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【9.24名古屋決戦直前集中連載 ①】歴史的一戦を前に、ワグナー家とサイコ・クラウン、親子二代にわたるその因縁に迫る!

インタビュー

 9.3大阪大会の第3試合の後、突如としてイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.の前に現れたサイコ・クラウン。その姿を見た時、ワグナーJr.は明らかに我々が見たことないほどの動揺を見せた。NOAHのリングで初めて見せるほどのワグナーJr.の狼狽ぶりは違和感を覚えるほど。因縁浅からぬことは明らかだが、改めてそのワグナー家とサイコ・クラウンの関係性について迫るため、実際にイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.の父親であるドクトル・ワグナーJr.とサイコ・クラウンの“世紀のマスカラ戦”を現地で体感したカメラマン・大川昇氏にその関係についてご寄稿いただいた。

 

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イホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアvsサイコ・クラウン

〜親子2代に渡る“世紀のマスカラ戦”へのエピローグ〜

 2017年8月26日(現地時間)に、AAAの年間最大のビッグイベント「トリプレマニア25」で実現した“世紀のマスカラ戦”(覆面をかけた戦い)は、現在、プロレスリング・ノアのGHCナショナルチャンピオンであるイホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアの父であるドクトル・ワグナー・ジュニアと、ノアの9月3日、大阪エディオンアリーナ大会に突如現れたAAAの絶対的なエース・サイコ・クラウンの間で行われた。

この“世紀のマスカラ戦”は、超人気選手同士の対決だったため、会場は、メキシコシティの屋内会場としては最大規模のアレナ・シウダ・デ・メヒコに、22000人超満員札止めの大観衆を集めて行われたAAA史上最大の“マスカラ戦”となり、そのギャランティは“マスカラ戦”史上最高額だったと言われている。

 

 この日、イホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアは、緑のマスクを被り、全身試合用コスチューム姿で父のセコンドについた。これは、父が“世紀のマスカラ戦”に挑むタイミングで大観衆に対し、イホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアのお披露目を意味していた。

 

 試合は、サイコ・クラウンがカナディアン・デストロイヤーを決め、ワグナー・ジュニアから3カウントを奪うと同時に、歴史的価値のあるワグナー・ジュニアの覆面剥ぎに成功した。“世紀のマスカラ戦”の試合後のリングで敗れたワグナー・ジュニアが、自らマスクを脱ぎ素顔を披露すると同時に、通常であれば勝者のサイコに手渡すはずのそのマスクを息子のイホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアに託した。これは、親子2代でサイコに対して“レバンチャ”(復讐)するという意思表示だった。

 

 父から家宝である最後のマスクを受け取ったイホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアは、“レバンチャ”を誓い、勝者のサイコへそのマスクを手渡した。しばしの睨み合いの後、二人はガッチリ握手を交わし、親子2代に渡る“世紀のマスカラ戦”へ向けての歴史がスタートした。

 これにより、サイコ・クラウンvsイホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアは、将来的には、AAAにとって歴史的に非常に価値のあるビッグカードとなった。

 

あれから6年の歳月が過ぎた。

 

 イホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアは、2019年からノアに参戦し、常連外国人の座を掴み、第9代GHCナショナル王者となり、名実ともにノアの外国人エースの座に君臨している。

 一方のサイコ・クラウンは、メキシコのメジャー団体であるAAAで1番の人気選手であり、不動の座に君臨し続けている。AAA=サイコ・クラウン。そう言ってもいい存在だ。ワグナーは、日本で、サイコはメキシコで、それぞれその存在感を大きくしてきた。

 しかし、母国メキシコでは、格というものがあるならば、サイコの方が遥かに格上である。だが今回は、そのサイコがワグナーを日本まで追いかけてきてまで実現させた一騎討ちになる。ワグナーが“セグンダ・カサ”(第二の故郷)である日本で“スペル・エストレージャ”(スーパースター)であるサイコを返り討ちにできるのか?!

 

 9月24日、名古屋国際会議場大会で実現するGHCナショナル選手権・チャンピオン・イホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアvsチャレンジャー・サイコ・クラウンは、将来の“世紀のマスカラ戦”に向けたエピローグであり、ルチャ・リブレの本場メキシコでもなかなか実現しない、歴史的な一戦となる!

(文・写真提供/大川昇)

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