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【稲村愛輝インタビュー】12・19名古屋大会で清宮海斗と組んで、杉浦貴&桜庭和志組の持つGHCタッグ王座に挑戦。『唯一無二の存在になりたい』

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2020.12.18

12・19名古屋大会で清宮海斗と組んで、杉浦貴&桜庭和志組の持つGHCタッグ王座に挑戦する稲村愛輝。

 

反骨集団『金剛』を抜けて、清宮に直訴して合体。現ノアの“若き力"を象徴するタッグチームが誕生した。

 

チャンスと結果に飢え続けた日々。新兵器の“無双"も繰り出して、ビッグマッチの代々木大会も揺らした。しかも相手の杉浦&桜庭組は、プロレス大賞最優秀タッグ賞を受賞したばかり。勝てば一気に名の上がるタイミングだ。千載一遇の好機を前に“爆発寸前"の稲村に話を聞いた――。

 

 

【稲村愛輝インタビュー】
――名古屋でのタイトルマッチが正式に決まって、近づいてきた

▼稲村「率直に、清宮さんに『チャンスが欲しい』と直訴するという行動を起こして良かったなと思いますね。本当にこういう大きいチャンスが去年の両国大会(※北宮と組んでGHCタッグに挑戦)以来、なかったので。うれしい…というよりは『絶対やってやるぞ!』って気持ちが強いです」

――金剛を抜けたからには、何かの証をつかみたい気持ちもあった?

▼稲村「そうですね。結果が欲しくて金剛に入って、結果を残せないまま金剛を抜けた形でもありますから。北宮さんからも『抜けたからには、恥ずかしいマネはするんじゃねえ』と言われましたし、やっぱりそこは結果を出さないといけないと思いますね」

――改めて今のチャンピオンチームである杉浦&桜庭組をどう見る?

▼稲村「単純に“個"として強いですよね。一人ひとり。杉浦さんの強さはずっと体感し続けてますし、桜庭さんの強さというのも、自分が中学生くらいだったPRIDEの頃から見ていますし。ただ、その二人が組んで、タイプも逆だし、最初はメチャクチャなのかな…って思ってたんですけど、もの凄いガチッとハマった凄いタッグになってる」

――どう突破口をこじ開けたい?

▼稲村「桜庭さんと無観客でシングルをやったんですけど、負けたから悔しいというのは当然ですが、ただ『何もできなかった』っていう印象が凄くあったんで。その中でいろいろ考えた結果、体力とパワーで押していくしかないなと。いかに相手の土俵に乗らないか。あの人が何十年も培ってきた技術や知識、その土俵に今から立って学ぼうとしても難しいと思うので。どんな体勢からでも関節を極めようとしてくるし、そこに技術で対応しようとするのは僕の中では不可能だと思っているので、だったら無理やりでもパワーで投げ飛ばしてやると」

――徹底的に力と気持ちで対抗する?

▼稲村「はい。あとは桜庭さんに勝ってる人たちって、拳王さんにしても、清宮さんにしても、プロレスで勝ってるじゃないですか。拳王さんだったら関節技を丸め込んで、清宮さんだったら足4の字。やっぱり自分がやってきたプロレスを信じて闘うしかないですよね。あと杉浦さんについては、今年のN-1でも負けていて。試合後のコメントで『もう勢いだけじゃダメだ。もっと考えないと』と言われたんで、もうそこから考えに考えたんで。それをぶつけるしかないですね」

――逆に杉浦に対しては、正面からぶつかるだけではないと

▼稲村「はい。今までは杉浦さんを正面から打ち崩していこうって気持ちしか無かったんですけど、そうじゃダメだと本人から言われましたから。しかも、そう言われたN-1公式戦の舞台も、今回と同じ名古屋国際会議場。同じ名古屋で、『もう以前とは違うぞ!』ってとこをみせないとダメですね。(コロナの影響で)試合数が少ないことで、自分のプロレスを考える機会も凄く増えましたし、トレーニングに打ち込める時間も増えたので、『ちゃんと考えて来たぞ』ってところを見せつけたいですね」

――清宮とのタッグチームはどう仕上げていきたい?

▼稲村「ここもまたタイプが違う二人じゃないですか。僕の中で、清宮さんっていうのは僕にはないプロレスの技術とか要素を全部持ってる選手だと思うんですよね。僕が言うのもおこがましいかもしれいですけど、足りないものを補い合えるタッグだと思いますね。以前、僕は北宮さんと組んでいましたけど、タイプも同じで同じ方向を向いていました。清宮さんとはタイプはまったく違いますけど、補い合いながら同じ方向を見ていくタッグになるんじゃないかと思っています」

――清宮は若い世代のライバルとして一番負けたくない相手でもある

▼稲村「一緒に組んで学ぶことと、闘って学ぶことって全然違うじゃないですか。清宮さんとは何度もシングルをやってますけど、すべて自分を出し切って負けてる。自分の持てるすべてを出してもかなわなかった相手と組むことによって、自分をまた一段違うステージに持っていけるんじゃないかな…って思ってます」

――ノアも若手が充実し始めてきた。“NEW HOPE"という大会もあって、清宮を筆頭にしたノアの20代世代は、ここに来て熱を帯び始めている

▼稲村「その流れも、タッグのタイトルを獲ることができれば、絶対に一層加速させることができるはず。そのためにも“二人で獲る"ということが何より重要で。清宮さんは、すでにシングルのGHCヘビーを獲ったことがあるワケじゃないですか。ノアの若い力の中には、すでに清宮海斗という大きい存在があるので、その光を二人で獲ることによって、さらに輝かせることができる。『ノアの若手がヤバい』っていうのを、ノアの外に届けたいですよね」

――杉浦&桜庭組が今年のプロレス大賞最優秀タッグ賞を受賞したばかりで、最高のタイミングでもある

▼稲村「最優秀タッグのチームに勝つって、外に響きまくりじゃないですか。こんなチャンスはそうそう無い。運が向いてる感じがしますね」

――12・6代々木大会では無双を解禁して、会場も大いに沸いた。期待感という意味でも追い風が吹いている

▼稲村「ずっと使いたいと思っていた技で。ノアのパワーファイターとして一番最初に思い浮かんだのが(※無双の使い手である)力皇さんでした。使うなら“ここ一番"で、勝てる手応えがハッキリある時じゃないと…と思っていて。そうじゃないと力皇さんに失礼になりますから。だけどあの時、宮本裕向選手にぶちかましが決まった時点で、瞬間的に『ここだ!』と思いましたね。ひっそりずっと練習はしていて。試合後にも力皇さんにごあいさつさせていただいて『大事に使ってください』と言っていただけました。本当にいろんなタイミングが重なって…こんなに良い流れはないですね。これ以上のチャンスは無いですよね」

――改めてどんな勝ち方をして、どんな試合に?

▼稲村「しっかり清宮さんとの連係、繋がりというものを見せたうえで、その時の状況にもよるとは思いますけど、僕が勝ちたいです。清宮さんじゃなくて、僕が勝つことによって、何かを大きく変えたい。そのうえで唯一無二の存在になりたい。“無双"なだけに。(※無双の意味は並ぶものがないほどすぐれていること)」

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