【N-1インタビュー】N-1&両国へ「逆襲の清宮海斗」宣言 「内藤哲也に勝つのは“俺のストーリー”なんですよ」【9.12後楽園でN-1 VICTORY 2026開幕!】
9・12後楽園大会から開幕するNOAH最大のリーグ戦『LINEヤフー presents N-1 VICTORY 2026』。停滞からの復活を目指す清宮海斗はAブロックにエントリーした。
タイトルに縁がなくなってから1年半が過ぎた。OZAWAには連敗し、Yoshiki Inamuraにも届かず。二人の後塵を拝する時間が続いた。ユニットを解散して心機一転しても、GHCヘビー挑戦者決定戦で内藤哲也にも敗れた。
一方で、かつての相棒・大岩陵平が新日本の今夏G1 CLIMAXを制覇。強烈な刺激を得て、風向きも変わりつつある。正念場のN-1を迎える方舟のエースに、改めてその心持ちを聞いた――。
【清宮海斗インタビュー】
――まずN-1に向けた率直な思いというのは?
▼清宮「もう本当に優勝するしかないですよね。ずっと『危機感がある』って言い続けてきましたけど、それでも結果が出ない。今回のN-1でも結果が出なかったら、もう静かに存在感が無くなっていくだけだと思うんで」
――2025年元日のいわゆる“OZAWAショック"以降、タッグも含めて何のタイトルも獲れていない状況が続いています
▼清宮「そりゃ落ち込みますよ。変わらなきゃいけないって思っても、何が原因なのか、何を変えれば良いのか。まだ見えてこない状態で。コンディションは良いのに、それが結果につながらない…っていうのも、精神的に削られますよね」
――とはいえ大岩陵平がG1 CLIMAXを制覇したことで、次は清宮さんの番だと注目が集まりつつある状況です
▼清宮「あの日(新日本の)会場にいましたけど、メチャクチャうれしかったですよ。陵平がNOAHを離れてからも、練習したりご飯食べに行ったり、ずっと繋がりは持ってきたし、いろんな悩みも語り合ったり。陵平は新日本でトップ獲ると思っていましたし、本当に優勝した瞬間はメチャクチャうれしかった。本当に輝いて見えた。だから喜びを感じた一方でプレッシャーも湧き上がってきましたよ。あの輝きを見せつけられて」
――新世代の二人による優勝決定戦が、基本技のバリエーションを見せつけるような奥深い攻防をしたことも話題になりました
▼清宮「陵平も悩んでいたんですよ。『なかなか“自分のプロレス"ができないんですよ』って。でも、あの試合で一つ“形"を創り上げた。悩んだ末に自分自身で創り上げた。それは(同じように悩んでいる自分自身にも)刺激になりますよね。同時に本当にNOAHの同世代も負けられない。『この世代で新しいプロレス界を創っていく』ってずっと言い続けてきたし、その言い出しっぺの自分が何やってんだ…っていうフラストレーションもメチャクチャあるんで」
――その今年のN-1はGHCヘビー級王者の内藤哲也が出場しないことが物議を醸しています
▼清宮「自分が一番責任感じてますよ。だって今の内藤哲也を調子に乗らせてしまったのは、自分の責任だと思っていますから。あの挑戦者決定戦で勢いづけてしまったのは俺ですよ。俺さえ負けてなけりゃ、今のN-1の景色も、両国の景色も、まったく違うものになっていたと思うんですよ。だからその責任を取るためにも、しっかり内藤哲也にたどり着いてやります」
――開幕戦ではアルファ・ウルフと当たる
▼清宮「これまでのN-1は初戦でつまづくことが多くて、開幕戦の難しさを感じてきました。N-1を機に新しい自分を求めていくんだったら、まず開幕戦で変わっていかないといけない。勝つだけじゃなくて、どれだけ変化への手応えを掴めるか。それがカギだと思ってます」
――続く岡山大会ではシェイン・ヘイストと待望の初シングルです
▼清宮「これは本当にめっちゃ楽しみ。シェインさんには新弟子の頃、道場で基本のヘッドロックからいろいろと教えてもらっていましたからね。でも僕がデビューしてすぐシェインさんはNOAHを離れてしまった。ここ数年になって、新日本やNOAHでタッグでは当たる機会がありましたけど、シングルは無かったんで。二人で没頭していくような試合がしたいし、シェインさんの想像も超えていきたい」
――3戦目の博多ではYoshiki Inamura選手と対戦します。引き分けたGHC200トーナメントから約1ヶ月で再戦となります
▼清宮「本当にInamuraとの試合っていうのは、僕のなかでは本当に特別なんですよ。『GHC200』の試合後にも言いましたけど、Inamuraとシングルをやるならデカい舞台で当たりたい。だから今回も単なる公式戦じゃなくて、そのぐらいの気持ちで行きます。去年(11月に)GHCヘビーで負けた借りを返さなきゃいけないんで」
――4戦目の大阪は杉浦貴、久しぶりの“親子対決"です
▼清宮「“ゴッドファーザー"になった杉浦さんとシングルで当たるのは初めて。でも今の杉浦さんが充実しているようには見えないんですよ。何か意図があってT2000Xにいるんでしょうけど、プロレスラーとしていい汗かいてないよな…って思いますね。なんか、そういうフラストレーションも溜まってるんじゃないかな」
――更生させるとか、目を覚まさせる、ということではなくて…
▼清宮「うん。他人を更生させる前に自分が変化しなきゃいけない状況だし。でも、杉浦さんの近くにいた人間として、自分にしか引き出せない部分はあると思ってますよ。杉浦貴の本来の姿を」
――続く浜松では藤田選手と当たります
▼清宮「苦手意識っていうか、強い人ですよ、藤田さんは。GHCヘビーを懸けても以前戦ってますけど、あの時の俺とはもう全然違いますからね、身体も、自信も。それでも去年のN-1で負けてるんで。だから這い上がっていく過程で、藤田和之を納得いく形で倒す…っていうのは避けては通れないんで。でも…」
――なんでしょうか?
▼清宮「今年のAブロック、デカい人、当たりが強い人が多すぎじゃないですか!? 藤田さんもそうだし、パワー系多すぎでしょ! 肉体的負担が大きい相手と毎日のように当たりますけど…でも見とけよ!と。これだけの相手と毎日やっても、今の俺は体力削られねえぞ…ってとこを見せますから」
――そして6戦目の仙台では飯野選手です
▼清宮「いや、もうこの頃、体ボロボロになってんだろ!…体力削られねえぞ!って言ったばっかですけど。でも飯野選手とは初対決。シングルプレイヤーとしてのNOAHでの闘いってうのは未知数な部分があるので、楽しみ半分、怖さ半分。パワーや突進力も凄いですけど、情熱的に直球勝負!…だけじゃないと思っていて。お客さんを味方にしながら、お客さんと一体になって試合をしてる感じがあるんですよね。だから飯野選手のポテンシャルを見誤らないように試合しようとは思ってますね」
――公式戦最終日ではシンガポールのチェン選手と当たります
▼清宮「チェン選手に関しては、今のところまったくの未知。そして自分自身も、N-1初出場の外国人選手には苦手意識があるんですよ。ジャック・モリスしかりルイス・マンテしかり、初出場の外国人選手にことごとく負けてるんですよね。でも今回は公式戦の最終日で当たるんで、期間中にチェン選手の動きをじっくり研究できる。だからもう“チェン推し"になるぐらい徹底的に研究して、分析し尽くして彼の前に立ちたい。そして優勝決定戦に駒を進めます」
――その優勝決定戦で当たりたい相手は?
▼清宮「OZAWAですね。今のこの状況も、すべては(OZAWAショックのあった)武道館から始まってますし、あいつに勝たないと本当の意味でのリスタートは切れない。あいつに勝たないことには、本当の意味で先に進めない。それに今のOZAWAは、一時期に比べて元気ないように見えるんですよ。なんかT2000Xにもいろんな動きがあったから、一歩引いてるのか何だか知らないけど、なんか一時期の元気がないですよね。やっぱりあいつには清宮海斗が必要なんじゃないですか? だから決勝に上がってこい。そこで俺はお前を倒して、年末にかけて一気にまくってやる」
――そしてNOAH代表として両国でGHCヘビー級王者・内藤哲也の前に立つと
▼清宮「“内藤哲也に勝つ"っていうのは俺のストーリーなんですよ。GHCとかね、本当は関係ない。まぁ、それでも自分がまいた種がGHCヘビーに繋がると言うのなら 、自分でたどり着きますよ、GHCにも、内藤哲也にも。N-1はその“清宮復活"に向けた始まりに過ぎない。期待していてほしいですね」
――内藤選手には“復活の内藤哲也"の異名もありますが…
▼清宮「それなら俺の場合は“逆襲"ですよ。別にどこか調子悪かったわけじゃないしね、復活じゃないね、逆襲だよ。N-1獲って、内藤選手の前に立って、両国で“逆襲の清宮海斗"をお見せしますよ!」
――清宮のN-1公式戦日程――
9/12後楽園 vsアルファ・ウルフ
9/14岡山 vsシェイン・ヘイスト
9/16福岡 vsYoshiki Inamura
9/20大阪 vs杉浦貴
9/22浜松 vs藤田和之
9/25仙台 vs飯野雄貴
9/27宇都宮 vsチェン