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【月刊NOAH】激動のNOAHの6月を振り返る!そして最高の戦いの舞台、7.13日本武道館へ!

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NOAHの6月は5・21後楽園から本格始動したALL REBELLIONのGHCヘビー級王者の清宮海斗と拳王が中心だった。

6・1横浜では清宮と突然の別れとなった新日本プロレスの大岩陵平と境遇的に同じ状態の大和田侑が元パートナーの拳王にかみついた。最終的には玉砕を遂げることになったが、拳王も「アッパレだ。レスラーに大切なことは時代の流れを読む嗅覚だ。大和田、ドンドン、オレに当たってこいよ」と若者に自己主張を促していた。

 

続く6・9後楽園では清宮のGHCヘビー級王座を強奪中の同王座次期挑戦者、新日本プロレス・ゲイブ・キッドが参戦。バレットクラブ・ウォードッグスと共闘関係にあるGood Looking Guys(GLG)のジェイク・リーと組んで、清宮&拳王とメインイベントで激突した。試合は荒れ模様の乱戦となり、最後は清宮が大流血となる中で両者リングアウト決着。試合後も乱闘が続き、清宮はベルトこそ取り戻したが、NOAHのリングを荒らされて怒り心頭だった。

 

同大会ではGHCジュニアヘビー級タッグ王座V7中のYO-HEY&タダスケが近藤修司&Eitaに敗れて陥落。昨年8月から左ヒザ負傷で長期欠場中だったAMAKUSAが10カ月ぶりの復帰を果たすなどジュニア戦線からも目が離せない。

迎えた6・16横浜BUNTAIでのビッグマッチ。メインでは清宮がゲイブとの大流血戦を制してGHCヘビー級王座V1に成功。試合後、海外武者修行から電撃帰国のYOICHI(稲村愛輝)が次期挑戦者として名乗り上げ、無双でKOする大デモンストレーションもおこなった。

YOICHIの主張は「生ぬるい革命家きどってる清宮海斗ぶっ倒して、新しいNOAHの夜明けを始める」。ALL REBELLIONが立ち上がったことによって、NOAH新世代のカギを握るパワーファイターが刺激を受けたことは言うまでもないだろう。

全世界のプロレスファンが注目する大舞台が決まった丸藤は“戦友”杉浦貴と組んで、ジャック・モリス&アンソニー・グリーンのGHCタッグ王座に挑戦。昨年9月から長期政権を築き、これまで歴代連続防衛回数第2位となるV8に成功していたチャンピオンチームからベルトを奪ってみせた。約11年ぶり3度目の戴冠だ。

GHCジュニアヘビー級王者のダガはアメリカ・ウエストコーストの新星、スターボーイ・チャーリーの挑戦を危なげなく退けた。次期挑戦者として現れたのはAMAKUSA。自身が不在中に絶対王者と化したダガに「そなたの高き至宝、我が次なる挑戦を申し込ませていただきまする」とアピールし、7・13日本武道館でのタイトルマッチが決定した。

さらに佐々木憂流迦がGHCナショナル王者のHAYATAから変型ヒールホールドでギブアップ勝ち。キャリア半年ながら早くもベルト奪取のチャンスを自らつかんでみせた。こちらのタイトルマッチも7・13日本武道館で決まっている。

続々とタイトル戦線が動く中でALL TOGETHER6・15札幌の内藤哲也戦で敗れたジェイクが突然、7・13日本武道館でのGLGの解散をアナウンス。奇しくもこの日に新日本プロレス「G1 CLIMAX 34」エントリーが発表されており、リング上で「常に私はGLGの看板を背負って闘っている。だが私はここで立ち止まるわけにはいかない。私にはまだやるべきことがある」とも発言。だが、バックステージでは報道陣の問いかけをノラリクラリとかわして煙に巻いていた。

6・16横浜BUNTAIビッグマッチの3日後には後楽園で「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.3 GO!~潮崎豪デビュー20周年記念大会~」を開催。主役はDDT・秋山準と組んで丸藤&杉浦と激突。追憶にあるNOAHらしい激闘を紡いで、30分時間切れ引き分け。試合後には師匠の小橋建太さん、和田京平レフェリーと一緒に記念撮影し「I AM NOAH、WE ARE NOAH」で久々に大会を締めると三沢光晴さんのテーマ曲「スパルタンX」が場内に流れた。

そんな20周年記念大会のバックステージで潮崎に世界ヘビー級王者の齋藤彰俊がベルトを懸けたリマッチを提案。両者は5・29新宿でタイトルマッチをおこなったが、30分時間切れ引き分けで彰俊が防衛。再戦を誓い合っていた。

この日、彰俊がZERO1のエース外国人選手であり、至宝を流出させた張本人であるクリス・ヴァイスの挑戦を退けてV3に成功。潮崎も20周年記念大会という節目を終えたことで再戦にゴーサイン。7・13日本武道館でのタイトルマッチが決まった。

6・22大阪には6・16横浜BUNTAIに電撃登場したYOICHIがさっそく凱旋試合に臨んだ。最後はクリストバルを変型パワースラムで料理。持ち前の怪力とともに瞬発力や躍動感という部分での進化を感じさせた。

6・29徳島では拳王の地元凱旋大会が昨年に続いて2年連続でおこなわれ、前田日明さんの来場もあり、地方大会では異例とも言える1183人を動員。徳島のプロレス熱再燃を宣言していた。また、王者・清宮vs挑戦者・YOICHIのGHCヘビー級選手権、王者・ダガvs挑戦者・AMAKUSAのGHCジュニア選手権、王者・HAYATAvs挑戦者・憂流迦のGHCナショナル選手権という各前哨戦も熱く激しい攻防の連続だった。

 

7月は上半期総決算ビッグマッチとなる7・13日本武道館がある。気温の上昇とともにNOAHのリング上で繰り広げられている闘いの熱も高まり続けていく。

(文・週刊プロレス 井上光)

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■7.13日本武道館大会 詳細は こちら

 

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