【清宮海斗インタビュー】“GHCチャンピオンとしての清宮海斗を北宮さんに叩き込む”清宮の恩返し！鬼の北宮を倒し、真の先輩越えなるか！？

インフォメーション 2024.09.25

　10月14日（月）「STAR NAVIGATION PREMIUM〜Akitoshi Saito Ridge Road Last KORAKUEN〜」東京・後楽園ホール大会にて、マサ北宮を挑戦者に迎える現GHCヘビー級王者の清宮海斗に話を聞いた。自身が入門した際の“鬼の道場長”であったマサ北宮に対して、そして挑戦者として迎え撃つ今のマサ北宮についてどのような想いがあるのか。入門当時の話も含めて、挑戦者のマサ北宮同様NOAHの道場にてインタビューを行った。

なお本インタビューはプロレスリング・ノア公式YouTubeにてご視聴いただけます。ぜひこちらもご視聴ください。

■視聴URL：https://youtu.be/Rbum3n3YhMY

【選手インタビュー】

※道場にて清宮海斗がちゃんこを食べる

清宮「やっぱり美味いな。めっちゃ美味しいですね。これは水炊きちゃんこですね」

―お好きな味付けなのでしょうか？

清宮「一番好きかもしれないですね」

―ですがNOAHで一番おいしいのはカレーちゃんことお聞きしましたが？

清宮「カレーちゃんこ…誰が言っていました？それは」

―うわさに聞いたものでして…。ではそのちゃんこにまつわるエピソードなどはありますか？

清宮「新弟子時代の話なんですけど、料理とかしたことなかったので。入門してから初めて料理を作ったんですけど、ちゃんこの時間になって“今日のちゃんこです”っていう風に出して。そしたら“オーイ！”と怒号が聞こえてきて。ちゃんこをすくい上げて箸で持ってるんですけど　大根とかが切れずに繋がっていたり結構大きめな大根が入ったりしていて、“おでんじゃねぇんだよ！お前なに作ってんだ！”と。“おでん食わせんじゃねぇよ”っていう風に怒られて、お前ちょっと来いと。その時本当にびっくりしたんですけど、手に包丁を持っていまして。殺されるのかな？って。すごい怖くて。それが自分の中でトラウマになってますね」

―ちなみに包丁を持っていた方は…？

清宮「北宮さんです。道場長が北宮さんだったので、やっぱり怖い印象が多くて。常にやっぱり怒られていましたし、練習もみんなでやるのでちょっとでも遅かったり、逆に早かったりすると“みんなでやってんだよ”って言ってお叱りを受けたりとか。北宮さんがいるから道場の秩序が守られていたっていうぐらい厳しく指導はしていただきましたね。ちょっとのことでも練習とかだと怪我とか、もしかしたら命に係わるっていうことがあるので、やっぱりそれぐらい緊張感はありましたね。北宮さんが健介オフィスでデビューされたっていうのを知っていて、厳しいんだろうなっていう覚悟はしていましたね」

―そのマサ北宮選手と2021年にGHCタッグ王座を戴冠しました。

清宮「その頃は自分もまだちょっとプロレスに対しての迷いがある頃だったので、結果が出たってことはすごく、そのひとつも嬉しいんですけど北宮さんと一緒にベルトを獲れたっていうのがメチャクチャ嬉しくて。やっぱり特別な想いがありますね、北宮さんには。ディファ有明の時も鈴木軍がNOAHに来てベルトを獲られたりだとか、NOAHとしても苦しい状況の中で、道場生を引っ張ってくれていたのは北宮さんだったので。その時一緒に俺たち道場生だけでもみんなでNOAHの力になって、NOAHを上げていこうなっていう話をしたので。気持ちとしては一緒に上がっていきたいていう、そういう気持ちです」

―その北宮選手とは今年のN-1 では時間切れ引き分けという結果になりました。改めてその試合を振り返っていかがでしょうか？

清宮「自分の中では常にリスペクトしている先輩なので。もちろんN-1で決着ついていないので超えたとは全く思っていないですし、やっぱり決着つけないとそこははっきりしてこないと思うんですけど…何かやっぱりもどかしいですよね。シングルのベルトも戴冠していない、結果が出ていないっていうのは“いや、そんなはずじゃないでしょ”って自分は思いますね」

―10.14後楽園ホールでは大岩選手との試合の後に改めて挑戦表明がありました。

清宮「いやもうほんとKYですよね。あそこで、大岩陵平の最後、NOAHラストマッチのあそこで出てくる必要あったのか？と。あれが大岩陵平を送り出す、ちゃんと最後まで送り出すことがNOAHにとって大事なことですし、それが未来にも繋がると思うんですよ。空気読めないなって思いましたね。これもちょっと自分が目標としている部分で、北宮さんは受けてから、受けて受けて自分を鼓舞していくスタイルだと思っているんですよね。そこも自分は参考にさせてもらっている部分があって、だから今の自分があると思っていますし。ただ今回の前哨戦に関しては全く違うスタイルできているなって。攻めに来ているなっていう風に感じるので。腕攻められて、まさかここまで北宮さんが勝ちに執着してくる。そんなに非情にくると思っていなかったし、自分でもホントこれまずいなって。正直今腕もすごくダメージ残っていますしこのまま攻められたらやばいっていうのがあるんですけど、ただあの鬼の北宮さんが来たことで自分も火つきましたし、北宮さんがあれぐらいの気持ちで来るんだったら自分だってこれまでのGHC戦だったりN-1だったり、ケガしたってなにしたってチャンピオンとして最後立ってやるっていう気持ちで来たんで。相手の気持ちを上回って、今のGHCチャンピオンとしての清宮海斗を北宮さんに叩き込もうと思います」

―北宮選手は今の清宮選手からベルトを奪うことに意義があるとおっしゃっていました。

清宮「うれしいですね。道場で教えてもらってトレーニングをやってきて今の自分があるので。やっぱりそこで次のタイトルマッチでしっかり北宮さんを超えることによって、倒すことによって恩返しにしたいと思います。あの人の教えが間違っていなかったことを後楽園でファンの皆さんにもお見せします」