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2/21東京ドーム大会 試合後コメント 武藤引退、蝶野と“サプライズ引退試合"展開 「プロレス人生、最高に幸せでした」

インフォメーション

▼武藤ムーンサルトは放てず 介錯・内藤「最後まで執念感じた」

▼オカダが圧勝 清宮と“終結”宣言

▼清宮にジェイクが挑戦表明

▼ヒロム“運命の再会”AMAKUSAを熱闘撃破

▼石森が涙の介錯…NOSAWA論外が引退

▼宮原-中嶋再会にドーム興奮▼

小島がNOAH参戦に「区切り」

▼HAYATA復帰 宮脇はメキシコ再遠征へ

 

試合詳細、コメントはノアパートナー携帯サイトでご確認ください。

http://dx-sp.gsj.bz

写真提供 プロレス/格闘技DX

 

<STARTING BATTLE>
タッグマッチ 20分1本勝負
STARTING LOVE
マサ北宮 稲葉大樹 vs 稲村愛輝 矢野安崇

 

【試合後の北宮&稲葉】

▼北宮「武藤さんはひと段落かもしれないけど、俺たちはまだまだ次のタッグのチャンピオンシップも決まってるからね。金剛・拳王&征矢、一発目から強敵だけど、しっかり防衛する」

▼稲葉「今日、武藤さんの引退試合。俺はデビューしてからずっと武藤さんと一緒に歩いてきたんで、武藤さんがいなきゃレスラーになってなかったと思うし、その大会に北宮さんとこうやってタッグのベルトをもって出てこれたのはうれしいと思ってます。そして次はこのベルトをさらに防衛してどんどん強くなっていきます」

▼北宮「これ以上ない最高の舞台で引退されることをうらやましく思います」

▼稲葉「武藤さん、お疲れ様でした」

▼北宮「ありがとうございました」


8人タッグマッチ 20分1本勝負/東京女子プロレス提供試合
TJPW Spark
坂崎ユカ 山下実優 中島翔子 辰巳リカ vs 瑞希 伊藤麻希 渡辺未詩 荒井優希

【試合後の坂崎&山下&中島&辰巳】

▼山下「東京ドーム、あっと言う間でした。武藤さんの引退する日、本当に歴史的な日に東京ドームで、この東京女子プロレスでできたのは凄く凄く嬉しかったです。試合も最高でした」

▼坂崎「こんな運命的な出会いをさせていただいて、本当にありがとうございます。ますます武藤さんのおかげで、私たちもプロレス大好きになりました」

▼中島「まずこのような会場に呼んでいただけたことにとても感謝しています。ありがとうございます。東京女子プロレスは両国国技館のDDTのダークマッチから始まりました。今回、東京ドーム、アンダーマッチということなんですけど、我々東京ドームを目指しますと言っても想像できない未来じゃないと思ってます。これからも東京女子プロレスをよろしくお願いします」

▼辰巳「翔子と同じなんですけれど、またぜひ今度は東京女子全員で東京ドーム、ここに必ず戻って着たいと思います。今日はありがとうございました」

【試合後の瑞希&伊藤&渡辺&荒井】

▼渡辺「東京女子プロレス、渡辺美詩です。今日、東京ドームという大きなステージに立てて、物凄く記念的な大会に出ることができて、とても嬉しかったですし、東京女子プロレスって物凄く素晴らしい団体なんだよっていうのを多くの方に伝えることができたらよかったなと思いました。ありがとうございました」

▼瑞希「今日は東京女子プロレスとして出させていただいて、本当に素敵な日に出れて嬉しいなと思うし、ありがたいなと思いつつ、こんな素敵な日の一部になれたことがとても嬉しいです。もっともっと東京女子プロレスも大きくなって、単独でドームができるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

▼伊藤「東京女子プロレスの世界一かわいい伊藤麻希です。今日は東京ドームに立てて、本当に嬉しかったです。世界一かわいいナックルも東京ドームでできて、凄い嬉しいです。これが最後じゃなくて、また東京ドームで試合ができるように。東京女子単独でも、さっき言ってくれたんですけど、できるように、頑張っていきたいなと思いますので、頑張ります。今日はありがとうございました」

▼荒井「荒井優希です。今日は荒井が最後負けてしまって、物凄く悔しいんですけど、こんなに素敵なプロレスラーの皆さんと同じリングに立つことができて、凄く素敵な時間でしたし、もっともっといろんな景色が見れるように、自分も強くなっていきたいなと改めて思いました。ありがとうございました」

 

6人タッグマッチ 20分1本勝負
WORLD WARRIOR BATTLE
杉浦貴 小島聡 ティモシー・サッチャー vs ジェイク・リー ジャック・モリス アンソニー・グリーン

 

【試合後のジェイク&モリス&グリーン】

▼ジェイク「ネガティブなことを言うつもりじゃないけど、この前の大阪でジャックは負けて、俺たちも負けて。けど、これは大きな一歩だ。この東京ドーム大会のこの勝利に向けての。そういう風に思えば、ネガティブなことだってポジティブに捉えられる。そう思わないかい? そう思うでしょ? まあ、たぶん2人のほうがいろいろ話したいだろうと思うから、まずはジャックから。今日は俺のよくわかんねえ通訳より、ちょっと優秀な通訳がいるので、そっちのほうを聞いてもらえればなって思います」

▼モリス「ジェイク・リー選手が言った通り。今日、この試合に出られたことを本当に光栄だと思っている。京野試合を見てよくわかっただろう。俺たちGLG、今日はジェイク・リー選手がサッチャーから3カウントをしっかりと奪った。俺たちの活動はまだまだ始まったばかり。これからどんどんどんどん高みに上がっていくから、期待してほしい」

▼ジェイク「じゃあ、次。アンソニー」

▼グリーン「もう2人が言った通りだ。みんながこうして東京ドームで試合をすることを夢見ていると思う。そして、自分たちは夢が叶って、こうして試合をすることができた。GLGとして新たに歴史を創った。まだまだこれからどんどん上に上がっていく」

▼ジェイク「じゃあ、ここからが本戦なんでね。皆さん、楽しんでください。俺たちGLGからは以上です」


【試合後の杉浦&小島】

▼小島「東京ドーム大会、ありがとうございました。今日初めて対戦するジェイク・リー選手と何かあればいいなと思ってたんですけど、ちょっと触るタイミングを逃してしまったので、また次回あればいいなと思っています。そして今日、私から言わせてもらいたいのは、プロレスリング・ノアに来てからもうすぐ1年経ちます。で、先だってタカと保持していたGHCタッグチャンピオンベルトを奪われてしまいました。そしてもう1つ、今日、私の先輩、尊敬する武藤敬司さんが引退するこの場で、私は一旦ノアさんとは区切りをつけさせてもらいたいと思います。ありがとうございました」

▼杉浦「えっ? 聞いてないんだけど」

▼小島「言ってないから」

▼杉浦「まずマスコミに言う前に、俺になんで言ってくれないの?」

▼小島「言えるタイミングなくて、ちょっと」

▼杉浦「LINE交換して」

▼小島「LINEも結局まだ1回もしてなかったし」

▼杉浦「LINE交換して1回もしてない。なんでそんな大事なこと言ってくれないの?」

▼小島「いや、大事なんですけど、こういうところで言おうと思って。タカにも言えずに今日まで来ました。本当にありがとうございました。ただ、私は史上最大のXですから、いつどこでまたどんな風にして現れるかわからないので、それをまた楽しみにしてもらえればいいなと思っています。タカ」

▼杉浦「勝手に付き合おうと言って付き合って。勝手にもう別れようって、凄い勝手だよね」

▼小島「いや、付き合ってないです」

▼杉浦「パートナーとして付き合ってるでしょ?」

▼小島「パートナーとしては付き合ってたけど、そういうあれなんで。ちょっといろいろとね」

▼杉浦「結局、うちらの恋は契約だったってこと?」

▼小島「契約っていうそういう言葉がよくないんで。そういうのじゃなくて、自分のまた違った道を今回そういう出来事があったんで、また改めて」

▼杉浦「次はどこ行くの?」

▼小島「どことかじゃないです。そういうのじゃないですよ」

▼杉浦「全日本?」

▼小島「どことかそういうのじゃない。どことか、あっちとか、そっちとかじゃなくて」

▼杉浦「おい、全日本プロレス気をつけろよ。すけこましが行くからな」

▼小島「その言葉よくないです。せっかく真面目に言っているのに、そういう言葉はよくないと思う。とにかく本当にノアで試合ができたこと、これはもうずっと私の一生の思い出…思い出じゃないんだけど、これからまた何があるかわからないんで。今日まで過ごした時間は本当に大切な時間だったんで。タカもありがとう」

▼杉浦「いや、俺は納得いかない。そんな」

▼小島「1回締めて。またあとで、裏で話しましょう」

▼杉浦「話しましょう」

▼小島「ありがとうございました」

▼杉浦「こんな勝手に…」

▼小島「勝手とかじゃないです。自分の中で一応気を遣って」

▼杉浦「付き合おうと言って付き合って」

▼小島「だから、付き合っているんじゃなくて。そういうんじゃないんで」

▼杉浦「ベルトという価値あるものがなくなった俺はもう必要ないと」

▼小島「そうじゃない。ベルトが大事とかじゃなくて、そういうのじゃない」

▼杉浦「すけこまし! コジのすけこまし!」

▼小島「そういうんじゃなくて…」

※杉浦は去っていくが遠くから叫び声が聞こえてくる

▼杉浦「フラれた!」

▼小島「フラれるとかじゃなくて…」

▼杉浦「すけこまし! コジのすけこまし!」

▼小島「とにかくまた違った道で頑張っていこうと思います。ただ、ずっとノアには感謝していますし、またいつ戻ってくるかとかわからないんで。それはまたプロレスラーとして生きている以上はいろんなことがあると思います。本当にどうもありがとうございました」

 

<PRIMARY STAGE>

第1試合 10人タッグマッチ 20分1本勝負
NEW EXPLOSION
小川良成 Eita HAYATA クリス・リッジウェイ ダガ vs 小峠篤司 YO-HEY 吉岡世起 アレハンドロ 宮脇純太

 

【宮脇の話】「帰国後、タイトルマッチ全敗。俺がすすったメキシコの泥水はきれいすぎたと実感しました。明日から本物の泥水をすすりにメキシコに帰ります。メキシコでトップ、そしてNOAHジュニアでテッペンを獲るまで無期限でメキシコに行きます。以上です」

 

第2試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負/DDT提供試合
Dramatic Dream Future
MAO 勝俣瞬馬 上野勇希 小嶋斗偉 vs 遠藤哲哉 岡谷英樹 高鹿佑也 正田壮史


【試合後の上野&MAO&勝俣&小嶋】

▼MAO「これ場内に入ってる? ドームに響いてたらどうしよう。チェックチェック。勝利者からね」

▼上野「僕たちThe 37KAMIINAは普段からDDT、゜ロレス界とサウナ界を、サウナのようにしてやろうという心持ちでやっているんですけど、武藤敬司選手の引退興行、今日のこの東京ドームがプロレス界のサウナですね。僕たちも人を熱くして、こんな凄い大会を開けるような立派な選手を目指したいと本当に心から思いました。今日は僕たちに試合させてくれて、本当にありがとうございます」

▼MAO「いやいや、すごいよ。みんな緊張しすぎよ。僕はね、別にこれが地方のどこの大会だろうと、東京ドームだろうと、いつも通りの、ありのままのMAO、DDT、The37KAMIINAをお届けしましたよ。提供試合ってそういうことじゃないですか。そして僕たちの提供試合で会場のボルテージがちょっとでも上がって、最高のメインイベントにつなげられたらなってことで。今日はNOAHも武藤さんもドラマティックドリームチームって僕は思ってますけどね。ホントありがとうございました」

▼小嶋「自分は東京ドームのリングに立つこともうれしいけど、The37KAMIINA4人…今アメリカに竹下さんがいて、竹下さんも僕らの中には一緒にいて、5人で東京ドームに立ててめちゃめちゃ僕はうれしいです。もう一度、僕はThe37KAMIINAで東京ドームに戻ってきたいと思います」

▼勝俣「僕たちが思ってることはみんなが言ってくれたんで一つ。次はDDTが、DDTで東京ドームに立てるように頑張ります」

▼上野「僕たちThe37KAMIINAがDDT、高木さん、HARASHIMAさん、お世話になってるみんな、東京ドーム連れてくんで、これからも応援よろしくお願いします」

▼勝俣「じゃあ、最後いきましょう。せーの!」

▼全員「熱波wer!」


【試合後の遠藤&高鹿&岡谷&正田】

▼遠藤「まずは武藤敬司選手の引退興行・東京ドームに我々DDTプロレス提供試合を組んでいただいたこと、非常に感謝しております。ありがとうございます。今日はThe37KAMIINAvs遠藤哲哉、高鹿佑也、岡谷英樹、正田壮史。我々のチームは全然ユニットとかではないんですけど、このメンバーに自分も含めて入れたっていうのは彼ら3人の努力の結果。普段から頑張ってる姿勢っていうのが会社にも見てるお客さんにも伝わったから、DDTのほうもこの3人を胸を張って東京ドームのリングに立たせようと思ったから、このメンバーが選ばれたと思うので。今日は負けてしまったんですけど、我々は胸を張ってDDTのリングに戻りたいと思います」

▼高鹿「試合には勝てなかったんですけど、武藤さんの引退興行でDDT提供試合で僕たち出させてもらったのが今後のレスラー人生にもすごい糧となることだと思うので。今日の経験をもとに、また明日から頑張って、ちょっとでも強くなれるように頑張ります」

▼岡谷「まず、この興行に呼んでいただき、ありがとうございます。ここまで光栄なことは今後ないと思うので、すごくいい経験になりました。個人としてはあまりいいイメージを残せなかったので、ちょっと悔しいですけど、これを糧にしてもっと頑張りたいと思います。ありがとうございます」

▼正田「今日負けてみた天井は一生忘れません。次は絶対にDDTで、DDTが東京ドームで試合をして、次こそ悔しい天井じゃなくて、幸せの天井を見たいと思います」

▼遠藤「DDTから目を離すな」


第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
DRAGONGATEvsNOAH
シュン・スカイウォーカー KAI ディアマンテ vs 丸藤正道 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ニンジャ・マック


【試合後の丸藤&ワグナーJr.&ニンジャ】

▼丸藤「DRAGONGATE、面白いじゃないですか。でも、みんなも見た通り、あれがあいつらの全力じゃないと思うから。いいよ。またやろうよ。ねえ? やり足りないよ、俺たちも。この2人が強力過ぎて。まあでも、もっとやれるんだろ? あの3人は。いつでもやりましょう。楽しかった」

▼ワグナーJr.「こうして夢が叶って、東京ドームでの試合に出ることができて、凄く嬉しく思っている。ただ、今日はちょっと複雑な気持ちで、2つの思いがあった。こうしてNOAHとして、丸藤選手、ニンジャ・マック選手と組んで試合ができたことは嬉しく思っているが、対戦相手で、同じメキシコ人同士だったディアマンテ選手の状況が気になっている。明日になって良くなってればいいなとおもっているので、今はちょっと複雑な感情だ。ただ、今こうしてベルトを持っているのは俺。いずれにしても挑戦者が現れなければいけないと思っている」

▼ニンジャ「本当にNOAH最高だよね!」


第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
AJPWvsNOAH
宮原健斗 諏訪魔 青柳優馬 vs 拳王 中嶋勝彦 征矢学

【試合後の拳王&中嶋&征矢】

▼中嶋「健斗、久々の会話を楽しみにしてたけど、まだ俺たちには必要なかったな」

▼拳王「おい、世界タッグ王者から獲ったよな。これがどういうことかわかるか?」

▼征矢「拳王さんの言った通りだ。次、俺と拳王はGHCタッグに挑戦するが、今日、拳王さんが世界タッグのチャンピオンから3カウント獲ったぞ。この勢いで俺と拳王で全日本プロレスの世界タッグのベルトに挑戦する。いいか、GHCタッグ、世界タッグ両方獲って統一してやる。タッグの統一だ! 俺たちの勢いは止まんねえからな。見とけよ」

▼拳王「見とけよ、おい」


【試合後の諏訪魔&青柳】

青柳「俺だけ? 俺だけ? はあ、はあ、はあ、プロレスリング・ノアのファンの皆さん、はじめまして。世界タッグチャンピオンの青柳優馬です。おい、金剛。拳王、貴様! 今日は負けたけどな、いつかな、この俺、青柳優馬、お前に勝つ存在になる! この青義優馬は拳王、貴様に勝つ存在になる! いいか、覚えとけ。俺の名前は青柳優馬だ! コノヤロー。お前も俺を覚えとけ!」

※あとからやってきた諏訪魔と押し問答を繰り広げる

▼諏訪魔「うるせぇ、お前。お前が負けたんだ」

▼青柳「お前のせいだ!」

▼諏訪魔「何やってんだ? お前のせいなんだよ」

▼青柳「お前のせいだ!」

▼諏訪魔「やってやるからな。今度新木場でお前をやってやる」

▼青柳「お前地獄に堕としてやるからな」

▼諏訪魔「お前が堕ちてんだよ、今。見たか? おい。金剛? なんだお前。もっとお前、骨を折らせろ。やり足りねえな。まだまだかかってこいって言うんだよ、コノヤロー。俺からいっちまうぞ。赤いチームは全日本、ブードゥー・マーダーズだけでいいんだ。それだけ覚えとけ、金剛。拳王だ、特に。お前が責任取れ」


【試合後の宮原】

▼宮原「さぁ、さぁ、さあ。始まりましたね。プロレスリング・ノア、中嶋勝彦よ。10年ぶりか。リング上で見たてめえの目はどうやら昔のままだったな。ただな、今日はごあいさつ程度だ。ほんのほんのごあいさつ程度だろ? 中嶋勝彦。お前も心の中ではそう思ってるはずだ。まあ、NOAHでどんな感じでやってるのかなんて、俺には知ったこっちゃねえ。てめえの性格は俺が一番知ってるからな。てめえは心の奥の底の底では俺の存在が悔しいはずだ。ただ、マスコミがなんて聞こうと、彼はそう答えないだろうな。彼は悔しいはずだ、この俺の存在が。あんたとの再会、次があるのかないのか。ただ、このマークを見てわかる通り、俺がNOAHのマイクを持ってんだ。無いことはないんじゃねえか? そして俺がわざわざNOAHに来てんだ。解説席でボーッと見てるヤツが1人いたな。ああ!? 解説でなに語ってるんだ、北宮。お前が俺と中嶋勝彦の試合を解説するほど業界的に言えば顔じゃねえぞ。なに座って呑気に見てんだ。てめえが解説できることなんかこれっぽっちもねえ。おい、せっかく俺がこのNOAHという言葉を何回も口にしてんだ。北宮光洋、お前今日、あいさつなかったな、俺に。おい、俺の古巣はあいさつに厳しいぞ。北宮光洋、お前に言っておくよ。お前はよく知っているだろ? 今月何があるか。2月27日、俺の誕生日だ。いいか、北宮光洋。お前に1つだけ言っとくぞ。解説席から見てねえで2月27日、全日本プロレスのリングにあいさつに来い。いいな。お前はなにを教わった? 健介オフィスでな。挨拶を忘れるなよ。2月27日、全日本プロレスにあいさつに来い。わかったな?」

――10年ぶりに戦った中嶋選手はあの時と違った?

▼宮原「10年経てばいろいろあるでしょう、お互い。ただ、久しぶりに目が合って、彼はあの時のままでしたよ。あちらがどう思うかは聞いてくださいよ。ただ、彼は正直に答えないだろう。1人で考えるんじゃないですか」

――この続きを宮原選手は望む?

▼宮原「ああ、望むことだ。プロレスファンは望んでるんだろ? 俺の耳には届いてるぞ。てめえがなんて言うかしらねえがな、スカした態度で来ても、てめえの目はメラメラメラメラ燃えてたからな。再会を待つプロレスファンがいればあるんじゃないか。北宮光洋わかってるな。あいさつだ、あいさつ」


<MASTER STAGE>
第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
FINAL DE LUCHA
外道 石森太二 vs NOSAWA論外 MAZADA

【試合後の論外】

▼論外「最後の外道、石森太二とのこのサインは、俺、明日からBULLET CLUBかな? 面白いことも言えないし、今日も本当にきつくて。昨日言った通り、プロレスラーとしてはもうとっくに終わってる中で、最後段取りが天才的に俺は凄いから、自分の死に場所を東京ドームというところに選んだんだけど。もう5分もリングに立てない体だけど、28年間、プロレスやってきた中で、一番いい試合だったんじゃないかな。まあ、特に今日が最後だからって特別になんかそういう気持ちはまったくなかったんだけど。本当は辞めたくないからさ。なんだろう、こんな感じになっちゃって。いや、今までこんなプロレス界じゃない、世間の問題児をいろいろしてくださって、ありがとうございました。特に俺からは…。そうだ。1個ね、今日で今現在俺はプロレスラーじゃなく、ヨカタというか、一般人なんで。とりあえず今、28年間の俺の人生を『NOSAWA論外自伝 人生ハードコア(仮)』で、徳間書店さんと制作にあたっているので。これも1冊じゃなく、10巻ぐらいまでにしたら、印税でたぶん食べていけると思うんで。ちょっと今から文化人として、NOSAWA論外はやっていくので。本当に今までありがとうございました。なんかあれば。今日ぐらいしか。もう辞めるヤツの話を聞いてもしょうがないと思うんであれなんだけど。特になければもうしんどいんで。普通の人になるんで。大丈夫そうですね?」

――最後、リング上で倒れている時、どんな思いが巡った?

▼論外「なんだろう? ああ、終わったなって感じですね。でも、俺本当に辞めるんですかね? いや、辞めますよ。見ての通り動けないんで、もう。でも、いろんな人のおかげで最後来れたんで。本当によかったです。特になさそうですね。メイン武藤さんだから、当然記事にもならないと思うんで。大丈夫ですよ。でも、本当にありがとうございました。帰ります」


【石森の話】「何とも言えない気持ちだよ。20年前に出会ったときはまさか今、俺がNOSAWA論外を介錯するとは思わなかったけど。俺たちの関係はほとんど知らないヤツらが多数だと思うけど、ホント語り尽くせない部分、たくさんの思い出がある。(言葉に詰まりながら)それを言葉にすればするほど安っぽく見える。プロレスには地獄の世界を生き抜いてきた俺たちみたいに一切世に知られない、こういう物語があるっていうのも知ってほしい。そして、(涙ぐみながら)この時代にNOSAWA論外っていうプロレスラーがいたこと、忘れないでほしい。ダメだ。うまくしゃべれねえや。今日ここまでだ」


第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
TOKYO TORNADO
高橋ヒロム vs AMAKUSA

【ヒロムの話】「ずっと剣舞、剣舞、剣舞、剣舞って、剣舞だと思ってた。完全に『TOKYO TORNADO』ってタイトルがついてたからね。これは確定なんだと、相手は剣舞なんだと、そう思いながら。でも、それでも剣舞って言っちゃうのはきれいじゃないなと思って濁しながらやってきました。あおってきました。もちろん試合始まって途中まで剣舞だと思って試合しました。だから剣舞、剣舞と何度も叫びました。(てのひらに)けん・ばいって書いてあるしね。でもさ、戦ってるうちにわかったよ。剣舞じゃなかったな。あれは正真正銘のNOAHのジュニアチャンピオン・AMAKUSA選手でした。マスクまで持ってきたんだけどさ、もう剣舞選手の手がかりも何もないですよ。ずっと剣舞だと思ってたからね。だからリングに置いてきました。もう俺にはいらないです。俺10年間持ってました。でももういらないです。今日が約束の試合…じゃなかったみたいです。剣舞じゃないな。剣舞じゃなかった。そっか、どこにいるんだろう。まあいいや、そんなの。AMAKUSAさん、面白いな。剣舞じゃなかったけど、俺は好きだよ。あの人が好きだ。だから最後、握手なんかしちゃったよ。返答は何もなかったけどさ、一応聞いてみちゃった。俺と今度はタイトルかけてやりましょう。そしてもう一つ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン入りませんか?って勧誘しちゃった。でも、そうか。NOAHの人だ。NOAHの人だから引き抜きになっちゃうのかな。怒られちゃうのかな。また勝手なことしちゃった。でも、それぐらい興味持っちゃったんだよ。伝えたくなっちゃったんだよ。何も返答してくれなかったけど、そりゃそうか。試合後だもんね。でも10年前の約束の相手じゃありませんでした。AMAKUSA選手、申し訳ないです。人違いでした(と頭を下げる) 効いた。効いたな」


第7試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
SHINING THROUGH
オカダ・カズチカ vs 清宮海斗

【試合後のオカダ】

▼オカダ「何かあれば? なければ別に行っちゃいますけど」

――清宮選手とのシングルはどうだった?

▼オカダ「まぁ、さすがGHCヘビー級チャンピオンといったところですかね。いいっすか?」

――それ以上の印象は?

▼オカダ「まあ、気合は認めますよ。気合は認めます。今日も無制限になったんでしょ。そんだけの心意気は買いますよ。必ず決着をつけるんだっていうね。まあ、いいじゃない。しっかり決着もついたし。時間無制限、意味ないわけじゃないと思いますよ。チャンピオン同士、お客さんがどうなるんだろうと思った部分もあると思いますし。ただね、経験が違うんですよ、こっちは。東京ドームで何回もメインイベント戦ってますし、タイトルマッチいろんな相手とやってる。別にね、ちょっと前にタイトルマッチやってたとか関係なく、清宮選手も清宮選手でタイトルマッチ以上の練習をしていたかもしれないし。そういうのは結局プロの世界からしたら、言い訳になってしまうと思うんで。まあ、清宮選手が僕のところまでたどり着いたっていう、そこだけは評価していいんじゃないですか。ただもう顔面蹴るのはやめてよと。しっかりプロレスでやっていけたらいいなと思います。ただ、今日はGHCチャンピオンの清宮選手じゃなかったのかなと。いろいろな硬さも緊張とかもあったと思いますし。ただね、もうそんなこと言ってたら、いつまで経っても新日本プロレスが常にプロレス界のトップだし、オカダ・カズチカがプロレス界のトップっていう現状はいつまで経っても変わらないと思いますし。まあ、かわいいですよ。新日本プロレスでは若いので僕に噛みついてくる人間もいませんから。ある意味、僕も強くしてもらいましたよ。11日からタイトルマッチやって、この間もサンノゼでタイトルマッチやって、このシングルマッチ。武藤さんの引退試合、オカダ・カズチカがやっぱ出なきゃダメだなと思いましたんで。まあ、いい経験でした。清宮選手はもう泣くなよって(笑) 泣くなよ。泣いてる場合じゃないから。この戦いに向けていろんな経験もされたと思うし、いろんなブーイングとかもね、あったと思うし、絶対そういう経験は活きるから。またね、その経験を活かしてNOAHを盛り上げていってください。僕は本当にプロレスリング・ノアさん、お疲れ様でした。もう僕は大丈夫です。ありがとうございました」


――試合後に勝ち名乗りを受けることなくリングを降りたが、それはどういう意図?

▼オカダ「勝ち名乗りは受けましたよ。まあ、新日本プロレスの大会ではないですし、結果は出ましたから、もういいでしょって。僕も休みたい。早く休みたいし。だからね、パッと帰って、武藤さんの引退試合見て帰りますよ。パッとシャワー浴びて。だから、別にパッと降りたのには深い意味はなく、もう結果は出たからそれでいいでしょっていうような感じです」

――年下の選手とやりあったことはあまりなかったと思う。怖くてオカダ・カズチカが出たと思うが?

▼オカダ「別にオスプレイも年下ですし、ジェイも年下ですし。また若いレスラーも新日本プロレスに凱旋して出てきていると思うんで。それはこれからあるのかなと思いますし。逆に、新日本の若いのはこれぐらいじゃないとダメでしょうっていう。俺と清宮選手は世代が違うかもしれないけど、同世代は新日本プロレスにいると思うし、そういう同世代の人間も気を引き締めて、これからやっていってほしいなと思います」

――清宮選手とまた交わる可能性は考えられる?

▼オカダ「ないです。もうだってこれで決着ついたし、僕はホントにもうプロレスリング・ノアさんお腹いっぱいなんで。僕がやらなきゃいけないのは新日本を盛り上げることだし、プロレスリング・ノアのために戦う必要っていうのは、所属選手じゃないんで。僕は新日本プロレスをしっかりと盛り上げていかなきゃいけないと思うし。まあ、やりたいんだったら、今日の結果でまたすぐやりたいと思うこともないと思うし。またもう一回だって言えたらその神経は凄いなと思うし。逆にそんなんだったら認めてやりますよ。ただもうね、ない。僕の中では新日本プロレスを盛り上げていけたらと思います」


【ジェイクの話】「(インタビュースペースに這いつくばった清宮の元にやってきて)おい、清宮。聞こえるか? 大丈夫か? お前がマイク使わないんだったら俺、使っていいか? (マイクを手に)勝ったら面白かったんだけどな。けど、お前、もう休めよ。ベルト持っててもこれ以上、何も生まれない。俺が新しいビジネスモデルになってやる。もっともっと潤わせてやるよ。NOAHっていう団体を。だからお前はゆっくり休めよ。俺がお前に挑戦してやる。そのベルトかけて。まあ、こんな感じなんで、彼はね今。返せない状態だ。だから後々ツイッターでも何でもいい。よーく考えて、それで返してくれ。(ジェイクが去ると清宮は這いつくばりながら控室へ)」


第8試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
SHINING THROUGH
武藤敬司 vs 内藤哲也


【内藤の話】「俺は武藤敬司選手に憧れを抱き、武藤敬司選手のようになりたくてプロレスラーを目指し、新日本プロレスに入ってプロレスラーになって、今ここまで歩んできましたよ。今日、引退試合を迎えた武藤敬司選手。でも試合終了のゴングが鳴るその瞬間まで勝利への執念を感じましたよ。最後の最後までレスラーとして上を目指そうとした武藤敬司選手の姿に何か心打たれるものがあったし、やっぱ俺は武藤敬司選手に憧れてプロレスラーになってよかったなって思いましたよ。こうして最後、引退試合の相手に指名されたこと、うれしくないわけないでしょ。こんな幸せなプロレスラー、他にいないんじゃない? この1分、1秒を大切にしながらリングに上がりました。そして武藤敬司選手との時間を楽しみましたよ。もう武藤敬司選手はリングを降りるけど、まだ俺のレスラー人生は続くわけで、こうして武藤敬司選手のようにレスラー、お客様、こうして報道陣の皆様に惜しまれながら俺も最後を迎えたいなって思っちゃいました。その最後が明日だとか、来週なのか、来年なのか、10年後なのか、30年後なのかわからないけど、これからも俺はこの新日本プロレスのリングでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとして戦い続けますよ。確かに今日、大事な試合は終わったかもしれない。でも、また明日から大事な試合は続くわけでね。そう、明日からFANTASTICA MANIAが始まるわけで、休まる暇はないよ。そう、まさにオクパード。忙しいんでね。じゃあ、今日は何人いるのかな? かなり多くの報道陣がいらっしゃいますけど、皆様、明日の高松大会も来るんですよね? ちゃんと顔一人ずつ覚えておきますからね。じゃあ皆様。明日はFANTASTICA MANIA高松大会でまたお会いしましょう。アディオス」

 

【試合後の武藤】

※松井珠理奈さんから花束を受け取ると

▼武藤「おかげさまで自分の足で…。そこまで車椅子で来たんだけど、自分の足で帰りました」

――引退試合を全て終えて、今の感想は?

▼武藤「感想? それほど悲しくもないし。ここまでの道のりのほうがしんどかったな。終わってみたら、やっと終わったかなって感じで」

――対戦相手の内藤選手に関しては?

▼武藤「うーん、もしこのあとプロレスビジネスが落ちたらあいつのせいだよ。そういうのを観察しておきますよ

――試合途中、袈裟斬りチョップやDDTを出していたが?

▼武藤「ただ、やっぱり慣れた技じゃないから、なかなか決めるにまでは至らなかったですね。しかも自分のムーンサルトも飛ぶガッツがなくてね。昔、プロレスのためには足の1本や2本あげてもいいようなことを俺は言ったことあるんだけど、やっぱりあげれなかったな。ちょっと俺、ウソつきだよ。あそこで躊躇しちゃったよ」

――迷った場面があったが、あの時はどういうことを考えていた?

▼武藤「いやもう、家族の顔とかさ、医者の顔とか。しかもみんな怒ってる顔なんだよ。それが出てきてね。躊躇しちゃったよ」

――3カウント聞いた瞬間はどうだった?

▼武藤「天井見てたよ。広いなあ、天井って。ああやって東京ドームの、あんなど真ん中で仰向けで寝れるのもそうないことだし、嬉しかったですよ」

――試合後に蝶野さんを指名したのは?

▼武藤「これがね、どうしてもやりたかったことなんだよ。なんだかんだ言って、蝶野はデビュー戦を一緒にやって、締めくくりはやっぱり蝶野にしたかったんだよ。よくあいつあそこまで動けたよ。大したもんだよ。アドレナリン出てたよ、あいつ。嬉しかったっす。期待に応えてくれて」

――最後、10カウントゴングがなかったが?

▼武藤「やっぱりなんとなくあっさり終わりたい、全体的に。カラッとしているじゃん、俺。あんまりジュクジュクジュクジュクしたくないじゃん。いい終わり方だと自分でも思います」

――ゴールのないマラソンと言ったプロレスをゴールしてみて、どんなマラソンだったと思う?

▼武藤「いや、やっぱり今年で39年間、途中で厳しかったこともあるよ。なんて言ったって怪我が絶えなかったし。今回もこの1ヵ月、本当にハムストの肉離れには参っちゃってね。幸いにも今日そこまで…治療とかリハビリとか一生懸命やったから、思った以上に自分の中では動けてよかったですよ。これは誰しも抱えることだろう、怪我とかね。なんかゴールできてよかったです。本当に多くのレスラーがこういう風に引退試合ができてない中で、本当に俺は幸せなプロレス生活でした」

――これをやっておけばよかったという悔いはある?

▼武藤「試合の中の悔いなんかすげぇあるよ。なんかもう少しできなかったかなとか、今は反省しながらこの道を。次がないのにね。次がないのに、次がこうしたいな、なんていうような気持ちで、まだ自分でもしかしたら引退するって実感できてないのかもしれない。こうしたらよかったのになとか、細かいこといっぱいあるんだよ」

――もう1回リングに上がりたいという気持ちは?

▼武藤「いや、もうケジメつけたんだから。そんなこと言わないでくれよ。後ろ髪引かれるじゃんかよ。もう辞めるよ」

――これからの夢は?

▼武藤「いつも言ってるじゃん。もう普通のオジサンになりたいって。普通のオジサンになるのって、なかなか大変なんだよ。やっぱり人工関節の足も抱えているし、なんとなくまともに歩けないし。普通のオジサンはまともに歩けるからな。ゴルフ行ったり。そういうのもできないんだから、俺。だから、普通のゴルフ行けるような体になりたいですよ。思ったより悲しくもなんともねえな。ジワジワ来るんだろうなあ。たぶんね。あとからジワジワ来るんだよ。明日から何すればいいのかな、俺」

――トレーニングはする?

▼武藤「トレーニングはするよ。トレーニングしないと、やっぱり人工関節とか、骨が弱ったら合わなくなってくるからね。そういう意味も込めて、普通のオジサンになりたいって言ったんだから。やっぱり自分で歩いて活動できるぐらいに常にしたいというか」

――トレーニングはライフワーク?

▼武藤「そうですね。ルーティーンで、そんなに1日のルーティーンは変えないつもりでいますよ」

――体が元気になってきたらどうする?

▼武藤「これだけ盛大に祝ってもらって。もしかしたら、また復帰したら詐欺で捕まっちまうよ」

――これからのプロレス界にこうあってほしいというメッセージは?

▼武藤「今日まじまじと古館さんの詩を聞いてて、これでなんか猪木プロレスの終焉だっていうようなことを言ってましたよね。俺もそう思うし、たぶん今から新しいプロレスというものが生まれてくるんじゃないですかね。この興行もPPVとかで放映したりして、どのぐらい見ている人がいるのか全然わからないんだけど、そういう部分でいって、大きなお金が集まってくれば、レスラーも豊かになったりとかして。豊かになってくればグローバルで勝負できたりして。それがきっと新しいプロレス界の未来かな、なんて思う中で。今日のこの全ての興行がそういう糧になってくれればなんて思ってます。皆さん、39年間本当にありがとうございました。」

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