもいいんじゃないですかね。ちょっと敷居を高くして、イニシャルMの人間を集めないですか?」
▼武藤「20年ぐらい前によ、俺もnWoってユニットやってたでしょ? どうせやるんだったら、あれを上回るぐらいにしたいよな」
▼丸藤「はい、世界規模で」
▼武藤「世界規模のMがついてるレスラーを集めて? でも例えばさ、もうすんげー優秀なレスラーがいて、イニシャルがAだったら使わないの?」
※一同笑
▼丸藤「リングネームを変えさせましょう! 夢は広がると思いますよ。俺らどころかプロレス界にとって武藤さんっていうのは、世界のレジェンドなんで。この人がいるだけで、いろんな“M"のつく人間が集まってくるんじゃないかな」
▼武藤「おう、nWoの時みたいに著名人も入れてな」
▼丸藤「いいですね」
▼武藤「歌は今井美樹か? 『M』って歌あったよな? え? あれはプリプリか。あ、そっか(笑)」
――ユニットを作るということでいい?
▼丸藤「うん、ユニット。ユニット行きましょう」
▼武藤「じゃあ丸藤、早速名前つけてよ」
▼丸藤「そうですね! ちょっと考えます。僕も最近ユニットから外されてたんで」
▼武藤「俺もしばらくやってねえなあ」
▼望月「僕もDRAGON GATEでどこにも入ってないんで」
▼丸藤「どこにも入れさせてもらえない人間たちで(笑)」
▼武藤「でも俺、ユニット組んだらいつも潰してたからね! 創っちゃ潰れて創っちゃ潰れて」
▼丸藤「じゃあ潰れるまでの少しの間だけでも(笑) 面白くやりましょう!」
▼武藤「よぉ〜し“M"乗った! “M"乗ったぞ。もう少しプランニングしてな! オッケー! うぃ〜っし!」

 

【清宮の話】

「…自ら『武藤敬司と戦いたい』って言って、こんなザマになって本当に自分が憎いです。こんなチャンスを逃すなんて、本当に俺、バカなんじゃないかな?…って思ってます。やっぱり武藤敬司は強かったです。かなわない部分っていうのは、いっぱいありました。それでも俺はあの試合のなかで光はあったと思う。レスラーといて通用した部分はあったと思う。そしてその通用しなかった部分。それは何なのか。この先、ひとりのレスラーとして追求していきたいと思います。俺はこれで終わりにしたくない。こんな結果で皆さんの前に出てきてホントにバカだと思ってる。だけど、武藤敬司というあの世界に一人しかいないレスラーを、俺はどこまでもこれから追い続けていきたい」

 

 

第8試合 GHCヘビー級選手権試合

潮崎豪vs齋藤彰俊

【試合後の潮崎】
▼潮崎「ただ一言。6月のこの日にベルトを懸けて齋藤彰俊と為合(しあ)うことができて、俺はこの闘いに誇りを持ってます。齋藤彰俊としか、この試合はできなかった。その一言です」
――すべてを出して、すべてを受け止めたが、どんな気持ちが込もっていた?
▼潮崎「技に込める気持ちは、対角線に立ってる齋藤彰俊、その男を倒すため。その気持ちしか、込めることはできないよ。でも、この闘いはお互い単なる闘いじゃない。ただのGHCタイトルマッチでもない。二人にしか分からない闘い、それに込める思いをぶつけるだけでした」
――11年前の武道館から互いに紆余曲折があって、こうしてまたGHCを懸けて相まみえた
▼潮崎「そうだね。6月という時期に、こうして齋藤彰俊と向かい合った。このことを俺も望んでいたし、魂を感じることができて。まぁ俺は今日(急性虫垂炎手術からの)復帰戦だったけど、でも(今日のこの)ノアのリングに立てたことは本当に良かったと思います。だからこそ一発一発、魂を、気持ちをね、込めるしか無かったよね」
――過去を振り返るための闘いではなく、前に進むための闘いだった?
▼潮崎「うん。それは齋藤彰俊から挑戦状を受け取った時点で『前に進む闘いをするしかない』と。その気持ちで、齋藤彰俊と魂を込めた闘いができたことは良かったと思います」
――今日の闘いを経て、ベルトの輝きもひとつ増した?
▼潮崎「そうだね。光り輝いてると思うし、“齋藤彰俊と"だからこその輝きも持てました。感謝します」
――次の挑戦者は現れなかったが、改めてどう王者としてノアを引っ張っていく?
▼潮崎「うん、あと少しだと思うんだよ。このインタビューを見てくれてる人たち、そしてみんなに会えるのは、あと少しだと思う。それまで俺がこのベルト、守りますよ。このベルトを守って、このベルトを持って、みんなと笑顔で、会場で会いたいと思います。I am NOAH」

 

【齋藤の話】

「ご覧になってくださった皆様、本当にありがとうございます…!(※深々と頭を下げる) それと自分のファン…齋藤彰俊に期待して応援してくださった皆さん、すみませんでした! 結果はベルトは巻けずに…そこは素直に謝っておきます。でもね、三沢さんの(亡き)あと、潮崎とやるたびに、何の運命なのか宿命なのか分からないですけど、今回も思いっきり(戦前に)腰をやってしまって。前回潮崎とやった時もそう、今日もそう。でも、今回も不思議と会場に来るとピタッと治るんだよね。今日は本当に全力の全力を尽くしました。潮崎に…シオに思いっきりぶつかって、悔いのないくらい。ただ、今日は結果としては負けたけど、レスラーとして、試合として、強さとして負けたつもりは…これは無い! GHCのヘビー級っちゅうベルトがね、潮崎豪という男をベルトにふさわしいとして選んだ。それだけだと思います。今日、シオにもお礼を言ったけど、もの凄い思いで“緑"と一緒に今日来ましたけど、言い訳でもなんでもないけど、これは次に進むため、俺も潮崎も今日という“門"をくぐったということです。なので今日もガッカリするファンもいると思うけど、(今年2月の)30周年の時も言ったけど、俺はまだまだ落ち着かない! これが第一歩の始まり。次会う時、もう一回俺を見てくれって。必ず今日より前進してるから。これだけは約束するから。プロレスを観てワクワクしている人たち、皆さん…かつて俺もそうだったけど、俺は絶対にガッカリさせない! 俺は言ったことやるから。まだまだ…まだまだ!落ち着かないっ!! 今日はその第一歩!! ありがとうございました!!」

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