11/28新潟大会リポート|“丸拳”がGHCタッグ挑戦へ、タダスケ&政岡はジュニアタッグ王座へ名乗り。さらにKENTA・憂流迦・HAYATA・遠藤が新ユニット結成を正式表明、勢力図が大きく揺れる
【11月28日(金) 新潟・万代島多目的広場大かま大会リポート】
新潟から未来へ――NOAHマットに動いたのは、抗争でも決着でもなく「勢力図の変化」そのものだった。丸藤&拳王“丸拳”はGHCタッグ挑戦を強行宣言し、タダスケ&政岡はジュニアタッグ王座へ照準を合わせる。そしてKENTA、憂流迦、HAYATA、遠藤が新ユニット結成を正式表明。王座戦線とユニット再編が同時進行する中、NOAHは新たな局面へと踏み出した。
▼全試合の詳報は『プロレス/格闘技DX』をご覧ください
https://dx-web.gsj.bz/dxnews.index/detailsokuhou/?news_id=20251128002
■第4試合
遠藤哲哉 佐々木憂流迦 ○KENTA
(12分39秒)
×谷口周平 熊野準 小田嶋大樹
※ブサイクへのヒザ蹴り→片エビ固め
新潟のリングで、新たな勢力が産声を上げた。
KENTA、HAYATA、佐々木憂流迦、遠藤哲哉――この4人が共闘を正式に宣言し、新ユニット結成で合意。名称こそ未定だが、NOAHマットに新たな波紋が広がった。
ここ数カ月、偶然とは思えない連携が続いていた4人。なかでもKENTAは意味深な言葉を残し続け、ユニット化の気配を漂わせてきた。その“答え”が示されたのが、この新潟大会だった。
試合ではKENTA、憂流迦、遠藤がトリオを結成し、小田嶋・谷口・熊野組と対峙。個の強さに加え、呼吸の合った連携が随所に見られ、試合の主導権は次第にKENTA組へ。好機を逃さず畳みかけ、最後はKENTAが勝負を決め、観客に強烈な印象を残した。
試合後、リング上でKENTAが口火を切る。
「なあ、俺たちさ……もう正式にチーム組まない?」
これに遠藤と憂流迦が即座に反応。さらに「最近一緒に組むことが多いもう一人」を口にすると、その名は自然とHAYATAへとつながった。そこへ姿を現したHAYATAも頷き、4人の結束がその場で固まる。
KENTAは観客へ向けて宣言した。
「今日この新潟から、俺たち4人はチームとしてやっていく。これからしっかり見届けてくれ」
バックステージでは、早くもユニット名を巡るやり取りが始まる。「NO MERCY」案に対して即座に却下が飛ぶなど、笑い混じりのやりとりの裏に、それぞれの個性と距離感が見え隠れした。
ALL REBELLION、TEAM 2000X、情熱RATEL’S、TEAM NOAHに続く勢力。
“無名のユニット”は、すでに物語を始めている。
■第5試合
○ダガ vs ○AMAKUSA vs ×政岡純
※8分12秒、反則(タダスケの乱入)
TEAM 2000Xのジュニア戦線が、ついに剥き出しになった。
タダスケと政岡による“問題児コンビ”が、新潟のリングでGHCジュニアタッグ王者・ダガ&小田嶋へ強烈な宣戦布告。12・13名古屋大会での王座挑戦が決定となった。
この日、政岡はAMAKUSA、ダガとの3WAYマッチに出場。かつての因縁を引きずるAMAKUSAに執拗な攻撃を浴びせ、憎悪すらにじむ立ち回りで存在感を誇示していたが、試合終盤にはダガの攻勢にさらされ、場内の空気が一変する。
その緊迫の瞬間、花道からリングへ猛然と駆け込んだのがタダスケだった。試合の流れを一切無視し、迷いなく乱入。リング上は騒然となり、反則裁定が下されるなか、タダスケは政岡とともにダガを蹂躙し、王者の威信を踏みにじった。
救出に飛び込んだ小田嶋も容赦なく排除され、リングに倒れた王者組を見下ろしながらタダスケはマイクを握る。
「お前ら、チャンピオンやけど調子乗りすぎや。いつ防衛戦やるねん。まだしてへんやろ? そのまま日本武道館まで王者でおるつもりか? そうはさせへん。なぜなら俺とMJで、そのベルトに挑戦するからや」
続けて政岡も思いを吐き出す。
「腑抜けたチャンピオンチームに拒否権はねえ。12月13日、名古屋。そこで俺らの挑戦を受けろ。これは決定や」
その言葉とともに、政岡は王者を足蹴にし、TEAM 2000Xの覚悟と狂気を刻みつけた。
屈辱のなかで立ち上がった小田嶋も黙ってはいない。
「俺とダガさんで正面から粉砕して、元日もチャンピオンとして日本武道館に立つ」と応戦。王者としての誇りを剥き出しにした。
こうして、因縁と暴力が交錯するGHCジュニアタッグ戦線に新たな火種が投げ込まれた。
TEAM 2000Xの暴走か、王者の意地か――。
名古屋のリングで、その答えが問われる。
■第6試合
丸藤正道 ○拳王
(12分20秒)
×晴斗希 清宮海斗
※丸拳→片エビ固め
“丸拳”が、新潟で存在感を極限まで高めてみせた。
犬猿の仲だった丸藤正道と拳王がタッグとして動き出してから、わずか数ヶ月。息の合った連携と強烈な発信力で、GHCタッグ王座戦線に殴り込みをかけてきた二人だが、11月大阪での挑戦者決定戦では北宮・杉浦の乱暴ファイトに沈み、一度は挑戦権を逃した。
それでも引かないのが“丸拳”だ。この日の新潟大会、二人はセミファイナルに登場。清宮海斗&晴斗希の若手コンビを相手に、リングは開始から抜き差しならない空気に包まれた。清宮と拳王は、12・17後楽園で行われる60分アイアンマンマッチを控えているだけに、互いの視線は火花そのもの。張りつめた緊張から、試合は終始ピリついた展開となった。
勝負を決めたのは、晴斗希を標的にした丸拳の集中砲火だった。丸藤の鋭い一撃、拳王の重い投げ、その間合いに一切の隙がない。最後は合体技“丸拳”で鮮やかに仕留め、タッグとしての完成度を誇示する快勝となった。
試合後、拳王はマイクを握ると、まずは清宮への宣戦布告から入る。
「清宮海斗。60分アイアンマンマッチ、俺が“完封”してやる。」
そして隣に立つ丸藤へ、こう続けた。
「丸藤くん、当日セコンドにいてくれ。俺の全部を近くで見といてくれ。」
丸藤は無言の頷きでこれを了承。二人の間に確かな信頼が生まれていることを、会場にいた誰もが感じ取った瞬間だった。
そして拳王は、もうひとつの本題を切り出す。
「丸拳タッグ、まだGHCタッグを諦めちゃいねぇ。前回は反則まみれで負けただけだ。今すぐでもやってやる。おい北宮! 杉浦! 出てこい!」
呼び出された北宮&杉浦は不機嫌そのもの。
「この前、正々堂々やって負けたの忘れたのか?」と自身の反則を棚に上げて嘲る北宮に対し、拳王は強烈なカウンターを叩き込む。
「テメーは『選手会長命令』とか言うけどよ、こっちにはCyberFight副社長がいるんだよ。副社長命令だ。選手権組め!」
予想外の“権威返し”に北宮も気圧され、「やってやるよ!」と売り言葉に買い言葉で承諾。
この瞬間、新潟の空気が一気に沸騰した。
こうして、GHCタッグ王座戦――
“北宮&杉浦 vs 丸藤&拳王” のリマッチが決定。
丸拳は、もはや“期間限定”でもない。
勢い、連携、物語――すべてを手にしたタッグが、ついに本丸へ踏み込む。
SUNNY VOYAGE 2025
12月13日(土)開始:15:00 開場:14:00
会場:愛知・Lives NAGOYA
<配信情報>
WRESTLE UNIVERSEにて生配信
https://www.wrestle-universe.com/
【NEW決定対戦カード】
<GHCタッグ選手権試合>
(王者組)マサ北宮 杉浦貴(TEAM 2000X)
VS
(挑戦者組)丸藤正道 拳王
※第74代王者組の初防衛戦となります。
<GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
(王者組)ダガ 小田嶋大樹
VS
(挑戦者組)タダスケ 政岡純(TEAM 2000X)
※第64代王者組の初防衛戦となります。
■大会詳細を見る
https://www.noah.co.jp/schedule/