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【緊急寄稿 第2弾!】今後のNOAH勢力図にも影響!? 7.9八王子大会で復活する清宮海斗&拳王のタッグチーム「海王」はどこに注目する?

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 現在、清宮海斗と拳王は宿敵として多くのファンに認識されているだろう。2019年5月に拳王が金剛を結成してからは激しい抗争を繰り広げ、同年11月の両国国技館大会、昨年1・1日本武道館大会、今年1・1日本武道館大会と両者のシングルは大舞台で実現。丸藤正道&杉浦貴世代、潮崎豪&中嶋勝彦世代に続いて、NOAHでいち時代を築いている。
 そんな両者の関係性が本格的に始まったのが2017年に入ってからである。そこから短いスパンで敵対、共闘を繰り返してたどり着いたのが2019年3~5月の“海王タッグ”であり、その決裂から端を発した金剛結成だった。7・9八王子大会での“海王タッグ”復活がいかなる意味を持つのかを、ひも解くためにはその歴史を振り返るしかない。

 

 2016年末でNOAHは新日本プロレスから侵略にやってきた鈴木軍との抗争に終止符を打ち「内部活性化」へと舵を切った。その時、ジュニアからヘビー級に転向したのが拳王であり、デビュー2年目ながらヘビー級最前線に参入を果たしたのが清宮。つまり、2人はNOAHヘビー級では“同期”なのだ。

 キャリア8年目26歳の清宮とキャリア16年目38歳の拳王がなぜライバル関係を築き、両者の闘いがNOAHの“新しい景色”を生み出せたのか。その答えが“同期”という関係性。どん底だった方舟を自分たちのような新しい力で盛り上げたい。そんな唯一無二の共通意識が常にあったことは、両者ともにことあるごとに語っている。

 

 

 2017年2月から清宮と拳王は杉浦貴と行動を共にし、6月25日の郡山大会第1試合で清宮海外武者修行壮行試合の相手を拳王が務めている。さらに、翌2018年1月、清宮は海外武者修行からの凱旋試合で拳王のGHCヘビー級王座に挑戦。両者のライバル関係が頂点ベルトを懸けて始まったことによって、NOAH新時代の扉が開いたと言っていい。

 2018年3月に杉浦が拳王からGHCヘビー級王座を奪取し、世代闘争が巻き起こると、清宮と拳王は再び共闘。同年9月には丸藤正道&齋藤彰俊のGHCタッグ王座に挑戦した。しかし、清宮が22歳の若さで11月にN-1 VICTORYの前身である「GLOBAL LEAGUE 2018」を制し、12月にGHCヘビー級王者になると、拳王は「会社が描いたオマエをNOAHの顔にさせるという台本通りに進めて何が刺激あるんだよ!」と挑戦表明。金剛結成の火種を感じさせるような発言だ。
 2019年1月のGHCヘビー級選手権で清宮は拳王にシングル5戦目にして初勝利。試合後には「拳王さんがいたからボクはここまでこられたと思ってます。ホントに感謝してます」とNOAHヘビー級“同期”との闘いが自身の原動力になっていることを語った。一方の拳王は「これからどうすればいいんだよ」と茫然自失…。

 

 そんな中で結成されたのが“海王タッグ”だ。清宮は2月にマサ北宮、3月に丸藤の挑戦を退け、新時代の到来を一歩ずつ形にしていき「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」開幕を前に、拳王に対して「新しい景色を作っていくためにはアナタの力が必要です」と共闘を要請。拳王も「テメーみたいな小僧に言われて悔しい。だが、オマエの言ってることも理解できる。NOAHは新しくなった。以前以上に輝いてる景色を見せてやろう」と了承した。

 

 

 “海王タッグ”は「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」開幕から小峠篤司&長井満也、モハメド ヨネ&クワイエット・ストームに連勝と好発進。時のGHCタッグ王者組の“AXIZ”潮崎&中嶋とは30分フルタイムドロー、杉浦&KAZMA SAKAMOTOに敗れはしたものの、マイバッハ谷口&火野裕士、“THE TOUGH”北宮&稲村愛輝に勝利を収め、4勝1敗1分と首位争いに加わっていた。
最終公式戦で勝てば、決勝進出だったのだが、彰俊&井上雅央相手に清宮がまさかのリングアウト負け。この失態に拳王が「オレとオマエは今日で終わりだ。オレはオマエのかませ犬じゃねぇんだよ!」と三下り半を突きつけ、若き方舟の救世主に対する反骨精神を原動力に金剛結成へと動く。
  それからNOAHの頂点を懸けたライバル闘争が幕開け。2021年10月の大阪大会における武藤敬司&桜庭和志戦では「SPECIAL TAG OSAKA N1 LIMITED」として一夜限りの“海王タッグ”復活もあったが、7・9八王子でそれ以来1年9カ月ぶりに清宮と拳王が同じコーナーに立つ。
 
 現在、両者は自身のキャリアにおいて大きなターニングポイントの渦中。新日本プロレス「G1 CLIMAX 33」に専念するため、NOAH7・15後楽園大会~8・28川崎大会まで欠場する清宮は、ホーム壮行試合になる。拳王はNOAH6・24徳島大会で金剛解散を発表した直後であり、今後の動向が注目されている。
 互いに重要な局面での“海王タッグ”復活。これが一夜限りになるのか、これからの新たなる闘いに向けた始まりになるのかはわからない。
しかし、確実に言えることがある。それは過去がそうであったように、“海王タッグ”復活が両者にとって次なる展開への大きな原動力になるということだ。NOAH7・9八王子大会の清宮&拳王から目を離すな!

 

(文提供/週刊プロレス 井上光)

 

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【大会概要】

「SUNNY VOYAGE 2023」

・日程:2023年07月09日(日)開始 16:00/開場 15:00

・会場:東京・東京たま未来メッセ

 

◆WRESTLE UNIVERSEでのご視聴はこちら

https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/nRAeWvg5YaVrybjgdc9cbi

 

<チケット情報>

最前列席       10,000円 (当日 10,000円)

S席          8,000円 (当日 8,000円)

A席          6,000円 (当日 6,000円)

B席          5,000円(当日 5,000円)

学生シート(要学生証)  2,000円 ※当日のみ販売

 

■チケットのご購入はこちら → https://eplus.jp/sf/word/0000001320

 

【対戦カード】

<第8試合 メインイベント・タッグマッチ>

清宮海斗 拳王 VS 征矢学 稲葉大樹

 

<第7試合・GHCナショナル選手権>

(王者)イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS AMAKUSA(挑戦者)

※第9代王者の5度目の防衛戦となります。

 

<第6試合・8人タッグマッチ>

ジェイク・リー ジャック・モリス YO-HEY タダスケ VS 潮崎豪 中嶋勝彦 HAYATA Eita

 

<第5試合・タッグマッチ>

アダム・ブルックス ニンジャ・マック VS スタリオン・ロジャース ダンテ・レオン

 

<第4試合・8人タッグマッチ>

サクソン・ハックスリー 藤田和之 鈴木秀樹 谷口周平 VS 丸藤正道 モハメド ヨネ マサ北宮 稲村愛輝

 

<第3試合・タッグマッチ>

近藤修司 吉岡世起 VS 大原はじめ アレハンドロ

 

<第2試合・タッグマッチ>

小川良成 LEONA VS スペル・クレイジー 藤村加偉

 

<第1試合・シングルマッチ>

Hi69 VS 小峠篤司

 

皆様のご来場、お待ちしております!

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