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【4.27記者会見】4.29&30両国国技館大会直前記者会見 その①

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4月27日(水)、都内にてプロレスリング・ノアが記者会見を行った。4・29&30「ABEMA presents MAJESTIC 2022」両国国技館2daysを目前に控えての会見となり、全外国人選手のほか、多数の選手が出席した。

 

まず冒頭では武田有弘取締役と潮崎豪が登壇しての「緊急発表」。この日リリースされていた通り、30日のメインで潮崎を相手にGHCヘビー級王座の防衛戦を行う予定だった藤田和之が、新型コロナウィルス陽性のため欠場。武田取締役は藤田の王座返上、30日には新王者決定戦を行うことを発表した上で、「潮崎の対戦者は現在未定」とした。

 

潮崎も「こればっかりは昨今のこういう状況でしょうがないとは思いますけども、自分としては本当に悔しいですし、この悔しさをしっかりと次期チャンピオン決定戦に向けて、前を向いて進んでいきたいと思います」とコメント。

 

するとそこに、清宮海斗が登場。「「潮崎さん、自分に少し時間をください。今日、藤田さんのことを聞いて、いても立ってもいられなくて、ここに来ました。ノアの両国大会で、メインがこういう不安な状況になって、俺は動かずにはいられません。今のノア、俺たち若い選手が上げていかなきゃいけないと思います。俺が行きたいです! メインの空いてる席に、自分が行かせてください! 武田さん、お願いします!」と思いの丈をぶちまけ、王座決定戦への出場を懇願した。

 

これを受けた潮崎は立ち上がり、「清宮、この状況を壊して、動かなきゃいけないと思ったお前の気持ち、伝わりました。俺も挑戦者としてのこのGHCヘビー級のベルトにかける気持ち、お前の今のひと言で、さらに高まったよ。お前のその気持ち、お前のその目、しっかりと受けて、お前とこのベルトをかけて戦いたいと思う」と対戦を受諾。その上で「武田さん、こればっかりは会社の判断に委ねますけども、清宮と自分の気持ちを汲んでください」と会社側の決定を促した。

 

だが、武田取締役は清宮に対し、「今、ここで決めるのは難しいから、持ち帰りということで」と保留。「決めてください、ここで! 俺だって両国のメインに立ちたいんです!」と食い下がる清宮と押し問答になったが、結論は出ぬまま清宮は若手に制止されて退場。

 

質疑応答に移ると、武田取締役は「大会前日までには決めたいですが、私ひとりの一存というわけにもいかないので。藤田選手の陽性結果も昨日の夜に聞いたばかりなので。もう少し時間をください」と述べるに留めた。また、清宮は当日、稲村愛輝とのコンビで丸藤正道&X組と対戦予定となっているが、もしメインへの出場が決定した場合は「タイトルマッチなので、ダブルヘッダーというのはちょっとないかなと」とした。

 

潮崎は清宮海斗という存在について聞かれると「俺が逆の立場でも、今の清宮みたいな行動をしてたと思います。アイツの、このGHCヘビー級のベルトにかける気持ち、そしてノアの両国大会にかける気持ち、ホントに伝わりました。できれば俺も即答してやりたい。その気持ちはありますけども、こればっかりは俺の判断では決められないんで、いい結果を期待したいです」とコメント。

 

両国2daysの大トリを飾るタイトルマッチが直前でのカード変更という非常事態に、まず行動に出たのは清宮。果たしてカードの行方はどうなるのか? 決定を待ちたい。

続いて行われたのは30日の第7試合で行われるGHCナショナル選手権試合、船木誠勝vsサイモン・ゴッチの調印式。ゴッチはWWE時代、タッグチーム「ヴォードヴィレインズ」の一員として一度来日しており、ノアにはこれが初参戦。調印書へのサインを促されると、懐から船木のフィギュアを取り出してテーブルに置き、拳を叩きつけ「これがコメントだ」とひと言。これに船木は顔色一つ変えず「自分は人形じゃないんで、来たらやります」とだけ返答した。

 

「ゴッチ」の名は、船木の師匠でもあるカール・ゴッチから取ったもの。それについて聞かれた船木は「最初に名前を聞いた時に真っ先に思い浮かべたのがゴッチさんで、もう亡くなって15年なんですが、『ゴッチ』と聞いた瞬間に、苦しい、痛い、怖い。自分にとってのゴッチさんはその三言に尽きますんで、その感覚が一瞬で蘇りました。15年ぶりにゴッチと聞いて、ゴッチさんを思い出して背筋がピシッとなりました。ゴッチさんが見てるという感覚で試合をしたいと思いました」とコメント。

 

これを受けてゴッチは「苦しさは、カール・ゴッチから学んだジョシュ・バーネットから、痛さは、カール・ゴッチから学んだノーマン・スマイリーから、怖さはカール・ゴッチから学んだジェイク・シェノンから学んだので、よく分かっています」と、対抗するかのように発言。「ゴッチ」の名はダテじゃないと言わんばかりのアピールを行った」

 

WWE時代はカイザー髭をたくわえ、クラシカルなレスリングにコミカルな要素も混ぜたスタイルで戦っていたゴッチ。船木は「YouTubeで見ましたが、おそらく今回は全く違う形のスタイルで来るんだろうなということで、あまり参考にはなりませんでした」と語った。

 

「船木はリングに上がるとモンスターになる。自分は死ぬ気で試合に臨む」というゴッチに対し、「相手も技術と気持ちのぶつかり合いで来るつもりのようなので、何分で終わるかとかは意識せず、相手に反応しながら試合をしていきたいと思います」と呼応。3月、鈴木秀樹との防衛戦では8分強で勝利した船木だが、3度目の防衛戦はどのような展開となるのか?

続いて登場したのは、30日の第5試合で稲葉大樹&田中将斗組と対戦するレネ・デュプリ&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr組。ともにノアの常連で、一度はGHCタッグ王座を獲得しながらコロナ禍の影響で返上せざるを得なかった2人が、満を持しての再来日だ。

 

ワグナーが「2年間ノアのリングに戻っていなかったので、すぐにでも試合をして、いまだに失っていないものを証明したいと思います」と言えば、デュプリも「コンバンワ! 2年間という長い間試合ができなくてイライラしていましたが、ノアのリングに戻れてすごくうれしいです。ドクトル・ワグナーというパートナーと一緒に戦えるのもうれしいです」と、ノアとの再会、パートナーとの再会を喜ぶ2人。その表情からは気合いのほどが伺えた。

 

GHCタッグ王座について聞かれると、「今回はすごく大きい印象と結果を残したいです。遊びに来ているわけではありません。15年間やっていて、まだまだ自分のポテンシャルを発揮しているわけではないので、ノアでのトップを目指します」(デュプリ)「2年前、コロナの影響で来れなくなって悲しかったですが、今は来れたことがうれしいし、この2年間すごく頑張ってきたことを見せたいです」(ワグナー)と、気合い十分。来日できなかった期間の鬱憤を吹き飛ばすようなファイトに期待!

続いては、30日の第6試合でシングルマッチを行うマサ北宮とマイケル・エルガン。エルガンが「今年の7月に私はデビュー20周年を迎えます。カナダにいた頃、周りの選手たちはロックやストーンコールドに憧れていましたが、私は三沢や小橋などノアの選手に憧れていました。北宮選手はタフで力も強いが、私の目標はノアのリングに上がり続けて、メインを張る選手になることです。まずは北宮選手を乗り越えなければいけません」と敬意を表すと、北宮はまず英語で「ビッグ・マイク、久しぶり。日本へようこそ。自分も両国での試合を楽しみにしています」と語りかけた。

 

続けて「見ての通り彼もパワフルでテクニックもスピードもあって、やり甲斐のある相手と当ててくれて、俺個人としてはオイシイなと思っております。この圧倒的な力とタフネスに打ち勝つには、やっぱりジャパニーズレスラーのタフネスと、日本人としての大和魂を胸に、徹底的にやり合うのみと思っております。当日は俺が勝ちます。以上!」と力強いコメントを残した北宮。

 

エルガンは両国国技館という舞台について聞かれると「自分の試合で思い出すのは、2019年に杉浦選手と初のGHCナショナル王座を争った試合です。あれが自分のハイライトです。また、ちょうど今朝、両国でのペガサス・キッドとザ・グレート・サスケの試合を見ていました。他に大きな試合がたくさんありますが、自分もその歴史に名を残したいと思います」と、歴代の「両国名勝負」に匹敵する試合内容を約束。パワフル対決の行方はいかに?

 

その②は こちら

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