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【8/14記者会見】GHCジュニアヘビー級選手権試合調印式&後楽園ホール大会直前記者会見 レポート

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2022.08.04

8月4日(木)、都内にてプロレスリング・ノアが会見を行った。翌日に控えた8・5後楽園ホール大会のメインで行われるGHCジュニアヘビー級タイトルマッチ、HAYATA VS 近藤修司の調印式をはじめとして、主要出場選手たちが意気込みを述べた。

 

 

 

メインのGHCジュニアヘビー級選手権に臨む第49代王者・HAYATOと挑戦者・近藤修司は契約書にサイン。まず近藤は「僕が前回GHCのベルトを巻いてた頃(2012年9月~2013年1月)はノア・ジュニアっていうブランドが確立されていて、他団体の選手も『あのベルトがほしい』というのがあった気がするけど、今はどうなのか、みんなよく考えてほしい。今、それを任されているのがHAYATA。今のノア・ジュニアの全員、その気がないんだったら、俺がベルトを獲って、ノア・ジュニアのブランドを俺が作ってやる」とコメントし、ノア・ジュニアの現状に喝を入れる。対するHAYATAは「過去のヤツと、これ(ベルト)を懸けてできるのは楽しみでしかない」と、例によってシンプルにコメント。

 

質疑応答に移っても、HAYATAは変わらず。近藤の印象も「答える必要はない。ただ、コイツはノアのベルトや」と、短いながらも決意のこもったコメントを残した。

 

前哨戦では「心理戦を仕掛ける」と意気込んでいたものの、手応えのなかった様子の近藤は「HAYATAはなかなか謎の多いレスラー。何を考えてるのかが読みづらい。明日は心理戦とか抜きにして、ただただ獲りに行きたい」と、ベルト奪取に集中することを示唆。HAYATAの試合ぶりについては「何でもできるのがストロングポイントだけど、弱点でもある。何が強みかは本番で探ります」とした。

 

近藤はノア・マットでは金剛の一員として戦っているが、ジュニアのベルトを獲れていない金剛ジュニアをも「シャキッとしてない」と一喝。「俺がノアのジュニアにやってきた意味、それが明日分かる」と意味深な予告を口にした。

 

8月5日はノアにとって旗揚げ記念日。その日のメインで戦うことについては「前回GHCジュニアを獲ったときには、自分は相当憎まれていた。今回の参戦はノアのため」と、冒頭のコメント同様にノア・ジュニアの全体像を意識した発言。近藤は勝った先にどういう未来を描いているのか、一方の王者・HAYATAは10年ぶりの戴冠を期して臨む挑戦者をどう迎え撃つのか。王者にとって4度目の防衛戦は激しいぶつかり合いになりそうだ。

ヒザの治療のため、約2ヵ月の欠場期間を経て復帰する丸藤正道は、セミで潮崎豪、杉浦貴と組んで小島聡、田中将斗、稲葉大樹と当たる6人タッグに出場。「今さら『頑張ります』みたいなコメントをするような年齢でもキャリアでもない。ヒザは自分の中でも試合できるんじゃないかという状態にまで持ってこれたので、明日は思う存分試合をしたい」と意気込んだ。

 

旗揚げ記念日の復帰については、「自分で言うのも何ですけど、『丸藤がいなきゃどうするんだ』というのもありますし、潮崎、杉浦というノアの初期のメンバーと組んで戦えるというのは、非常に意味のあること。その意味を伝えられるような戦いをしたい」と述べた。

 

なおヒザの状況に関しては「何があったというわけではなく、普通に過ごしている中でおかしいというのがあって、そこから悪くなってしまった。長年の蓄積で骨の隙間が1ミリもない状態だったのが、よくなってきた。ただ復帰が決まる前はやれる状態ではなかったが、決まってからは一気に回復した。自分で『いける』と思ってるから、いけると思います」と説明。

 

自身がリングを離れていた2ヵ月間にも様々な動きがあったが、「ノアはしっかり盛り上がっている部分と、まだまだ足りない部分も感じた。足りない部分には俺もまだ必要なのかなと。ノアの一つの柱として、僕も立ちたい」とコメントした。

 

その期間中に発表されたのが、武藤の引退だ。「近くで見ててコンディションも分かってたし、それでも戦い続けてくれたことに感謝しかない。もう一回触れたいかな、どんな形でも」と、引退ロードに関わりたい旨を表明しつつも、「試合で触れることができないなら、お酒の席でもいいです」とも付け加えた。

 

復帰後のビジョンについては「ダラダラしてるような時間は残されてないので、一気にいけるところまでいく。今月末にはアメリカも決まってる(8月28日、ニューヨークでの「House Of Glory Wrestling」に出場)ので、ノアを少しでも大きくする力にできれば。綺麗事だけじゃなく、ベルトもしっかり狙っていく」と語った。

その丸藤の口から発表されたのが、「N-1 VICTORY」リーグ戦に出場予定だったティモシー・サッチャーの欠場。ビザ発給の遅れによるものだが、代替選手は「若い力を見せてほしい」ということで、8・5後楽園で稲村愛輝と岡田欣也による出場者決定戦が行われることとなり、両選手が登壇した。

 

岡田はこれまでずっと結果を残せなかったので、リーグ戦も出られないと思っていた。チャンスも逃し続けてきたので、これが最後のチャンスと思って必死に食らいついて、今まで倒したことのない稲村を倒してリーグ戦に出たい」と意気込んだ。一方の稲村は「本当に出場したいです。この熱い思いをぶつけて岡田に勝って、N-1に出たいです!」と前のめりに意欲を示した。

 

2人は同期で同い年。だが現状、稲村はタイトルマッチのチャンスも掴み、昨年のN-1にも出場。先日はZERO-1のリーグ戦「火祭り」で準優勝という結果を残した。稲村は「火祭りの結果は火祭りの結果。このリーグ戦に出たいと、この1年ずっと思っている」と、過信することなく臨む決意を示せば、岡田は「僕は今までずっと第1試合で負け続けてきて、稲村は結果を残し続けてきたのをリングサイドで見ていた。何度もチャンスは巡ってこないと思うので、これは絶対掴み取りたい」と、逆境からの逆転を誓った。

 

同期の2人による出場権争奪戦。果たして夢への切符を掴み取るのはどっちだ?

第5試合は急きょカード変更となり、ウルティモ・ドラゴン、エル・イホ・デル・サントの参戦が決定。この2人と、チームを結成する清宮海斗、アレハンドロの4人が会見に参加した。

 

清宮とアレハンドロは「このカードを聞いて驚いた」と口を揃えた。アレハンドロが「間近で本物のスペル・エストレージャを体感したい」と語ると、清宮は「メキシコでは名前を知らない人はいないという大物との試合。ここでしか感じられないものを掴んで、N-1に持っていきたい。そしてノア・マットの良さを2人にも感じてもらえたら」と述べた。

 

ウルティモは「先日、自分の35周年記念試合が神戸であって、凄いスーパースターが来てくれた。せっかくの機会なので、ドラゴンゲートといい関係にあるノアさんのリングにもサントさんに上がってもらいたい。若い選手たちが、生きるレジェンドとリングでどう過ごして、どう体感するかが一番期待している部分」としつつ、「相手チームには強い選手がいる。拳王だっけ?」と確認しながら、アレハンドロに「サントさんには指一本触れさせないんで。頼むね」と、金剛からの“護衛”を依頼。また、清宮とアレハンドロには「直接教えるよりも、空気感を感じてほしい。控室でのやりとりや振る舞い、そういうところも見てほしい」と期待を寄せた。

 

これがノア初参戦となるメキシコの英雄サントは、「若い人と組むのはプロレス界の将来にとっても非常にいいことだし、楽しみにしている」とコメント。ルチャリブレを極めた2人の戦いが、金剛とどんな化学反応を起こすか。そこも後楽園大会の見どころと言えそうだ。