【N-1 VICTORY 2024おさらい】N-1の残す公式戦は8.25名古屋のみ!激戦続きのリーグ戦状況を振り返る!
年に一度のシングルリーグ戦『N-1 VICTORY』が佳境を迎えている。
A、Bブロック各8選手がエントリーし、8・4横浜大会からシ烈な闘いを展開してきたリーグ戦は、8・18仙台大会まで終了。残すリーグ戦は8・25名古屋大会のみで、同大会で9・1大阪大会での優勝決定戦にコマを進める各ブロックの代表が決まる。
大注目の8・25名古屋大会での最終公式戦を控えて、各ブロックのリーグ戦を振り返るとともに、優勝決定戦進出の可能性を残す選手及び進出条件をおさらいする。
<Aブロック>
Aブロックには現GHCヘビー級王者の清宮海斗がエントリー。過去5回の『N-1』で誰も成し遂げていないGHCヘビー級王者としての優勝を目指して臨んだ清宮だったが、初戦でDRAGONGATEから参戦したルイス・マンテに敗れるという波乱のスタート。一方のマンテは元オープン・ザ・ドリームゲート王者の実力を遺憾なく発揮し、初戦から3連勝を飾るなど序盤戦で大きなインパクトを残した。
清宮は2戦目では大岩陵平と対戦し、観客の目をクギ付けとする熱戦を見せるも、結果はフルタイムの痛み分け。2戦を消化して勝ち星なしと苦しい立ち上がりとなった。しかし、以後は小峠篤司からの不戦勝を含む3連勝で巻き返しを見せ、8・18仙台ではマサ北宮と引き分けて足踏みとなったものの、ブロック首位タイの勝ち点8で最終公式戦を迎えることになった。
WWE・NXTから初来日となったジョシュ・ブリッグスは204cm、122kgの巨体を生かし、初戦で大岩を撃破。シリーズ中の公開練習で武藤敬司さんからのお墨付きを得たムーンサルト・プレスも武器に、“破壊巨人”の異名通りに突き進んだ。GHCヘビー級王者の清宮には敗れたが、8・18仙台大会でマンテを下して勝ち点8とし、優勝決定戦への望みをつないだ。
ジャック・モリスは初戦でマサ北宮に敗れ、試合中にグロッギー状態になるなど深いダメージを負った。コンディション面が心配されたものの、2戦目以降は不安を払しょくするような闘いぶりを展開。8・10後楽園ではそれまで無敗のブリッグスに土をつけ、大岩には黒星を喫するも、8・17八王子ではマンテを撃破。対WWE、対DRAGONGATEで意地を見せ、勝ち点8で清宮との最終公式戦に臨む。
Aブロックで優勝決定戦進出の可能性を残すのは、勝ち点8の清宮、モリス、ブリッグスと勝ち点7で追走する大岩の4選手。マンテも勝ち点8だが、すでに全公式戦を終了して得点の上積みがないため脱落となっている。
8・25名古屋では清宮とモリスが直接対決、ブリッグスはドラゴン・ベイン、大岩は北宮との公式戦を控える。大岩は勝利が必須で、勝ち点9にした上でほかの選手と同点で並ぶことが進出への条件。ブリッグスは直接対決で清宮、モリスに敗れており、得点で並んだ場合は脱落となる。ベインを下して勝ち点10として、清宮とモリスが引き分けた場合はブロック1位で優勝決定戦進出となる。
名古屋大会のメインイベントで対戦する清宮とモリスは、引き分けの場合はともに脱落の可能性があるものの、どちらかが勝利すれば文句なしの優勝決定戦進出。大岩、ブリッグスの勝敗いかんでは、メインでの両者の一戦が事実上の優勝決定戦進出者決定戦となる。