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グレート・ムタのラストマッチにスティングが連れてくるダービー・アリンとは何者だ!?

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 日米で一大旋風を巻き起こしたグレート・ムタのラストマッチに、アメリカで最大のライバルだったスティングが駆けつける。その舞台となるNOAH1・22横浜アリーナ「GREAT MUTA FINAL “BYE-BYE”」にスティングが連れてくるのが、ダービー・アリンだ。試合は、ムタ、スティング、アリンがトリオを組む6人タッグマッチ。初来日となるアリンは現在、スティングが認める正式なタッグパートナーなのである。

 

 1980年代後半から90年代のアメリカンプロレスを代表するスーパースターのスティングは、2020年12月にAEWに初登場。このときリング上で遭遇したのがアリンで、21年3月の初参戦からずっとコンビを組んでいる。スティングはここまで(22年12月13日現在)AEWで13試合をおこなっており、しかも全勝、そのすべてにおいてアリンと同じコーナーに立っているのだ。スティングにとってアリンは次代を託せる信頼の若手であり、アリンにとってのスティングはメンター。ムタと組むなら“スティング&アリンの師弟関係”を日本にも紹介したい、というのがスティングの希望なのだろう。

 

 スティングのお眼鏡にかなったアリン。まず印象に残るのが、顔半分に施したドクロのハーフペイントではないか。これは、彼の幼少期の経験(トラウマ)が元になっているという。5歳のとき交通事故に巻き込まれ、運転していた叔父が死亡。飲酒運転だった。もしかしたら、そのときアリンも命を失っていたかもしれない。「オレは半分、死んだも同然」。そんな思いを表現したドクロのペイント。アリンは破天荒でハチャメチャなムーブを得意としており、危険を顧みない命知らずの大技は彼の死生観から生まれていると言っていい。

と同時に、アリンはストレートエッジ、禁欲主義の理念を貫いている。飲酒運転による悲劇の記憶から、飲酒、喫煙、ドラッグを遠ざける生活を送っているのだ。シャープな肉体は禁欲の成果でもある。WWEでストレートエッジソサエティーなるユニットを率いていたCMパンクとは、彼のAEW初参戦&7年ぶりのプロレス復帰戦で闘った。

 1993年1月7日生まれだから、来日時には30歳になっている。もともとプロのスケートボーダーを目指していたが、14年にダービー・グレイヴスのリングネームでプロレスデビュー。16年からEVOLVEを主戦場としながら、北米のインディー団体を転戦した。18年6月には初のメキシコでAAAのビッグイベント「ベラノ・デ・エスカンダロ」に参戦、AAAメガ王座次期挑戦者決定6WAYマッチに出場した。18年9月にPWG「バトル・オブ・ロサンゼルス」に参戦し、19年5月にはイギリスのプログレスプロ「スーパーストロングスタイル16トーナメント」にエントリー。スケートボードをモチーフにしたスピーディーでトリッキーな動きから、海外のインディーマットでは知られた存在となっていく。

 

 そして19年6月、同年に旗揚げしたばかりのAEWと契約、6・29「フライヤー・フェスト」でコーディとのシングルマッチに抜擢されると、いきなり20分時間切れ引き分けの熱戦をやってのけた。試合内容でも高評価され、初参戦から4カ月後にはクリス・ジェリコのAEW世界王座に初挑戦。サミー・ゲバラ、ジャングル・ボーイ、MJFと並ぶ“若手4本柱”のひとりとして、ビッグチャンスが次々と与えられていったのだ。

 団体のナンバーツー的タイトルのAEW TNT王座が新設されると、初代王座決定トーナメントにエントリー。準決勝でコーディに敗れるも、20年11月、コーディへのリベンジを果たし初戴冠を成し遂げた。同王座は、ブライアン・ケイジ、ジョーイ・ジャネラ、スコーピオ・スカイ、マット・ハーディーを含む8度防衛。これはコーディ、ミロと並ぶ最多タイで、183日間保持は歴代最長だ(22年12月13日現在)。

 

 21年3・7「レボリューション2021」でスティングとのタッグが始動。シングルでもさまざまな試合形式をこなしているアリンだが、スティングとのチームでもストリートファイトマッチやテキサストルネードマッチ、ノーDQマッチなど荒っぽい試合形式で師をサポートしている。スティングからすれば、身長173センチ体重82キロのアリンにWCWのクルーザー級戦線や、TNA(現インパクトレスリング)でのXディビジョンを思い出させるのだろう。

 得意技はコフィンドロップ(トペ・レベルサ式背面アタック、背面からのダイビングボディープレス)、ラストサパー(スコーピオンデスロックに入るような体勢からエビ固めで押さえ込む)。トレードマークのスケートボードは入場だけでなく、凶器としても使われる。スティングがなぜアリンをパートナーに選んだのか。そしてなぜ、ムタの横に立たせるのか。1・22横浜アリーナのリング上から、その答えが見えてくる!?

(文・新井 宏)

★2022.9.23 AEWランペイジ

スティング&ダービー・アリンvsブロディ・キング&バディ・マシューズ

https://www.wrestle-universe.com/ja/videos/5FNvLGwrbM9KsdAbe7L26D

 

【1.22横浜アリーナ大会情報】

「ABEMA presents GREAT MUTA FINAL " BYE-BYE"」

・日程:2023年01月22日(日) 開始:15:00 / 開場:13:30

・会場:横浜アリーナ

 

【チケット料金】

・VIP席 100,000円

(1列目:プラ柵内、引退記念特典付き、専用入場ゲートからのご入場)※売切

・スペシャルシート 50,000円(2列目:プラ柵外最前列)※売切

・センターA席 20,000円

・センターB席 15,000円

・アリーナA席 12,000円

・アリーナB席 10,000円

・アリーナC席 7,000円

・スタンド席 5,000円

※本大会では、レディースシート、エキサイトシート、ソーシャルディスタンスシート、学生シートの販売はございません。

※車椅子、付き添いの方のお席はアリーナB席のご購入となります。事前にプロレスリング・ノア公式ホームページ、またはキョードー横浜までお問合せ下さい。

※未就学児は保護者の膝上にて無料(大人1名につきお子様1名)

 

【チケット販売所】

【チケットぴあ】

受付URL:https://w.pia.jp/t/great-muta/

 

【ローソンチケット】

受付URL:https://l-tike.com/great-muta-final

 

【イープラス】

受付URL:https://eplus.jp/muta/

 

 

 【チケットペイ】

受付URL:  https://www.ticketpay.jp/search/?category_id=Noah

クレジットカード決済またはファミリーマートにてお支払い、発券

 

一般発売開始とともにインバウンド向け販売も決定しました!
 
International ticket sales for Yokohama Arena, January 22, 2023.
 
受付URLはこちら!
 
チケットぴあ 11月12日(土)~

https://w.pia.jp/a/greatmuta22eng/

 
イープラス 11月15日(火)~
 
皆様のご来場、お待ちしております!

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