【オスプレイの話】「(日本語で)新日本プロレスのウィル・オスプレイです。IWGP UKヘビー級チャンピオン。楽しかったですか。(英語で)本当に夢が叶いました。16歳からずっと自分にとってヒーローだった丸藤選手とこうして試合ができました。本当に本当に日本のプロレスが大好きで、この機会を設けてくださった方々、NOAHのオフィスもそうですし、迎え入れてくれたNOAHのファンの皆さんにも凄く感謝しています。日本のG1に出てから凄く忙しいスケジュールだったんですけど、アメリカに行ったり、イギリスに行ったり、またアメリカに行ったり、またイギリスに戻って、そしてようやく自分の夢を叶えるために、この大事な試合に出るために日本に戻ってきました。そうして今日、試合の日を迎えることができて、こうして夢を叶えることができました。本当に皆さんに感謝するしかないと思っています。自分とエディ・キングストン選手はなんとなく似たような歴史を辿っているんですが、もしかすると、秋山選手とエディ・キングストン、そして自分と丸藤選手が組んで、試合をするというのも面白いのかもしれません。それぐらい自分もエディ・キングストン選手も日本のプロレスが大好きで、日本のプロレスこそが最高のプロレスだと思っています。そして、いよいよ次はこのベルトの防衛戦です。辻選手相手に防衛戦を頑張りたいと思っています」
【試合後の丸藤】
▼丸藤「ありがとうございました」
――オスプレイ選手と対戦した感想は?
▼丸藤「まさに天才です。ああいうレスラーを天才って言うんじゃないですか。みんなは俺のことをそうやって言ってくれたりするけど、俺なんか全然。そして、現代プロレスの完成型じゃないですか。しかもあいつが自分が完成していると思ってないから怖いよね。いや、素晴らしい。悔しいけど、素晴らしい。気持ち良かったです」
――超満員札止めの観客の反応を見てどうだった?
▼丸藤「本当にそれは1枚1枚のチケットの大切さっていうのは、この何年間も感じてきたし、こうやって今日、ソールドアウトという形でお客さんも応援してくれたというのは、やっぱりプロレスには可能性があると思うし、その可能性というものをしっかりどれだけ世間に伝えていくか。うちの選手だっていい選手いっぱいいるんですよ。いい試合だっていっぱいするんですよ。彼らのそれがただ伝わってないだけ。俺はたまたま彼らよりちょっとだけこうやって伝えられることができたから、今日こうなったけど、1人1人がこれをできれば、いつも常に超満員だ。武道館だって、ドームだって夢じゃない。別に上から言うわけじゃないけれど、そうしていくことが、1人1人が自覚を持ってやっていくことが、このNOAHの発展につながるんじゃないですか。だから、俺もこれからしっかり精進して。今日負けちゃったからね。精進して、全てがパーフェクトな形に。本当だったら、ジェイク・リーに勝って、ベルトを獲って、N-1に出て、N-1に優勝して、今日という日を迎えて、あいつに勝てば、俺のプロレス人生はもう言うことなかったよ。でも、それじゃもしかしたら引退してたかもしれないから。結果的にこれはよかったけど。生きて帰ってこれてよかったです。とんでもない技が多いからね」
――25年経ったが、まだまだレスラーとしての欲はある?
▼丸藤「今日見てどうでしたかね? 丸藤もうちょっとやれると思ってくれたなら、もうちょっとやらしてもらおうかな。結構なんだかんだ言ったって、ギリギリで生きてきたんで。でも、そのギリギリが楽しいしね。ギリギリでやれることをやると、こうやってお客さんが喜んで見てくれるんで。マスコミの方も俺の25年をずっと知っている方もいるし、もっともっとNOAHとしっかり歩んでいきたいと思います」