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6.12「CyberFight Festival 2022」に参戦する世界的スーパースター ロブ・ヴァン・ダムとはどんな選手なのか!?~フミ斎藤さん特別寄稿

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とてつもない超大物の久しぶりの来日である。RVDと書いてロブ・ヴァン・ダムと読む。

ニックネームは“One of a kind(唯一無二の存在)”。

トレードマークは、ロングヘアを後ろでタイトに束ねたポニーテールとダブル・ショルダーのシングレット・タイツ。シングレットといっても、RVDのそれはアマチュア・レスリングで使用されるシンプルなデザインではなく、シルクスクリーンによるカラーリングでさまざまなサイケデリックな模様が描かれている。

少年時代から空手、ムエタイ、テコンドーなど東洋の格闘技、ブルース・リーに代表される香港のカンフー映画にあこがれ、リングコスチュームの必須アイテムとしてジャパニーズ・スタイルの黒のレガースを着用。ロー、ミドル、ハイのキック攻撃のコンビネーション、ローリング・ソバット、トップロープからの“ライダーキック”を使う。
一撃必殺のシグナチャー・ムーブは、滞空時間の長いコーナーからの5スター・フロッグ・スプラッシュ(ダイビング・ボディープレス)。オリジナル技のローリング・サンダー(前方回転―前方宙返り―サマーソルトドロップ)、スプリット・レッグ・ムーンサルト(コーナー最上段からのムーンサルトの体勢―両大腿部の裏側でトップロープにバウンド―その反動を利して高速ムーンサルト)は幻想的な世界を奏でる。

 

1970年、ミシガン州バトルクリーク生まれ。本名ロブ・ソツォコースキー。ハイスクールを卒業後、あの“アラビアの怪人”ザ・シークのもとでプロレスの基礎を学んだ。トレーニング・パートナーは兄弟子にあたるサブゥーだった。

 

シークは、弟子をとらない、かんたんにはプロレスの技術を教えないオールドファッションなレスラー・プロモーターで、面接のさいにRVDがデモンストレーションした器械体操的な動きとその身体能力の高さを気に入り、入門を許した。シーク夫人のジョイスさんは「この子はレスラーではなく俳優向き」と評したとされる。

 

1990年、ミシガンでデビュー。ルーキー時代のリングネームはロビー・Vで、フロリダのインディー・シーンを放浪中にロブ・ヴァン・ダムに改名。アクション俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムにインスパイヤされての思い切ったオマージュで、それから数年後にヴァン・ダム本人とも対面した。
フロリダのインディー時代、同州オカーラ在住のドリー・ファンク・ジュニアと遭遇し、ドリーのブッキングで93年2月、全日本プロレスに初来日。97年6月まで約4年半、セミレギュラーとして通算11シリーズにフル出場した。この時代に小川良成が保持する世界ジュニアヘビー級王座(当時)に挑戦したことがある。
若き日のRVDがスタン・ハンセン、スティーブ・ウィリアムス、ゲイリー・オブライト、ジョニー・エース、ザ・パトリオットらとドレッシングルームを共有していたという事実は、いまになってみると不思議な感じがする。

 

 

アメリカ国内では、96年1月、ECW(エクストリーム・チャンピオンシップ・レスリング)に合流。当初は“ハードコア教祖”サブゥーのライバルとして、本拠地ECWアリーナ(ペンシルベニア州フィラデルフィア)でのシングルマッチ・シリーズが定番カードとなったが、その後、サブゥーと本格的にタッグチームを結成。このコンビでECW世界タッグ王座を2回保持した。ECWとFMWの業務提携ラインから、FMWのリングに登場したこともある。

ECW崩壊後は、2001年9月、単独でWWEと契約。WWEではインターコンチネンタル王座通算6回獲得。ハードコア王座通算4回獲得。ケイン、レイ・ミステリオ、ブッカーTとパートナーを代えながらWWE世界タッグ王座を通算3回保持した。“インディー嫌い”とされるビンス・マクマホンWWEオーナーも、RVDの人気と実力、つまり商品価値の高さを認めざるをえなかった。

2005年、RVDがそのビンスに“ECW再興プラン”を直談判し、同年6月、実験的プロジェクトとしてPPV “ワンナイト・スタンド=一夜の情事”(ニューヨーク・ニューヨーク、ハンマースタイン・ボウルルーム)が開催された。
RVDは、契約支配下選手としてはきわめて異例といっていい全権委任プロデューサーの立場でサブゥー、サンドマン、トミー・ドリーマー、マイク・アッサム(ザ・グラジエーター)、田中将斗らECW在籍時代の僚友たちをWWEのリングに引っぱり込んだ。

ECWは翌06年、ロウ、スマックダウンに次ぐWWEの“第3ブランド”として復活し、RVD自身は、同年6月11日、2度めの開催となった“ECWワンナイト・スタンド”でジョン・シーナを下してWWEヘビー級王座を獲得した。
同時期、“復活”ECW世界ヘビー級王者にも認定され、RVDはシーナ仕様の“くるくる回るWWEロゴベルト”とECW世界王座の2本のチャンピオンベルトをその腰に巻いた。WWEとECWの両世界王座を同時に保持したレスラーはRVDひとりだけで、ECWが消滅したいま、このめずらしい記録は今後も塗り替えられることはない。
2007年にWWE退団後は、TNA(現在のImpact)と契約し、同年、AJ・スタイルスからTNA世界ヘビー級王座を奪取。同団体には契約―脱退―再契約をくり返しながら2013年まで在籍。
その後、フリーエージェントとして全米に点在するさまざまなインディー団体で気ままな活動を継続しつつ、WWEとも90日サイクルの短期契約―脱退―再契約。2021年、WWEホール・オブ・フェームで殿堂入りを果たした。

 

キャリア30年を超えるレジェンドとなったRVDは、現在はアーティストとしての感覚で“一期一会”のプロレス活動をつづけている。RVDにとってプロレスは芸術であり、芸術家に引退はない。

現在は映画の都ハリウッドに在住し、少年時代からのもうひとつの夢だったムービーの世界にも進出。セリフのある俳優としてすでにハリウッド映画10数作品に出演した。
プロレスリングNOAHとの邂逅は、RVDにとっては聖地巡礼のような意味合いを持つ。四天王プロレスの流れを汲むNOAHは、RVDがどうしても体感したかった“あの闘い”の21世紀バージョン。ポニーテールが華麗に天空を舞う5スター・フロッグ・スプラッシュがもうすぐ日本のリングにみられる――。
 


特別寄稿/写真提供:フミ斎藤

 

★大会特設サイトはこちら

https://series.cyber-fight.co.jp/

 

【6.12全対戦カード】

○STARTING BATTLE KICKOFF~DDT提供タッグマッチ 15分一本勝負

マッスル坂井&納谷幸男 vs 高尾蒼馬&平田一喜

 

○STARTING BATTLE 2~TJPW提供10人タッグマッチ 15分一本勝負

ハイパーミサヲ&愛野ユキ&らく&原宿ぽむ&猫はるな vs 角田奈穂&桐生真弥&宮本もか&遠藤有栖&鳥喰かや

 

○STARTING BATTLE 3~DDTvsガンバレ☆プロレス対抗戦 15分一本勝負

坂口征夫&赤井沙希&岡谷英樹 vs 大家健&まなせゆうな&渡瀬瑞基

※STARTING BATTLEは13:00頃開始予定。

 

○オープニングマッチ NOAHvsDDT対抗戦 20分一本勝負

岡田欣也&藤村加偉 vs 小嶋斗偉&高鹿佑也

 

○第二試合 TJPW提供6人タッグマッチ 20分一本勝負

山下実優&伊藤麻希&長野じゅりあ vs 乃蒼ヒカリ&鈴芽&荒井優希

 

○第三試合 DDT提供8人タッグマッチ 30分一本勝負

飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ&今成“ファンタスティック”夢人&西垣”コーチン”彰人 vs 高木三四郎&ケンドー・カシン&青木真也&堀田祐美子

 

○第四試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権次期挑戦者決定4WAYマッチ 30分一本勝負

辰巳リカ vs 瑞希 vs 上福ゆき vs 渡辺未詩

※この試合の勝者が7月9日東京女子プロレス大田区総合体育館大会にてプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦します。

 

○第五試合 NOAH提供10人タッグマッチ 30分一本勝負

杉浦貴&藤田和之&マサ北宮&稲葉大樹&谷口周平 vs マイケル・エルガン&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr&レネ・デュプリ&サイモン・ゴッチ&Ⅹ

※この試合の「Ⅹ」は、6月7日プロレスリング・ノア後楽園ホール大会にて正体が明かされます。

 

○第六試合 DDT提供8人タッグマッチ 30分一本勝負

HARASHIMA&吉村直巳&クリス・ブルックス&高梨将弘 vs 上野勇希&勝俣瞬馬&MAO&朱崇花

 

○第七試合 NOAH提供6人タッグマッチ 45分一本勝負

ロブ・ヴァン・ダム&小川良成&HAYATA vs 清宮海斗&原田大輔&YO-HEY

 

○第八試合 NOAHvsDDT対抗戦 45分一本勝負

遠藤哲哉&秋山準&樋口和貞 vs 中嶋勝彦&小峠篤司&稲村愛輝

 

○第九試合 NOAHvsDDT対抗戦~ハードコアマッチノーDQルール 時間無制限一本勝負

拳王 vs 佐々木大輔

 

○セミファイナル プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負

<王者>中島翔子 vs 坂崎ユカ<挑戦者>

※第10代王者3度目の防衛戦。

 

○メインイベント GHCヘビー級選手権試合 60分一本勝負

<王者>潮崎豪 vs 小島聡<挑戦者>

※第38代王者は初防衛戦。

 

◆動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」では今大会を独占生中継致します。また、豪華ゲスト解説も決定しました。
・ケンドーコバヤシ
・岡田結実
・まつきりな
・谷真理佳(SKE48)

視聴には会員登録が必要です。月額費(税込900円)でNOAH、DDT、TJPW、ガンバレ☆プロレスの生中継、過去動画、バラエティー番組など全てのコンテンツが見放題となります。2週間無料トライアル機能もあります。13日以内に解約すると課金されません。

◆今大会のハッシュタグは「#cffes2022」です。

 

▼大会詳細▼

【大会名】CyberFight Festival 2022
【日時】2022年6月12日(日) 開場12:00 開始14:00
【会場】埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
【席種】

・CyberFightシート50,000円(当日51,000円/アリーナ1~3列目/非売品グッズ及び大会パンフレット付き)、

・アリーナS 20,000円(当日21,000円/アリーナ4~8列目)

・アリーナA 15,000円(当日16,000円/アリーナ9~15列目)

・特別リングサイド15,000円(当日16,000円/ひな壇)

・スタンドS 12,000円(当日13,000円)

・応援シート10,000円(当日11,000円/スタンドSとAの間)

・スタンドA 8,000円(当日9,000円)

・スタンドB 5,000円(当日6,000円)

・車椅子席 5,000円(当日6,000円)

※応援シートは、DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの団体ごとに応援グッズが付いたシートです。それぞれ枚数限定で販売いたします。
※車椅子席をご購入の方は、当日ご案内をさせて頂きますので、下記よりお問合せください。

https://www.ddtpro.com/contact


【販売場所】

公式チケット購入フォーム、チケットぴあ、ローソンチケット、e+ほか

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