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【N Innovation】 GHC Jr. HAYATAvs大原はじめ、敗者追放マッチ 覇王vsタダスケ、6.23新宿FACE大会 直前記者会見

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6月22日(水)、都内にてプロレスリング・ノアが会見を行った。「N-Innovation新宿FACE大会直前記者会見」とのタイトル通り、翌日に迫ったN-Innovation新宿FACE大会に参戦する選手が複数登壇した。

 

まず登場したのは、セミでペロス・デル・マル・デ・ハポンのNOSAWA論外、Eita、鈴木鼓太郎組を迎えて初防衛戦を行うオープン・ザ・トライアングルゲート王座チーム、原田大輔、小峠篤司、YO-HEY組。

小峠はコメントの冒頭、新宿FACE大会のチケットが「つい先ほど完売になりました」と報告。4月の両国国技館では集客に苦戦し、「我々も挫折を味わう結果となってしまった」というところからの反撃の第一歩。「もっともっと大きい会場をノアJrで埋めていけるように、力をつけていきたい」と語った。

 

原田は「明日は超満員札止めということで、たくさんのお客様の前で試合ができます。その舞台で改めてノアJrのすごさというのを、外にも伝えていきたい」とコメント。また、第1試合に出場予定だったアレハンドロが発熱のため欠場。代理として清宮海斗が出場することを発表。「アレハンドロは明日のために練習を重ねていて、悔しいことと思います。その分も俺たちがしっかりとN-Innovationを盛り上げて爆発させていきますので、期待してください」と語った。

 

YO-HEYは「全ノアJrの選手がいろんな思いを持って、この大会で戦いを挑むことになります。チケットはもうありませんが、WRESTLE UNIVERSEの独占生中継で盛り上がってください。また、『#NInnovation』をつけてツイートすれば、もっともっと熱い大会になりますので、そちらもよろしくお願いします!」とアピール。

 

質疑応答で「この先に完売にしたい会場は」と聞かれた原田は、「一つひとつ、この完売を続けていくことが、僕らには大事だと思うので、会場名とかと言うよりも、一つひとつ結果を作っていきたい」と回答。

 

またタイトルマッチへの意気込みについては「ペロスは僕たちと全く違う戦い方ですが、俺たち3人には俺たちにしかないプロレスもありますので、明るいプロレスでしっかり会場を盛り上げて防衛します」と必勝宣言。「ペロスはいろんな揺さぶりをかけてきてますが、ブレることなく、信じたプロレスで戦いたい」と気を引き締めた。また、ベルトの認定団体であるドラゴンゲートでの戦いにも興味を示した。

 

このところ、ノアのリングで試合ごとに王者チームが変わっているトライアングルゲート王座。ノアJrはペロスを下して、長期政権の礎を築くことができるのか?

 

 

 

続いては、セミで「敗者ノア追放マッチ」に臨む覇王とタダスケが登場。先に登壇したタダスケは、覇王が現れると激しく“ガンつけ”。明日の決戦に向けて闘志をむき出しにした。

「まあ正直、明日は勝つことしか考えてへんからな。これが最後の会見になるとも思ってへん。言うとくけどなあ、俺はノアやめる気はないねん。ノアでまだやり残したことがあんねん。それだけや」とタダスケは吐き捨てるようにコメント。

 

一方の覇王は深刻な表情で「ここに来るにも、自分の中ですごく葛藤があって。どちらかがこのノアを去る。負けるつもりがないのは僕も一緒なんですけど、その葛藤にも、たくさんのお客さんの応援や仲間の励ましで、ホントに乗り越えてここにたどり着くことができました。勝って、タダスケ、明日でお前の顔が見れなくなると思うと、うれしいよ」と語った。

 

質疑応答ではタダスケに「そもそもなぜ追放マッチなのか」という質問。タダスケは「一番は、覇王が目障り。でもそれだけやったらアカンやろ。それだけやねんけど、俺にもやっぱりリスクがほしかった。ハイリスクを得てハイリターンがあると思ってる。俺はこのノアでもっと名を上げたい。(ノアを)トップにさせたい。それやから自分にもリスクを背負う。それだけや」と回答。

 

その言葉を受けて、覇王は「覚悟を賭けるというのは、すごい分かります。両国では名前と髪を守りました。今回はこの追放マッチ、僕の中では本当に、2回死んでるのと同じ気持ちでいるんで、絶対に明日は僕が生き残ります」と決意表明。タダスケはシングルのベルト、覇王は自ら宣言している「ノアJrの顔」の座を掴むまではノアをやめられないとした。

 

ノアへの思いを問われると、タダスケは「ずっと大阪でフリーでやってて、まさかノアからオファー来るとは思ってへんかった。入った当初に、『お前ははじめから取る気なかったから』って言われて。腹立つやろ。絶対ここでトップ選手になったろうと思った。それだけです」とコメント。

 

覇王は「僕は高校2年生のときにノアの入門テストを受けたことがあって、熊本から飛行機で来て、夢破れて帰りました。それからこのリングに立つまでに14年かけて、まだその夢も半ばなので、この試練を乗り越えた先に絶対、輝かしい未来を掴むと自分で決めているので、明日は生き残ります」と答えた。

 

負ければノア・マットから追放という厳しいルールが課せられたこの一戦、果たしてどうなる?

 

 

 

会見の最後は、メインを飾るGHCジュニアヘビー級選手権の調印式の調印式が行われた。王者・HAYATAと挑戦者・大原はじめは調印書にサイン。

大原は「前哨戦、すごく手応えがありまして。試合を見たら分かると思うんですけども、試合の支配率はこの俺、大原はじめが9対1と圧倒的です。試合は負けたんですが、だからこそ、いい学びがあって」と、前哨戦で自信を得ての挑戦であることをアピール。

 

さらに「HAYATA、メチャメチャ口数増えてますよね。『余裕だ』と言ってますけど、それは動揺から多弁になってるのか、本当に余裕なのか。見てる人も俺をナメてる。俺は本当に腹が立ってるから。全て明日の試合で覆したい。このまま俺はキャリアを終えるつもりはないから。そして俺がチャンピオンになる!」とタイトル奪取宣言。

 

これに対しHAYATAは「前哨戦の結果を見ての通り、楽勝や」と、例によって短くコメント。これは本当に余裕の表れなのか。

 

質疑応答で、以前にベルトを奪っていったHAYATAという存在とベルトに対する思いを聞かれると、大原は「自分がベルトを取られてからもう5年になるんですけど、5年の月日を経てたどり着くわけで、俺としては非常に気持ちが入ってる。結果を出せない日々が続いてて、くすぶってるのは自分で分かってる。何としてもベルトを巻きたい。もっとノアを盛り上げていけるようになる大原はじめになりたいと思ってるんで、明日の試合は本当に全て変えてやりたい」とコメントした。

 

金剛に加入してからも結果が出ていないことについては「自分が一番よく分かってる。試合自体は勝ってない。でも前哨戦にはかなり手応えがあって、試合で負けてもプロレスで勝っているような状態。明日はプロレスでも勝って勝敗でも勝って、ベルトを獲ってその先にいきたいと思います」と力強くコメントした。

 

それを受けてと振られたHAYATAは「タイトルマッチについて、言うことはない」と、またも短文。次を見ているということかと問われても、無言のままだった。

 

雄弁に意気込みを語る挑戦者と、あくまで寡黙を貫く王者。超満員札止めの中、メインを制してベルトを巻くのはどちらだ?

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