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【寄稿・齋藤彰俊選手】5月29日LIMIT BREAK見どころ解説「彰俊的徒然草」

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5月29日新宿FACEにてLIMIT BREAKが行われる。
今回のLIMIT BREAKも心躍るカードが多いので、全てについて書きたい気持ちは山々なのですが、今回は敢えて世界ヘビーのチャンピオンシップについて書きたいと思います。
書き手である自分自身の試合についてであるので、心の内を記すれば色々書くことも濃くなるのかもしれない・・・
しかし、そこだけに突飛するのは個人的なインタビューの時に込めたいと思っております。

今まで潮崎選手とのシングルの選手権としては、あのタッグ選手権後のGHC戦、無観客で行われた二人だけのメモリアルGHC戦の二回である。

 

いずれも潮崎選手がチャンピオンで、戦うことにも月日が流れるなかで少しテーマが違うものの、意味合いは変わることなくひとつであった。
二人だけのメモリアルの後、リング上で言った自分自身の言葉を振り返ってみる。
「これで、負けたけどさ。俺、もう次に進むよ。またどっかで接点があったら戦おう。お前は最高なチャンピオンだよ潮崎。シオありがとう」
あの戦いから次に進みだした。
あれから進み続け、行った先にたどり着いたのは、同じTEAMで同じプロレスを求め、気が付けば共闘していた・・・
そして「またどっかで接点があったら戦おう」という、もしかしたらその「接点」が今生にあるかどうかあの時点では分る筈もなく、予想すらしていなかった接点が今現れた。
進んで行った先にも接点があったのだ。
前回の二試合と違うのは、自分自身がチャンピオンであるということと、今までは答えを求めて戦い続けていたが、今回は進んだ先で、その答え合わせを行うようなものという部分なのかもしれない。
さらにNOAHが誇るベルトであるGHCではなく、世界ヘビーという他団体のベルトであるということだ。
本来、世界ヘビー王座は、ゼロワンの選手と行うべきなのかもしれないが、この世界に入ってから正規軍や本隊という正規なところに殆ど所属せず、外様、外敵的なところで戦っていた自分だからこそ、その他団体のベルトを賭けて、あえてNOAHの選手とやるということで、何が生まれ、どんな反応が起きるのかという挑戦をする意味があるのかもしれない。
それも「やらなければならない事」のひとつであるのではないだろうか。
NOAH内に留まらず、その状況を受けて、ゼロワンの選手の心、SPIRITにどの様な刺激と反応が起き上がるのかも見て感じてみたいところもある。
いつも思うが、潮崎選手と選手権をやる時は、必ず自分自身に障害がある。
だがその障害は、マイナスではなく、自分自身の人生にとって、無くてはならない程のプラスへと変換してくれるものになる。
試練なくして成長はないのと、何かを犠牲にしてでも得なければならない尊いものに挑戦できるということなのだろう。
潮崎選手にも、状況や背景、気持ちなど色々あると思うし、あれだけの選手になったのだから、心内や覚悟、思想がしっかりとあり、自分とはまた違った部分はあるとは思っているが、29日のゴングが鳴った瞬間から、求め戦うものはひとつになっているのではないかと・・・
それは何か?頭や気持ちで考えるものではなく、感情を通して魂で感じるものであるのかもしれない。
それがどんなものなのかを心地良く感じる強烈な痛みと共に体感して、自分の人生と心に刻み込みたい。
by彰俊

ザ・リーヴpresents LIMIT BREAK.2

★2024年5月29日(水) 開始:18:15 開場:19:00  会場:新宿FACE

 

<配信情報>

レッスルユニバースにて生配信

https://www.wrestle-universe.com/

 

【全対戦カード】

<第6試合メインイベント/30分1本勝負>

世界ヘビー級選手権試合

(王者)齋藤彰俊 VS 潮崎豪(挑戦者)

 

<第5試合/30分1本勝負> 

小峠篤司 VS  秋山準(DDTプロレスリング)

 

<第4試合/20分1本勝負>

藤田和之  ヨシ・タツ 夕張源太(JTO) VS  樋口和貞 納谷幸男 瑠希也(DDTプロレスリング)

                      

<第3試合/20分1本勝負>

Hi69 晴斗希(道頓堀プロレス)VS 遠藤哲哉 飯野雄貴(DDTプロレスリング)

 

<第2試合/20分1本勝負>

モハメド ヨネ  菊池悠斗(道頓堀プロレス) VS  石川修司 ブラックめんそーれ

 

<第1試合/20分1本勝負> 

大和田侑  VS  関本大介(大日本プロレス)

 

リングアナウンサー:木原文人

 

■5.29新宿FACE大会詳細は こちら