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【インタビュー】“メインディッシュなのに触れたら危険”高橋ヒロムが思う挑戦者・Eita、そしてNOAHジュニアでの展望とは!?

インタビュー

いよいよ開催の迫った10.11両国国技館大会。そのセミファイナルでGHCジュニアヘビー級王座をかけてEitaの挑戦を受ける、新日本プロレス・高橋ヒロムに話を聞いた。

外敵として、一個人として高橋ヒロムはこの王座戦にどのような想いで臨むのか。そしてその先の展望とは?


なおこちらのインタビューはNOAH公式YouTubeにてご視聴いただけます。

ぜひご視聴ください

■視聴URL:https://youtu.be/8JKt1QOqbIk


【以下、インタビュー】

――前回も挑戦前にインタビューさせていただきましたが、無事にと言いますか一発で…


高橋ヒロム「無事にっていう言い方をしましたね?NOAHの内部の人間が無事にという表現を使ってくれたことがうれしいですね。ということは高橋ヒロムが獲ったほうがおもしろいんじゃないかって思ってくれたということですね。もう今のはナチュラルな表現ですから。もうこのまま使った方がいいと思いますよ」


――…そんな魅力のあるヒロム選手ですが、改めてGHCのベルトを初戴冠した率直な気持ちを教えてください。


高橋ヒロム「いやもう気持ちいいですよ。やっぱりチャンピオンっていうのはもう、なんていうんですかね?(肩にかけたベルトを触りながら)ここにベルトがあることが落ち着くんですよ。安心感というか。プロレスラーらしいですよね。ベルトを常に持ち歩くのがすごくプロレスラーらしいなと。それはボクシングだったり他の格闘技もベルトってありますけど、あんまり持ち歩いているっていうイメージがないですし、ずっと長年同じベルトっていうのもプロレスの一つの魅力だと思うので。自分としてはベルトっていうのはすごくありがたい存在ですね」


――ヒロム選手は様々なベルトの戴冠歴があると思いますが、GHCのベルトは初戴冠となります。


高橋ヒロム「重みはありますよ、そりゃ。やっぱり歴代、自分がファンの時から見てきたすごい歴代の王者がいるので。そこに並べたのはうれしいですし、重みはすごくあります」


――今のお言葉からもGHCのベルトに対するリスペクトを強く感じられます。


高橋ヒロム「メチャクチャありますよ。なんかそれなのにバカにしているだとか、NOAHを舐めているだとかすごくい言われるんですけど、なんかちゃんと俺のこと知っているのかと。いつNOAHをバカにした?と。いつGHCをバカにしたか。全くしていないですからね。バカにしたっていう表現を使うんのだったら、個人的にね、バカにすることはあるかもしれないですよ。それはあるかもしれないですけど、俺は一度もGHCだったりNOAHをけなしたりだとかマイナスの表現を使ったことはないです。それなのに舐めているっていうように言われるのはちょっと嫌ですね」


――舐めているという言葉がありましたが、それこそ9/29新日本プロレスの神戸大会にて行われた、挑戦者に新日本プロレスの石森選手を迎えての初防衛戦。その前からEita選手との防衛戦が決まってたのにも関わらず、急きょ、石森選手とのタイトルマッチを決められました。そのことが原因ではないでしょうか?


高橋ヒロム「自分がチャンピオンなわけで、それを新日本プロレスの会場でやろうが相手が新日本プロレスの選手であろうが、そこは全然別にいいところですよね?ただね、タイトルマッチが決まっていたのにその前に無理やり自分の感情でね、タイトルマッチにしちゃったっていうのは、それはもう反省でございます。これはメチャクチャ反省してます。謝っても許してもらえないなと。だから勝つしかないなと。逆に自分にプレッシャーを与えたという意味ではよかったのかもしれないですけど。でもそもそも自分があの発言をしなければこういうことにはなっていなかったと思うので。もう一人のヒロムちゃんが出てきちゃったんですよ。やっぱりね、そりゃ試合で興奮していたら仕方ないですよ。基本的にはリング上で闘っているヒロムちゃんは別のヒロムちゃんですからね。だからもう一人のヒロムちゃんが試合後まで出てきちゃったということで、ああいう強気の発言をしちゃったっていうのはすごく反省しないとですね」


――その防衛戦は無事防衛されたわけですが、そこにEita選手が乗り込み襲撃を受けました。


高橋ヒロム「いやぁー強烈でしたね。でも(Imperial Unoを)喰らわせてくれてよかったなっていうのはありますね。技を受けて耐性をつけるわけじゃないですけど、初めて喰らう衝撃っていうのはあるわけで。でもそれが2回、3回となってくると、慣れてくるわけじゃないですけどこれぐらいの衝撃だなっていうのは想像ができるんですよ。だから構えることができる。自分にとってはタイトルマッチ前に2回も喰らえてよかったなっていうポジティブな感じですかね。だってタイトルマッチで負けなければいいんですもん。その過程に何があろうと、俺はタイトルマッチで勝てばいいと思っているので」


――では挑戦者のEita選手にはどのような印象をお持ちでしょうか?


高橋ヒロム「触れたら危険、ですね。もう香りがすごくしますね。ただだからこそ俺も怖いもの見たさで触れたくなるタイプの人間なんですよ。すごく興味なんかが出ちゃう。触ったらだめって書いてあるものって触りたいじゃないですか。その感情と同じで。なんか小学生とかの気分に今近いのかもしれないです。楽しんじゃっている感ですよね。これ絶対触るなよ?触ったらヤバいから!みたいなのって、これどうなるんだろ?ってなっちゃうじゃないですか。それと同じで、Eita選手からはそれと同じ香りがするんですよ。触れない方がいい、触れたら危ない、みたいな妖しさ。すごく漂っている選手だと思いました。あの感じを出せる選手ってたあんまりいないんですよ。だからこそ触れたくなってしまう。それが向こうから来たっていうんだから、それは最高じゃないですか」


――ヒロム選手は表現としてEita選手をステーキ、いきなりメインディッシュでいいのかと発言されていました。


高橋ヒロム「そうですね。だってフルコースのお店に行きました、高級な場所ですよ?じゃあこの2万円のコースでお願いします、みたいなのあるじゃないですか。そのコースをお願いして一番最初にステーキが出ちゃう。順序があるじゃないですか。前菜、サラダ、スープだったり。そこを飛ばしてウチはステーキから出します!っていう感じ。フルコースを頼んでまさかいきなりステーキが出てくるとは思わなかったっていうのはありますよね。このステーキを味わっちゃったら後大丈夫?っていうね」


――Eita選手を倒してしまったらNOAHジュニアをもう味わえなくなる、といった発言もされていました。


高橋ヒロム「はい、会見でも言わせてもらいました。Eita選手はNOAHジュニアの顔だとあれだけ何度も言っているわけじゃないですか。それだけ言うってことはそれだけ自信があるっていうことなんですよ。それはメチャクチャいいことだしレスラーとして当たり前と思います。NOAHジュニアの顔ですよ?NOAHジュニアの顔を倒してしまったら、ただでさえこのGHCジュニアのベルトを持っている高橋ヒロムがNOAHジュニアの顔を倒してしまったら、それはもうNOAHジュニアの顔なんじゃないかと。そう思ってしまったんですよ。だから味わうという表現が変わってきてしまうのかと。もっと責任というか、そういうのを持って行動しないといけなくなってしまうのかなって思ったんですよね。という意味で最後なのかなっていう言い方をしましたけどね」


――ほかのNOAHジュニアの面々もいますが、やはりステーキであるEita選手と比較すると、メインディッシュ級の選手は見当たらないということでしょうか?


高橋ヒロム「まぁでもそれはもちろんスープだってサラダだって、メインを超えてくることはありますよ。うわ、メッチャ美味い!なにこのスープ?みたいな。それと同じでその味わい方はあります。けどそれは食べてみないとわからないっていうのもあるじゃないですか。そこですよね。そこでこの間、SNSとかでダガ選手とか来てくれましたけど、確かにそういう選手もいるのかと。それはぜひ一度手を合わせてみたいなと。フルコースでいうとどこなんだろう、みたいなね。そういう楽しみはありますよ。ただNOAHジュニアの顔となってしまったら、そういう味わうみたいな楽しみ方はできなくなってしまうのかなって。その不安はあるんですけどね」


――それはやはり王者としての責任というところでしょうか?


高橋ヒロム「そうですね。(NOAHジュニアを盛り上げる)自信はありますし、今現時点でまぁ最初におっしゃってくれましたがヒロム選手が獲ってよかったと。そこまでおっしゃってくれたと思っているんですよ。ヒロム選手が獲った方が面白いと思ってくれての最初の一言だったじゃないですか」


――そこまでは言ってなかったと思うんですが…


高橋ヒロム「(無視して)っていうのを含めると、俺はちゃんと責任を果たせているのかなと。盛り上げられているのかなと。褒められて伸びるタイプなんで、すごく最初の一言は自信につながりましよ。この後なんか会社の人から言われちゃったらすみません。でもあれは本音の一言だと思うんで」


――NOAHに来場された時のお話ですが、あくまで高橋ヒロムとしてNOAHに来たわけで、新日本プロレスを背負っているなどの想いはない、といった発言をされていました。


高橋ヒロム「全くないんですよね。もちろん無所属といえど新日本プロレスの人間なんで、勝手に何も背負っていなくても新日本プロレスというものはついてきます。それは新日本プロレスの人間ですから。ただ新日本プロレスを巻き込んでの闘いだとは俺は思っていないです。でもEita選手は新日本プロレスからっていう言い方をしたじゃないですか。そこはちょっと自分は違和感があったなと。新日本プロレスっていうより高橋ヒロム個人を見てほしいなっていうのはありますけどね」


――ファンの中にも新日本プロレスの高橋ヒロム選手がNOAHジュニアに侵攻してきた、という見方があるように思えます。


高橋ヒロム「もし侵攻しているっていう話になるのであれば、もうこのベルトを獲ってしまった時点で進行も何も一番上に立ってしまったんじゃないか、と俺は思いますね。全選手を倒して初めてその侵攻となるのか、そこはちょっとわからないですけど、そこはもうちょっと見方を楽しんでほしいなって思いますけどね、シンプルに」

――そんな中、次の両国国技館でのEita戦、ヒロム選手にとってどのようなテーマがありますか?また防衛に成功した際には、どのようにファンの皆様に見てもらいたい、などありますでしょうか?


高橋ヒロム「認めてもらいたいですね。NOAHジュニアの人に、ありがとう、と。ヒロムがいてくれてNOAHジュニアに活気が出たよ、みたいな。逆に感謝してもらえるくらいのな立場になりたいかな。それが究極かと思いますね。自分としては新日本プロレスの人間というよりはイチ高橋ヒロムとして見られたいっていう気持ちはありますけど、(新日本プロレスの人間として見られることは)それはしかたないかなと思います」


――会見では新技のお話もありました。


高橋ヒロム「はい、トラウマ」


――どこかで聞いたことのあるような技名です。


高橋ヒロム「そうですか?まぁトラウマは別にある言葉ですからね。本当にそのままの意味で使おうかなと思っているんですけど。でもまぁ普通にトラウマって言ってもちょっと違うかなって思ってトラウマ(発音:トラ⤴ウマ⤵)っていう感じの発音にしようかと思っていますね。でも本当は石森さんとの戦いでは出す予定ではなかったんですけど、出さざるを得ない相手なんで。やっぱり石森さん相手だと100ではなく120出さないと勝てないなと改めて感じましたし。だからこそ出さざるを得なかった。そう意味で公開はしちゃいましたけど、一応まぁオリジナル。そこは注目してもらいたいですね」


――ちなみにですが、Eita選手も発音は違えどトラウマという技を…


高橋ヒロム選手「あっそうなんですか?名前かぶりかぁ~!それ聞いとけばよかったなぁ~!なんでさっき会見で言ってくれなかったんですかね?それはちょっと俺わかんなかったです」


――Eita選手の必殺技の一つです。


高橋ヒロム選手「トラウマ(発音:トラ⤴ウマ⤵)ですか?(いえ、トラウマです)あぁ~そっちか!えぇ~!?じゃあ変えた方がいいんですかね?いやそっか!なんだ、だからちょっと会見の雰囲気というか。あれなんか反応があんまりだな?って思ったんですよ、記者さんの。ちくしょう、それは会見前に知りたかったな。言っておけばよかったな。知らなかったです。それはこれだけいろんな名前があれば被るのは仕方ないと思うんですよ。ただその技のね、中身というか技自体はかぶっていないと思うので。そこだけは自信はあるかなっていう。まぁ名前ぐらいは仕方ないですよ。それは良しとしましょう。向こうがどんなトラウマを使うのか、逆に楽しみではありますけどね。まぁ出させたくはないですね」


――NOAHの王者として、改めてヒロム選手から見たNOAHジュニアの現在位置っていうのはどうお考えでしょうか?


高橋ヒロム「難しいですね。やっぱり話題っていう面ではあまり、正直ジュニアの話って聞かなかったんです。NOAHジュニアは今こうだ、みたいな感じの話が来なかった。でもやっぱり知りたくなくても聞きたくなくてもNOAHのヘビーの、OZAWAさんだったり拳王さんだったり、それこそKENTAさんだったりの話は聞こえてくるわけですよ。ただNOAHジュニアっていうワードは全く聞こえてこなかったっていうのが正直なところです。(なので王者として)そういうところからなのかなと。少しでも何か話題じゃないですけど、うまく作っていかないといけないのかなとは思いますね。難しいんですけどね」


――ファン時代からNOAHジュニアを見てきたとおっしゃってきましたが、現在のNOAHにもNOAHの闘いと言われている部分が多分にあります。そういったものを吸収しようなどはお考えでしょうか?


高橋ヒロム「そこは特にないですかね。もちろん歴代の闘っていた人たちへの尊敬はありますけど、それを自分の中に取り入れようということはないですね、全く。自分は自分なんで。2025年の高橋ヒロムを見せないといけないと思っているので。過去は過去で、尊敬しつつ今、これから先を観て行かないといけないと思っているで。自分は自分らしく戦うつもりです」


――ではこの両国国技館大会でのGHCジュニア王座戦、対Eita戦に関してどういったものをファンの皆様に見ていただきたい、など一言で言うとどんな言葉でしょうか?


高橋ヒロム「メインディッシュではありますけど、メインディッシュなのに触れたら危険なEitaさんに触れに行くヒロム。そこを見ていただければと。今自分で言っていてもよくわからなかったですけどね。一言で、と言われたので。なかなか難しかったですよ」


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LINEヤフー PRESENTS WRESTLE ODYSSEY3

・日程:2025年10月11日(土)開始:15:00 開場:13:30 

・会場:東京・両国国技館

〇小中学生入場無料!

〇高校生シート 2,000円販売!

※どちらも当日のみ対応となります。

 ■当日券情報詳細はこちら→https://www.noah.co.jp/news/7414/ 


■大会詳細 →https://www.noah.co.jp/schedule/727/


皆様のご来場、お待ちしております!

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