【記者会見】9.25 名古屋直前記者会見 GHCタッグ&ジュニア調印式 リポート!
9月20日(火)、都内にてプロレスリング・ノアが会見を行った。9・25愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会で行われるGHCタッグ・タイトルマッチとGHCジュニアヘビー級タイトルマッチ、2試合の調印式が行われ、王座を争う選手たちが顔を揃えた。
まず行われたのは第61代王者、鈴木秀樹&ティモシー・サッチャー組に、杉浦貴&小島聡組が挑戦するGHCタッグ・タイトルマッチ(王者組の初防衛戦)の調印式。混迷していたチーム名もどうやら「タカ&サトシ」に落ち着いたらしい挑戦者チームは、両者ともサングラスを着用してどこかで見たポーズを取る。続いて王者組が登場すると、鈴木秀樹が杉浦のサングラス姿をしげしげと覗き込む場面も。
契約書にサインすると、両チームが意気込みを述べた。小島が「9月3日に杉浦選手……タカ選手とタッグを組んで、体に電流が走りました。ビビビという感じの電気が流れて、挑戦するまでに至ることができて、ホントにありがたいです。GHCタッグ王者に必ずなりたいと思います」と言うと、杉浦は「大阪で初めて小島選手、いやサトシと組んで、全くビビビとも何とも来てないんだけど、なぜかサトシのペースに巻き込まれていつの間にかタイトルマッチに挑戦。決まったからには必ずベルトを獲りたいと思ってます」と、タッグ結成については微妙に噛み合わないながらも、ベルトへの意欲は一致している模様。
続いて王者組は、サッチャーの発言を鈴木が通訳。ティモシーが「モンダイナイ」と日本語で言うと、鈴木は「ノー・プロブレム」と見事な通訳ぶりを見せる。続いて鈴木は「ハッキリとした挑戦表明がないまま、最低でもそういう雰囲気を出すのかなと思ったら、そんな雰囲気もないままに、いきなりタイトル戦が決まって、この微妙な気持ちをそのまま名古屋にぶつけたいと思います」と、こちらも微妙な心境を吐露した。
質疑応答で相手チームの印象を聞かれると、小島は「正直に言うと、体も大きくて、全てにおいてパーフェクトなプロレスラーの2人だと思ってるので、すごく苦手なタイプです。だからこそタッグのベルトを獲る意味もあると思ってます」、「プロレス頭があるというのか、すごくクレバーでテクニックがすごくあるので、試合をやっててペースを掴みづらいというか、相手のペースに持っていかれるのがよくあるので、そこに気をつけて。本当に強いチャンピオンだと思います」と返答。王者チームはサッチャーが「杉浦と小島は個人個人でもすごく強く、チームとしても強い。だが俺たちは王者チームだ。俺たちはいつも一歩先を行っている」というようなことを話したかのように思えたが、鈴木の通訳によれば「俺はティモシー・サッチャー。杉浦&小島、いやタカ&サトシ、お前らをぶっ倒すために日本に来たんだ!」とのこと。
続いて王者チームがチームワークの進化について問われると、サッチャーが「マインドセットが同じだから、チームワークはすごくいい」と話したかと思われたが、鈴木によれば「見ての通り、今は空手のトレーニング中だ。俺がトレーニングを怠り弱くなれば、それでもインタビューに来るか? ファンも騒いでくれるか? 100万円持ってくるか? 消えな!」と、やや棒読み口調で通訳。
2人揃ってかけているサングラスについて尋ねられると、小島は「いや、偶然というか、全然示し合わせてもなかったんで、自分もビックリしてるところなんですけども。朝起きて、今日会見だという気持ちを自分で表しただけです」と説明したが、杉浦は「昨日の試合後に、サトシから『サングラスかけてこいよ』と言われました」と、あっさり暴露。これには小島自身が笑いをこらえきれず、「関係ないね」の決めゼリフも笑いながら発されることに。これには杉浦も「ちゃんと言うよ。関係ないね!」とフォローせざるを得ない事態に。
こうした挑戦者チームの様子についてどう感じるかと鈴木への質問が飛んだが、鈴木は「サッチャーが答えます」と返答。サッチャーは「2人はそれぞれに強い。俺は杉浦軍を、リーダーの杉浦さんをリスペクトしている」と答えたように聞こえたが、鈴木は「テメエのようなチンピラ記者がなれなれしい口をきくんじゃねえ!」と、まるで梶原一騎作品が乗り移ったかのような通訳ぶりを見せた。
挑戦者組、王者組ともにどうにも歯車が噛み合わないまま終わった会見だったが、25日のタイトルマッチはどうなるのか? かつてないほどに勝負の行方が予想できない激突まで、あと5日!
続いては、GHCジュニアヘビー級選手権に臨む第49代王者・HAYATO(6度目の防衛戦)と挑戦者・YO-HEYも契約書にサイン。まずYO-HEYは「何度かHAYATAの持つGHCジュニアのベルトに挑戦してきましたけど、本当にこれがラストチャンス、もうこの先はないと思うぐらいの気持ちで、全力でベルトを奪いにいきます」と意気込みを述べると、王者・HAYATAは「意気込みは、ない。勝って当たり前。そんだけや」と、普段よりは少し長く話した。
質疑応答では、かつてタッグを組んで盟友と呼ばれていた2人が、現在はお互いをどう思っているかとの質問が飛んだ。YO-HEYは「自分たち2人が並んだら『元パートナー』と言われるんですけど、今の自分の気持ちは、『元パートナー』とかではなく、今HAYATAはノア・ジュニアの顔だと思ってるんで、絶対王者みたいな感じですかね。正直そこは認めます。だから『元パートナー』どうこうではなく、現在のチャンピオンを倒して自分が新しい顔になりたいと思います」と回答。HAYATAは「組んでた時の方がまだマシやった。今はもう何も感じない」と、ここでもいつもより少しだけ長い返答。
両者が1年前に広島でタイトルマッチを行った時は、YO-HEYが自ら認めるほどの完敗だった。そこからの進化を問われるたYO-HEYは、「1年前の広島、そこからの両国、大阪府立、全部完敗でした。その時は正直『元パートナーのHAYATA』という気持ちが自分の中に甘さとしてあって、精神的にもそういった弱みみたいなものが試合で現れたんじゃないかと。今回は完全にHAYATAを倒すという気持ちしかないので、その気持ちはしっかり出します」と答えた。
ベルトへの思いについてはYO-HEYが「今日はいつもよりはかなり、この男もしゃべってますけど、まだまだ発言がないと思うし、GHCジュニアのベルト、プロレスにおいてベルトというのは看板、顔になってくると思うんですよ。このベルトを持って顔になることによって、今、ノア・ジュニア正規軍はいろんな発信をさせてもらってます。そういった部分でも、ベルトがあることによって、顔になることによって、幅広く、いろんなところにプロレスリング・ノアのプロレスが伝わると思うんで。個人としても、もちろんベルトがほしいです。そういった部分も踏まえて、新しい顔になりたいです」と熱く語ると、HAYATAは「何度やっても結果は同じや」と吐き捨てた。
21日には新宿FACEで「N-N-Innovation」と題されたジュニアだけの大会が行われる。両者はそこで最後の前哨戦を戦うが、YO-HEYは「それが最後の前哨戦にはなるんですけど、いろいろ考えてることもまだありますし、同じチームの小峠篤司、吉岡世起もジュニアタッグのタイトルマッチが決まってるんで、その試合で勝つことによって、名古屋でのタイトルマッチはいろいろ流れが変わってくると思うんで、当たり前に手は抜かず、全力でいろいろ仕掛けていきたいですね」と意気込んだ。
最後に、前哨戦の試合後、YO-HEYに2度襲撃され、KOされているHAYATAは「明日は試合中にやってこい」ともっともな提案をして会見は終了した。9・21新宿での最後の前哨戦、そして9・25名古屋でのタイトルマッチはどのような展開になるのか。最後にベルトを持ってリングの中央に立っているのはどちらなのか?
この2試合を含む9・25名古屋大会は、WRESTLE UNIVERSE独占で生中継される。