【征矢の話】「あいつらの魂胆はもうわかってんだよ。正攻法なことで来ないんだろ? でもな、俺はこの腕がダメになろうが、必ずGHCナショナルのベルト…ナショナルくんを取り返してみせる。何よりあのナショナルくんが一番俺の腰に巻かれたがってるんだよ。その気持ちは俺が汲まなきゃ誰が汲むんだ。そうだろ? ナショナルくん、今でも少し聞こえるぞ。『今日みたいな試合をして、チャンピオンです? 僕はそんな恥ずかしいチャンピオンじゃありません』と試合中も聞こえてきたよ。とにかく! ナショナル! ナショナルぅぅ! ナショナルぅぅぅぅ! 2・11、必ずナショナルくん! 俺がこの腰にベルトを巻いてやるから! 待っててくれ!!」
【ガレノの話】「嬉しい! ソヤ、今日の勝利をありがとう。今日新宿FACEで勝ったように、後楽園ではソヤが新チャンピオンになり、僕も新チャンピオンになる。ビバ・メヒコ! ビバ・ハポン!」
【OZAWAの話】「ガレノ! お前がパチンコに行ったり、キャバクラに行ったり、タバコも吸ったりしているという! 報告が私の耳にたびたび入ってきておりまーす! お前な、おい。後楽園でさ、ベルト挑戦する人間としてちゃんと自覚もって動かなきゃダメだろ。そういうことばっかしてさ。練習とかさ、ちゃんとしてんの? そんなヤツが、そんな遊んでばっかいるヤツが挑戦していいようなベルトではありません! GHCヘビー級のベルトは! わかってのか? おい。これ以上な、遊んでるヤツが挑戦できるようなベルトっていってな、この権威を、GHCの権威を落とさないでくれ。よろしくお願いします! これはホントにお願いしたい、ぜひ。これから真面目になってください。僕もこれ一生懸命、防衛してんですよ。そんなヤツが挑戦できるベルトだって世間の皆様に思われるというのが悔しい! 悔しくてたまらないんです僕は! だから明日から、いや今日から心入れ替えて、ちゃんとこのベルトに挑戦できるような人間に、もう時間ないですけど、なってください。お願いします。ホントそれだけはよろしく頼みたいな。それだけだ、今日言うことは。じゃあな」
【遠藤の話】「征矢! 俺にもハッキリと聞こえたぞ、ナショナルくんの声が。今回は嘘じゃねえ。ナショナルくんはこう言ってたぞ。『征矢学の右腕が折れる音が聞きたい』ってな。このベルトは血に飢えているんだ。今日みたいな終わり方じゃ満足しねえ。2月11日、お前の腕の骨が折れる音、そしてお前の情熱の炎が消える瞬間を後楽園ホール…いや、全世界に届けてやる。お前らよく覚えとけ」