【6/8記者会見②】『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』6.9両国国技館大会 直前記者会見リポート!
続いて登場したのは。メインイベントの6人タッグマッチ 棚橋弘至&宮原健斗&清宮海斗vsオカダ・カズチカ&青柳優馬&拳王 の6選手が登壇し、それぞれが明日の大会への意気込みを語った。
★『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』6.9両国国技館大会 まとめページはこちら
【以下選手コメント】
拳王選手
「新型コロナウイルス……ホントに日本中、世界中が苦しい生活をしてきた。俺も感染して39度40度の熱が10日ぐらい続いて、ずーっと入院してて本当に苦しかったな。でも、これから世界中、そして日本中で立ち上がろうと、コロナをみんなの力で倒してやろうと。そして、今回の『ALL TOGETHER』、プロレスの力でプロレスファン、みんな元気になってもらおうという大会のメインイベントに闘うことができて、プロレスラーとして本当に嬉しく思う。
過去の『ALL TOGETHER』観ていると東日本大震災あったよな?それも本当に日本が元気にはいられない状態だった。そんな中やった『ALL TOGETHER』のメインイベント、最後にやった『ALL TOGETHER』のメインイベント、森嶋猛、そして諏訪魔、そしてだ棚橋弘至!10年前やった『ALL TOGETHER』のメインイベントにいる選手が10年後、プロレスの力で日本中のプロレスファンを元気にさせようという大会のメインイベント観て、『ALL TOGETHER』しか観てないヤツらは、『あらっ、プロレス時計の針、止まってんじゃねーのか?』と思うだろ?そういうプロレス界にしては絶対いけないと思うんだよ。諏訪魔は俺の力で世代交代してやったぞ。森嶋さんは俺の力じゃねーけど、自ら世代交代してくれようなもんだよな。そして棚橋!お前がノコノコと10年前もメイン。そして今回もメインにいられたら、プロレス界、時計の針、止まったままなんだよ。オイ、明日は俺が棚橋を倒して、勝った後、こうマイクで言ってやろうかな。『棚橋さん、お疲れ様でした』とな」
青柳優馬選手(全日本プロレス)
「(※立ち上がり)全日本プロレスの青柳優馬と申します。今回、この『ALL TOGETHER』という大会のメインイベントに出場させていただけるということで、コロナ禍があけてここから元気を取り戻していこうと大会となっておりますので、いままでずっと苦しい中、プロレスを支えてくださった皆さんに『プロレスを観続けて良かった』と、または『プロレスをもっともっとこれからも応援したいな』と思ってもらえるようなファイトをお見せしたいと思います。
そして、この明らかに上手くいかなさそうなチームではありますけども、ボクがプロレス界の潤滑油として、隣にいるカズチカとダイスケと、『ALL TOGETHER』を盛り上げたいと思います。以上です」
オカダ・カズチカ選手(新日本プロレス)
「ボクも『ALL TOGETHER』初めて参戦させていただきます。前回の仙台の時は、棚橋さんを倒してチャンピオンだったんですけれども、『ALL TOGETHER』には名前が入っていなくてですね、出てなくて良かったなと。もし出てたら、また『世代交代できてねーんじゃか』って拳王選手に言われてしまうところだったかなと思うんですけれども、そういう意味ではオカダ・カズチカの10年とは変わらずずっとトップ戦線にいるのかなと思います。そして、対戦相手……ノアファンの皆さんには絶望を味わせてしまったので、今回はしっかりと仲良くやっていきたいなと思います。
だから、清宮君、そんな怒らないでよ。もう今回は別に仲良くこのコロナをあけたっていう形で仲良くやっていきたいと思いますし、全日本プロレスファンの皆さん、ボクあんまり全日本プロレスを知らなくてですね、11年前か、40周年記念興行で変なヤツに絡まれたっていうぐらいしか覚えてないんですけれど、そこから全日本プロレスも変わったと思いますし、ノアファンの皆さん、そして全日本プロレスのファンの皆さん、嫌われないように、今回はしっかりと闘っていきたいなと思います。そして、新日本プロレスのファンの皆さんにはどういう感じかっていうのはわかってますので、一つだけ言わせてもらうと、ホントになんでこの中にクソ親父がいんのかなって、一人混じってるのかなって思いますけれども、しっかりと誰が主役になるか……(※隣の青柳選手に向かって)キミ、誰だい? 初めましてだね。ごめんなさいね、オカダです。お願いします。ごめんなさい。それぐらい全日本プロレス知らないもので、ごめんなさい。それぐらい新日本プロレス仲良くやっていきますので。ただ、一番目立つのは、活躍するのは、このオカダ・カズチカです。よろしくお願いします」
清宮海斗選手
「(※立ち上がり笑顔で)皆さん、こんばんは!いよいよ明日、待ちに待った『ALL TOGETHER』です。今日、会場で久しぶりにオカダ選手の顔を見て東京ドームの悔しさがこみ上げきました。当日、明日ボクの感情がどうなるかわからないですけど、俺はそれ自体も楽しんで、明日の『ALL TOGETHER』主役になります!よろしくお願いします!」
宮原健斗選手(全日本プロレス)
「全本プロレス・宮原健斗です。いま最もプロレス界で元気のある男、誰だと思いますか?誰だとお思いでしょうか?明日、普段みることのできない闘い、普段交わることのない選手との闘い、そしてボクたち3人がどんなチームになるのか、ボクはメチャクチャワクワクしてます。
そんな明日、プロレスファンの皆さんも、ぜひ明日しかない闘いを思う存分楽しんでください。明日、『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』。もう一度聞く。いまプロレス界で最も元気のある男は誰だ?誰だ?(※健斗コール)そういうことだ」
棚橋弘至選手(新日本プロレス)
「あらためまして、新日本プロレス・100年に一人の逸材、棚橋弘至です。皆さんのコメントを聞いておりましたが、散々な言われようで、11年前『ALL TOGETHER』第1回、第2回とメインイベントに出てました。そして今回もまだいます。メインイベントに選ばれたっていうことは、ホントに光栄なことだし、全力でやるんですけども、そもそも『ALL TOGETHER』っていうのはそんな何か不測の事態起きた時にみんなで力を合わせてやっていこうっていうことなんですけども、起きなければ、なきゃないで、それはそれで幸せなことなんですけども、これから先まだ何が起こるかわからない中でね。
『ボクたちプロレス界にはプロレスファンには“ALL TOGETHER”があるじゃないか』っていうところで、そういった心のつながり、大丈夫?集中集中、良いこと喋ってるからね。だから、その『ALL TOGETHER』っていうものの捉え方っていうのを大事に考えてもらって。そして明日の試合なんですけど、頼もしい若い選手が2人、ノアのトップ、全日本のトップがいるので、『助さん格さん、やってしまいなさい』と……ヤバい、いまのなしで(苦笑)。3人力を合わせて頑張ります。以上です」
【以下質疑応答】
――先ほど、拳王選手から挑発発言もありましたが、初対決となる拳王選手の印象は?
棚橋「とてもエネルギーのある選手だと思うんですけども、『世代交代してないんじゃないか』っていうのは、ボクからしてみれば『させてみなさいよ』っていうとこなので、まだいるボクが悪いんじゃなくて、『させない若い選手のせいなんじゃないの?』ってボクは思うので、ボクも実は明日の闘い、拳王選手との闘い、一番楽しみにしてたので、明日は一番最初にスタートするかな(ニヤリ)。(※隣の宮原選手と視線を向けて)まあ、これから作戦会議はするから。以上です」
――拳王選手、いまの発言に関していかがですか?
拳王「世代交代をまだ“させられてない”と言ったよな?それは新日本プロレスのレスラーがダメなだけだ。オイ、全日本プロレスを見てみろよ。諏訪魔、誰が世代交代させたかわかるか?全日本プロレスの選手じゃねーぞ。オイ、このベルトを懸けて2度も倒した、俺だ。そして、森嶋猛……まあそこは触れないでおこうか。オイ、棚橋!新日本プロレスのレスラーが世代交代させてくれないんだったらな、全日本プロレス世代交代させた実績を持っている俺が、明日お前を世代交代させてやるからな」
――オカダ選手、全日本プロレス知らないということですが。今回対戦する宮原選手の印象は?
オカダ「すごい元気なレスラーの方だなと思います」
――宮原選手、いまのオカダ選手の発言を受けていかがですか?
宮原「ボクは今回プロレス界を盛り上げるというためにだけに今日来たつもりだったんですけど、オカダ選手の全日本プロレスを知らないという言葉に、ボクは挑発を受け取りましたよ。俺は知ってるよ。プロレスファンがオカダ・カズチカと宮原健斗の交わりを観たいことを。まあ、明日はボクの元気に飲み込まれないように楽しみにしてますよ」
――拳王選手とオカダ選手にお伺いますが、今回のチームワークに関してはいかがですか?
拳王「チームワークもクソもねぇだろ。オイ、これだけのトップ選手が集まって闘う。プロレスファンを元気にさせる闘い。チームワークもクソもねぇよ。潤滑油なんていらねぇ。この6人がリングに上がって闘う、それだけで十分だろ」
オカダ「この3人のチームワークですか?まあ、チームワークっていう意味では、そんなことも必要ないのかなと。個の強い3人だと思うので、チームワークも必要なく普通に闘っていけば勝てる相手だと思うので、ボクもいま6人タッグのベルトを持ってますし、そういうチームワークがうまくいかなくても勝てるっていう自信はあるので、しっかりとこの3人でやっていけたらいいなと思います」
――青柳選手はいかがですか?
青柳「こうやって言ってるだけです。大丈夫ですよ。3人で協力して頑張ります」
――清宮選手、あらためて“対オカダ”への想いというのはいかがですか?
清宮「もちろん、この『ALL TOGETHER』という大会の意味もしっかり考えてます。でも、自分にとっては、またこのオカダ選手と向き合うというのは、もう2度直接負けていて、これが3度目のチャンスで、『ここを逃したらもう次はないだろう』っていう気持ちもあるので、そういう気持ちも持ちながら、その自分のエネルギーっていうのも、『ALL TOGETHER』でお客さんに感じてもらえたらなと思いながら、それでもホントに明日、自分がどういう気持ちでリングに立つのかは、ちょっと自分自身も明日になってみないといまはわからないです」
※記者会見終了後に、宮原健斗、清宮海斗、棚橋弘至がイスをもって再び壇上へ。宮原からこの日の前日に棚橋から「今日はスーツでそろえよう」とLINEで提案があるも、棚橋は道場にスーツを忘れたことが発覚。清宮に至っては、その件すら聞いていないことが明らかになる……といった内容のボーナストラックトークショーが急遽行われた。