【インタビュー】「中途半端な反則やるなら、お客さんを喜ばせるくらい、もっとやってこい!」アレハンドロ&小田嶋、10.25両国でジュニアタッグ王座をかけてJ2KX YO-HEY&政岡へ挑戦【10.25両国国技館】
10月25日、両国国技館で行われるGHCジュニアヘビー級タッグ選手権。王者はJ2KX(TEAM 2000X)のYO-HEY&政岡純、挑戦するのはアレハンドロ&小田嶋大樹。
10.4代々木大会で、小田嶋が自ら名乗りを上げ、ベルトを失った直後のアレハンドロに声をかけて実現した挑戦だ。反則も辞さない王者組を前に、二人が貫くNOAHの「正々堂々」の信念とは。
【アレハンドロ&小田嶋大樹 インタビュー】
――10.25両国国技館で決まったGHCジュニアヘビー級タッグ選手権ですが、先日の代々木大会で、惜しくも王者組に敗れてベルトを落としたアレハンドロ選手とベイン選手の前に小田嶋選手が現れ、挑戦を表明しました。なぜあの時アレハンドロ選手をパートナーに指名を?
小田嶋「まずはセコンドで試合を見ていて、卑怯な真似というか、椅子で攻撃したりとか、いろいろそういうものがあった中でベルトを奪われるという形だったので、そこにすごく憤りというか、悔しさ、悲しさをすごく持っていたので挑戦表明をしたんです。その上でアレハさんだった理由は、N-1のシリーズ、ずっと一緒に組ませてもらって試合をしている中で、アレハさんが一番J2KXに対して怒りだったり悔しさだったり、『なんとかしてあのチームを倒してやりたい』という気持ちを誰よりも感じたからというのが一番です」
――二人がJ2KXに倒され、ベルトを手放す光景を目の前で見て、いてもたってもいられず飛び出したと
小田嶋「ジュニアタッグ戦だけじゃなくて、(カイ・フジムラ戦など)ジュニアのシングルのタイトルマッチも、介入がなければアレハさんが勝ち切っていたというシーンが何度もあったと思うんです。そんな中で、全部介入だったり、卑怯な真似があって取られてしまって。絶対、アレハさん自身も悔しい思いがあると思いました。その悔しさだったり、勝ってやりたいという強さを実際に横に並んで感じていたので、アレハさんとなら絶対取り返せるし、アレハさんと一緒にJ2KXを倒したいという思いがありました」
――アレハンドロ選手は共闘しようとなった瞬間はどんな心境でしたか?
アレハンドロ「あの時はもう負けた直後だったので…。僕でいいのかという気持ちもありましたけど、先月もカイにマスクを剥がされたりとか、その前もJ2KXに散々な目に遭って、挙句の果てにベルトも取られて、今ジュニアのベルトはシングルもタッグもJ2KXにある状況です。これで負けて悔しいだけで終わるわけがないので、やられたら必ずやり返さないといけないと思いますし、すぐに、タッグでもう一度リベンジしようという気持ちになりました」
――今のジュニア戦線は、J2KX(TEAM 2000X)と、アレハンドロ選手たちの正規軍による、軍団抗争のような様相を呈している面があると思います。改めて彼らのラフファイトについての見解を伺いたいです。
アレハンドロ「ヒールとベビーフェイスという立場ですけど、試合をしていても、見ていても、介入とか反則とか、そういったものは僕は好きじゃないですね。見ている人たちもモヤモヤすると思いますし、『おいおい、そんなので決まっていいのかよ』と感じるのはもちろんだと思います。もし他団体のファンの人だったり、他団体の選手がNOAHジュニアを見た時に、『NOAHジュニアすげえな』とはならないと思うんで。NOAHジュニア独自の、先輩方が作ってきた歴史、NOAHジュニアというブランドを、僕たちがもっとすごいものにしていかないといけないので、今のこの状況を僕たちで変えたいなと」
――小田嶋選手は?
小田嶋「直近でJ2KXの皆さんと戦っていて、代々木のリング上でも言ったんですけど、純粋にあんなことしなくたって、皆さん本当に強くて素晴らしい選手なんです。政岡さんなんかも戦っていて、熱さというか、本気で上に行こうという思いをすごく感じますし、YO-HEYさんもそれこそファンの頃から見ていましたし、デビューして直後とか、GHCジュニアのチャンピオンになっている姿も見ています。カイさんこそ『どうしちゃったんですか?』って感じなんですけど。僕がデビューした直後に一緒に練習してもらったりとか、そういうリスペクトが皆さんに対してあるからこそ、あんなことしないでほしいんです。自分自身もアレハさんとちょっと被るんですけど、ああいう戦いは好きじゃないです。僕が憧れたGHCの戦いというのは、反則じゃなくて、全部自分の持っている技術を出し切った上で、最後に立っている人間がチャンピオンだと思っています。そういう戦いを見て、心が震えて、プロレスラーになりたい、プロレスって素晴らしいと思っていたので、反則じゃなくて、自分たちが正々堂々と戦う素晴らしさ、強さを見せた上で勝って、心震えるNOAHジュニア、プロレスリング・ノアの戦いにしたいと思います」
――政岡選手は小田嶋選手の実力を認めつつ、「お前に足りないのは挫折。その挫折を両国で味わわせる」とはっきり宣戦布告をしていました
小田嶋「挫折という意味でいえば、僕はまず入門を一度拒否されている身です。それこそ年始のジュニアタッグのリーグ戦の最初の方で膝を怪我したりして、挫折というのかわからないですけど、心がくじけそうになったところから、あきらめずに重ねて結果を出してきた自負があります。なので、挫折を見せつけると言われても……あまり気にしてないですね。なんなら『経験したことありますよ』くらいに。這い上がっていくということは、自分自身ももちろん思っていますし」
――政岡選手も非常に泥臭い経歴を持っていて、そのハングリー精神で、今初めてGHCのタイトルを手にしました。這い上がるという共通点があって、小田嶋選手も政岡選手から熱いものを感じるからこそ、もどかしいのかなと
小田嶋「まさに。映像を見ている時よりも、実際に戦っていて気づくことだったり、負けたくないという思いだったり、やっていてちょっとワクワクするような気持ちもあったり、そういうものを政岡さんからは感じます」
――政岡選手も楽しんでいるんじゃないかと感じる時は?
小田嶋「試合している時に楽しいかはわからないですけど、引かないという気持ちはすごく感じます。それはリング上で感じますね。だからこそ、反則に頼らなくてもいいじゃないかと」
――10.25両国では、反則のない、"正々堂々"とした伝統あるGHCの戦いを見せたいというのが大きな目的?
アレハンドロ「このビッグマッチの第1試合なので、会場で見ている人たちもそうですし、中継で見ている人たちにも、第1試合からNOAHジュニアすごい!というのを見せないといけないと思うので、そういった意味でも、NOAHジュニアのすごさを見せないといけないなと」
――ラフファイトの話で言えば、反則が起こった時の会場の反応は、以前と変わってきているのではないかと
アレハンドロ「感じてますね。でも、反則した時のブーイングも、最初の頃に比べると、正直あんまり鳴らないくらい。だったら中途半端なヒールじゃなく、思いっきりヒールで来てくれれば、僕たちも思いっきり立ち向かう、正々堂々やるよという感じです」
――もはや反則も飽きられてきているんじゃないか
アレハンドロ「ですね。飽きてますよね、やっぱり。来るなら、振り切ってやって来い」
小田嶋「反則で来るのは、正直憤りは感じますけど、どうせ来るだろうなと勝手に思っているので。僕たちはそれに乗らず、正々堂々、乗り越えていきたいです」
――王者組のYO-HEY&政岡組のチームワークについては?
アレハンドロ「僕は個人的には、直接取られているので。その前からこのシリーズずっと戦ってきて、僕はスピードだったりを武器に戦うんですけど、崩し方が上手いというか、YO-HEYさんと政岡さんの阿吽の呼吸というか、レフェリーに反則を見せない、嫌な感じですけど、上手さとか、そういったものはやっぱりあります」
――初めて組んだとは思えないくらいの連携の良さを感じます
小田嶋「そうですね。お互いをピンチにさせきらない、です。毎度毎度このシリーズ結構取られることが多いんですけど、追い詰めて追い詰めて、あと一個ってところでぶわっと入ってきて、全部崩されるみたいなことが多くて。それこそ阿吽の呼吸でした。もう手強いです、本当に」
――それでは最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いいたします
アレハンドロ「10月25日、両国国技館。散々、J2KXに屈辱を先月も味わわされ、代々木でも取られてしまったベルトを、今回は小田嶋くんと二人で取りに行きます。僕たちは同じ目的をもって、戦い方を同じくする仲なので、二人で重なり合えば必ず取れると思います。リベンジを果たしたいです」
小田嶋「自分は、個人的な思いというか、アレハさんの思いもそうだと思うんですけど、NOAHジュニアでもっともっと素晴らしい戦いを見せて、もっともっと『NOAHジュニアを見に行きたい、足を運びたい』とお客様に思ってもらいたいですし、僕自身もそういう戦いを見せられる自信が日に日に付いてきていると思っています。あとはやっぱり結果が欲しいです。本気でNOAHジュニアのトップを取りたいと思っています。今、AMAKUSAさん、Eitaさん、大原さんだけじゃなくて、僕の師匠のダガさんもメキシコに帰られて。この両国という地は、個人的に昨年ベルトを奪取した思い出の場所でもありますし、もう一度アレハさんと一緒にベルトを取って、J2KXをしっかり倒して、僕らが見せたい”本気のNOAHジュニア”の戦い、GHCの戦いに戻してみせます。応援、ぜひよろしくお願いします!」